Guianoが目の前の観客に覚悟をもらった2ndアルバム発売ワンマン、新曲3作も披露
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Guiano(撮影:黒崎健一)
Guianoのワンマンライブ「Guiano 2nd ONE-MAN LIVE『A』」が6月19日に東京・WWW Xにて開催された。
この公演は3月にリリースされたGuianoの2ndアルバム「A」の発売を記念して開催されたもの。当初この公演は4月に開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けライブは延期に。この日に振替公演が行われ、その模様がStreaming+で生配信された。
真紅のジャケットを羽織った少し大人びた装いのGuianoは、「晴れるなら」でライブをスタートさせる。アコースティックギターの調べに乗せて切実な歌声を響かせる彼は、時折観客のハンドクラップを煽りながら、ライブを盛り上げていく。その後Guianoはストロボの光を受けながら「どうもしようもない」、さらに立て続けに「I love you」をパフォーマンス。MCでは「こうして目の前に人が立ってるのを見ると、自分が音楽をやってきて得たもの、失ったものを再確認できる気がします」と心境を語った。
その後Guianoは、バーチャルシンガー・理芽への提供曲「法螺話」のセルフカバーを経て、「死んでしまったのだろうか」「I Don’t Wanna Know」「最低だ」を披露。シリアスなリリックを心地いいメロディに滑らかに乗せ、目の前の観客と画面越しの視聴者に届ける。続けて「あの夏の記憶だけ」がエモーショナルに歌い上げられたのちに、タイトル通りのポップチューン「ポップソング」が軽快にパフォーマンスされ、フロアは盛り上がりを見せた。
また、この日のライブでは新曲もたびたび披露された。最初に歌われた新曲は、Guiano曰く“特異な曲”だという「Go to Bed」。この曲で彼は攻撃的なリリックのラップを聴かせる。理芽をフィーチャーした楽曲「透過夏」では、PCから理芽の歌声が流れ、綺麗なハーモニーが奏でられた。またこの日2曲目となる新曲「I I I」でGuianoは、ファルセットを交えながら伸びやかな歌声を響かせる。本編のラストには「今目の前にいるみんながGuianoを目撃してくれて、改めてGuianoとしてやっていく覚悟ができました。ありがとう」と感謝を述べた。Guianoはそのまま「優しい大人になりたい」を切なく歌い上げ、ステージをあとにした。
アンコールに応え再び登場したGuianoは、アコースティックギターの弾き語りで「baby」と「アイスクリーム」をパフォーマンス。感情的にかき鳴らすギターの音色と、力強い歌声で観客を魅了する。最後にGuianoは新曲「雲の影」を披露しながら、「みんな今日はありがとう」と客席に笑顔で手を振りライブを締めくくった。
なおStreaming+では公演のアーカイブ映像を6月27日23:59まで配信中。チケットは同日18:00まで販売されている。
「Guiano 2nd ONE-MAN LIVE『A』」2021年6月19日 WWW X セットリスト
01. 晴れるなら
02. どうもしようもない
03. I love you
04. 法螺話
05. 死んでしまったのだろうか
06. I Don't Wanna Know
07. 最低だ
08. あの夏の記憶だけ
09. ポップソング
10. 夜考
11. Go to Bed
12. 風の吹くまま
13. シャナ
14. 透過夏
15. I I I
16. Love & Music
17. 帰ってくるよ
18. 優しい大人になりたい
<アンコール>
19. baby
20. アイスクリーム
21. 雲の影