「いとみち」原作改変の理由は豊川悦司、横浜聡子「生まれ持っているものが大きい」
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横浜聡子
「いとみち」の監督・横浜聡子がWeb番組「活弁シネマ倶楽部」に登場。その模様がYouTubeで配信されている。
越谷オサムの同名小説を実写化した本作は、津軽三味線が得意な青森の高校生・相馬いとを主人公とした青春音楽ドラマ。いとが津軽メイド珈琲店でアルバイトを始めたことをきっかけに成長していくさまが描かれる。「名前」の駒井蓮がいと、豊川悦司がいとの父親で民俗学者の耕一を演じた。
原作から変更し、東京からやって来たというオリジナル設定となった耕一。その理由を横浜は「豊川さんが生まれ持っているものが大きいんですよね。なので、豊川さんを津軽の男にするのでなく、豊川さんから始まる何かを役に与えたいなと」と述べ、「思い返してみれば、『ウルトラミラクルラブストーリー』で麻生久美子さんが演じたキャラクターもそうなんですよね。東京から津軽にやって来た人。外部の存在が、青森の地に根付くという。豊川さんだったら、なおさらこっちのほが面白いなと思い至ったんです」と振り返った。そのほか番組では本作の本質を探っている。
「いとみち」は6月25日より全国ロードショー。