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1万人から選ばれた新ガールズユニットiScream がメジャーデビュー! 「LDHを代表するような存在になりたい!」

音楽

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iScream 左から、YUNA、RUI、HINATA

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2018年に開催された『LDH Presents THE GIRLS AUDITION』にて約1万人のエントリーの中からグランプリを受賞したRUIとファイナリストのYUNA、HINATAの3人で2019年に結成されたユニット「iScream」がついにメジャーデビューを果たす。16~17歳ながらも3人それぞれが高い歌唱力とダンスの実力を持っており、今後のLDHを背負うべきガールズユニットとして期待が高まる。6月23日のデビュー曲『Maybe...YES』の発売を前にメンバーに今の心境、そしてこれからについて話を聞いた。

――グループの結成から約2年を経てデビューとなりますが、今の気持ちとこれまでの2年間がどういう時間であったかを教えてください。

YUNA 結成されたのが2019年で、そこから2年経ってのデビューになるんですが、これまで3人でいる時間がすごく長くて、自分たちでダンスを作ったり、歌唱の課題を決めてそれを動画に撮って共有したり、この2年はスキルアップのために使っていた時間でした。長く感じることもあったけど、今となっては必要な時間だったなと思います。

YUNA

RUI 小さい頃からずっと「アーティストになりたい」と言い続けてきて、やはり“デビュー”というのはひとつの到達点であり、通過点だと思っています。まずひとつ夢をかなえることができて嬉しいですし、MVも公開されて、ようやく実感がじわじわとわいてきて、友達や周りから連絡をもらったりして、こんなにもみんなが自分たちのことを気にかけてくれていたんだなと感じているし、今こうやって世の中に一歩を踏み出すことができたんだなと実感しています。

ここまでの2年はやっぱり長くて、これからどういう活動をしていくのかというコンセプトを決めたりしつつ、いつデビューできるのか?という思いもあり、そんな中でコロナ禍になって不安もあったし、何かを頑張りたいし、成長したいけど、何に向かって頑張ればいいんだろう……?という思いもありましたが、3人で力を合わせて、より絆を深める時間になったんじゃないかと思います。

RUI

HINATA もうふたりが十分に言ってくれたんですが、やっぱりデビューが決まって素直に嬉しいです。「私がデビューできるなんて!」という驚きもあるんですけど、たくさんの人にiScreamを知ってもらえるように活躍したいと思います。

この2年の間、コロナの影響もあって外に出られなかったり、思うように活動できないこともあったんですけど、その時期に溜めたスキルを存分にこれから発揮できたらと思いますし、コロナで活動できなかった分、皆さんに期待していただいているんじゃないかと思うので、それに応えていきたいなと思っています。

HINATA

3人それぞれの魅力とは? メンバーどうしで他己紹介

――あらためて、ひとりひとりの魅力や持ち味について伺いたいと思います。せっかくですので、メンバーどうしで自己紹介ならぬ“他己紹介”という形でお願いします。

YUNA 私からRUIを紹介しますね。私たちが出会ったのは中学1年生の後半で、第一印象は私とはタイプが違うというか、すごくメイクが濃くて……(笑)。

RUI これ、いつも言われるんです(笑)!

YUNA 赤リップに赤のマニキュアで派手な印象で「怖いな……」と思いましたね(笑)。その後、同じグループで活動することになってツインでボーカルだったので“相棒”みたいな感じで、知らない間に親友になってました。でも第一印象は「絶対に仲良くなれないな……」と。それはHINATAもですね(笑)。ふたりとも、私が絶対に仲良くならないタイプだろうって思ってました。

性格的なところでは、RUIは人のことを悪く言わないし、かといって持ち上げたりもしないし……。

RUI どういうこと(笑)!?

YUNA 悪い意味じゃなくて、正直に全部話してくれる人ですね。隠し事もしない……もしかしたらあるかもしれないけど(笑)、でも、すごく優しいんです。

RUI

RUI ありがとう(笑)。中々こういうふうに言われることないので新鮮だね(笑)。私はHINATAについて紹介しますね。私がHINATAを初めて見たのは、このiScreamが結成されたきっかけにもなった2018年のオーディションの第3次審査で、みんな地方出身で、東京の審査で顔を合わせたんですね。

そのとき、HINATAはツインテールを巻いてたんですよ。おそらくHINATAのその日のイメージカラーは赤で、トップスも真っ赤で、赤いリボンをつけて、独特のHINATAだけの世界を醸し出してて、すごく肝が据わってる感じがしたんですよね。周りとも群れようとせずにオーラがありました。

この2年は、YUNAよりは出会うのが遅かった分、まずはHINATAのことを知る、それから私のことを知ってもらう時間だったなと思います。今は何でも話せる仲になったけど、いss世に過ごす時間が増えるごとに信頼関係が少しずつ深まっていくのを感じていますね。自分の人生で、たった2年でこんなに仲良くなるってあまりないんじゃないかなってくらい、HINATAに対して心を開いてるし、HINATAも心を開いてくれているし、いい信頼関係を築けているなと思います。

――RUIさんから見たHINATAさんはどんな性格ですか?

RUI すごくポジティブですね。決断力があって、私たちふたりがどうしようかって迷うとき、例えば服を選ぶときでもだいたいHINATAに聞けば「こっちだね」って決めてくれるんです。1歳下ですけど迷ったら頼っちゃいます。あとは面白くてギャグセンスが高いので(笑)、盛り上げてくれるし、HINATAがいてくれたらとりあえずこの場は大丈夫!って思わせてくれる安心感がありますね。

――ちなみに今のお話に出た第3次選考の際のツインテールに関しては、HINATAさんは狙って?

HINATA そうですね。地元のEXPG(※LDHが運営するダンス、ボーカルなどのスクール)仙台校のスタッフと相談して、ツインテールの方が目立つんじゃないかってことでそうしたんですけど、今でも「ツインテールの子だよね?」と言われることがあって、ツインテールのおかげで私のことを覚えてくださる方がたくさんいるのでそれは嬉しいですね。

HINATA

――続いてHINATAさんからYUNAさんについてご紹介をお願いします。

HINATA YUNAはオーディションの合宿審査で初めて顔を合わせたんですけど、その日はすごく暑くて、Tシャツをパタパタさせながら水を飲むYUNAの姿が今でも頭の中に残っていて。第一印象は“汗が似合う女の子”でしたね(笑)。CMを見てるんじゃないかってくらい爽やかでした。

合宿中もすごく優しくて、一緒に戦ってくれるという感じで、それは今でも変わってないところですね。一番真面目でストイックで、目標に向けて毎日コツコツ努力できるのがYUNAですね。iScreamに対しても、いつも危険信号を出してくれるのもYUNAで「今は違う」とか「これをやるべき」とか言ってくれて、ユニットを引っ張ってくれる存在ですね。

――3人で意見がぶつかったり、ケンカになったりすることはないんですか?

YUNA 意外と今のところなくて、自分たちでもビックリしてるんですけど……。

RUI 「本当は仲悪いんでしょ?」とか周りからは言われるんですけど(笑)。本当にそんなことなくて、お互いに直した方がいいところとか「こうした方がいいよ」ってことは言い合うし、でもそれを言われたからといって、怒ったり、気を悪くしたりもしないので……。

YUNA 3人とも個性が違うので、一緒にいて飽きないんですよね。毎日一緒にいるけど、なんか動物の生態を眺めてるような感じで……。

RUI YUNAが一番動物っぽいよ(笑)! YUNAはそこにいるだけで面白いからね。YUNA自身は無意識で、水を飲んだりしてるだけなのに、それが私たちにはツボなんです。

HINATA 癒し系だよね(笑)。

YUNA

デビュー曲『Maybe...YES』はここを見てほしい!

―― 今回の『Maybe...YES』のMVの撮影は渋谷のど真ん中でしたが、皆さん、地方から上京されて東京での生活には慣れましたか?

RUI 少しずつ慣れてきましたね。

YUNA 渋谷もみんなでたくさん行きました(笑)。

HINATA 渋谷を通るとMVを撮影した場所なのに違う場所みたいだなって思いますね。

RUI 地元にいた頃はニュースでスクランブル交差点が映ると「あ、東京だ」ってどこかで自分とは関係ない場所、異空間のような気持ちで見てたんですけど、そこでまさか数年後にMVを撮ることになるなんて……(笑)。

――iScreamの魅力、強み、ファンにここをぜひ見てほしい! というポイントを教えてください。

YUNA 3人とも個性がバラバラで、性格的な部分もそうですけど、パフォーマンスや歌唱の部分でも違うので、いい意味で補いながら互いの良さを引き立てて、iScreamの魅力を増すことができるのが強みだと思います。3人ともが歌いながらダンスもするので、そこも見てほしいですね。

――ご自身の歌唱、パフォーマンスの個性はどういう部分にあると思いますか?

YUNA 私は歌に関しては、伸びやかな高音部分が得意分野でiScreamの楽曲でも高音を担当することが多いです。パフォーマンスについては……どうだろう?

RUI YUNAのパフォーマンスって目を引くんですよね。今回の『Maybe...Yes』という楽曲はすごくキャッチーな曲なんですけど、踊り方もすごくキャッチーで、そうやって曲に合ったダンスができるのがYUNAだなと思います。普段のレッスンでも、目線からYUNAの熱量が出てるというか……。

HINATA すごく大人っぽいよね。

RUI 1回見たら気になってずっと見ちゃうのがYUNAのダンスだなと思います。

――RUIさんは歌唱、パフォーマンスに関して、自身の強みや個性はどういった部分にあると思いますか?

RUI 私は歌だとちょっと艶やかな部分、ビートがゆっくりの大人っぽい落ち着いた雰囲気のメロディが自分の声と合っているのかなと思います。バラードだったり表現力が求められる部分が好きでもあり得意なので、今後、iScreamでバラードをリリースする際には頑張りたいですね。ダンスに関しては……どうだろう(笑)?

HINATA RUIは軸がしっかりしていて、無駄な動きがないキレイな踊り方をするんですよね。RUIのキレイなダンスは尊敬してますね。

――HINATAさんはご自身の歌唱、パフォーマンスについては……?

HINATA 私はiScreamの楽曲ではサビ前だったり、盛り上げていくところ、キャッチーな小悪魔っぽい部分を担当することが多いです。キャッチーなセリフっぽいところとかを聴いてほしいです。パフォーマンスは……?

YUNA HINATAはひと言でいうとカリスマ的なところがあるんですよね。立っているだけでオーラがあって、HINATAというブランドがあるなと思うんです。ファッションもそうだけどダンスも自信があることが見ている人に伝わるんですよね。活き活きしてて堂々としている姿が素敵だし刺激を受けますね。

――今回リリースされる『Maybe...Yes』に関して、お気に入りのポイントやファンに楽しんでほしい部分はありますか?

RUI 個人的には歌詞が好きで、恋する気持ちがストレートにピュアに描かれていて、情景が思い浮かぶところが素敵だなと思いますね。一番好きなのが2番のAメロで“斜め後ろの席から君が視界に入るたびClose my eyes”という歌詞があって、学校の教室のシチュエーションが想像できて青春だなって感じます。

YUNA パフォーマンス面に関してになるんですが、今回、振付けをプロダンスリーグ“D.LEAGUE”に出場している“I'moon”チームディレクターのRuuさんに担当していただいていて、すごくキャッチーでかわいいんです。“ハート”って言葉が出てくるところが多いんですけど、そこでもみんなでハートを作ったり、歌詞にリンクした振付が多くて覚えてもらいやすいので皆さんにマネしてほしいです。

HINATA 私は少女漫画の中に入ったような楽曲の世界観がすごく好きで、ファンの皆さんにも最初から最後まで歌詞を見ながら、少女漫画の主人公の気分を味わってほしいです。

3人それぞれの目標とする存在、成し遂げたい夢とは?

――アーティストとして目標とする存在、ライバルと感じている存在がいれば教えてください。

RUI EXPGにいたので、憧れはEXILEさんやE-girlsさんといった先輩グループですね。皆さんの背中を見て「私もこうなりたい!」と思ってずっとレッスンを続けてきたので、すごく大きな存在で、「もっと頑張らなきゃ」と思うし、先輩方に追いつけるように、そして、いつの日か隣に並ばせていただいたときに恥ずかしくないように成長していければと思っています。

YUNA ライバルは自分たち自身でもありますね。自分に打ち克って、限界を決めずにどんどん上に行けるように頑張りたいなという思いが強いです。

――特に先輩の中で影響を受けたり、インスピレーションをもらった存在はいますか?

RUI 怜さん(Flower、E-girls元メンバー)さんですね。これまでの自分が一番影響を受けて「こうなりたい!」と思った存在で、バラードをしっとりと歌い上げる姿をライブなどで何度も拝見して、心を奪われるパフォーマンスだなと感じていました。グループの真ん中で活躍している姿も憧れで、すごく尊敬しています。

HINATA 私はLDHのHappinessの藤井夏恋さんが大好きで本当に尊敬しています。ダンスや歌はもちろん、ファッションの分野で活躍されていることも憧れで、私もお洋服が大好きなので、そういう面でも勉強させてもらっています。考え方、振る舞い、ステージでの姿……全部が大好きで憧れています!

――iScreamというユニットとして達成したいこと、個人として成し遂げたいことや夢があれば教えてください。

YUNA iScreamとしては、すごく大きな言い方になってしまうんですが、世界に飛躍していけるようなグループになりたいというのが夢です。

HINATA “日本のみならず、グローバルな活動を展開するグループになる”というのが一番の目標です。今は大きく聞こえるかもしれないですけど、LDHの名前を、もっと世界に知ってもらえるきっかけとなるグループになれたらと思っています。

YUNA 個人としては、小さい頃から何かになりきることが好きで、女優になりたいと思っています。演技や作品って知らない間に無条件にその世界に連れて行ってくれて、主人公と同じ気持ちになって、自分を助けてくれる言葉をくれる存在で、そこから私自身、たくさんのインスピレーションをもらいました。私も誰かにそういうものを与えられる人間になりたいし、ミュージカルが大好きなので歌って踊って演技もできる存在になれたらいいなと思っています。

RUI 私はiScreamとしてデビューする前からソロとしても楽曲を配信させていただいているので、グループとしての飛躍ももちろんですが、ソロとしてiScreamとはまた違う、もっと感情的な楽曲や表現を発信していけるシンガーになりたいと思っています。

HINATA 私はトークが好きなので番組のMCをやってみたいです! それからお洋服が大好きなので、将来ライブの衣装に携わったり、ファッションブランドも展開できたらいいなと思っています。

取材・文:黒豆直樹 撮影:稲澤朝博

『Maybe...Yes EP』
6月23日(水)リリース
初回生産限定盤(CD+DVD) 2200円(税込)
通常版 1540円(税込)

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