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TOKASレジデンス2021成果発表展『A Scoop of Light』開催決定 世界の現実を映すクリエーター5名の作品を紹介

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TOKASレジデンス2021成果発表展『A Scoop of Light』

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東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団が、東京オリンピック・パラリンピックの開催気運を高めることを目的とした“Tokyo Tokyo Festival”の一環として「トーキョーアーツアンドスペース レジデンス2021 成果発表展『A Scoop of Light』」を実施する。

トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)では、2006年よりレジデンス・プログラム「クリエーター・イン・レジデンス」を開始。東京や海外の派遣先を舞台に、ヴィジュアル・アート、デザイン、キュレーションなど、さまざまな分野で活動するクリエーターたちへ滞在制作の機会を提供している。2020年度は新型コロナウイルスの影響で海外への移動が困難となったことで、レジデンス・プログラムも延期や中止が相次ぎ、TOKASでは初めてとなるオンライン・レジデンスを実施した。

本展では2019年度、2020年度にレジデンス・プログラムに参加した国内外5名のクリエーターによる成果を紹介する。筑波大学大学院芸術研究科修了のクリエーター、船井美佐は当初計画していた「ドイツの視点から日本を考える」ために、これまで蓄積してきた思考の断片を、さまざまな素材を用いてインスタレーションに表現。武蔵野美術大学空間デザイン学科卒業の菊地智子は、過去のトラウマや、それを乗り越えどう生きるか、他人の苦しみをどう分かち合うかを主題に、韓国在住の北朝鮮人や、北朝鮮人と中国人の両親のもとに生まれた子供たちの物語をとおして考察するマルチスクリーンの映像作品を展示する。

韓国やベルリンを拠点に活動するYujuは、アジア人権団体「Metoo-Asians」をとおして、ドイツ国内で表面化するアジア人差別問題にスポットを当て、その差別の現実を社会に訴えかける映像作品を展示。美術とパフォーマンス・アートが交差する独自の作品制作を 行っているヴェーバーは、「地球外生命体に向けた求愛ダンス」というテーマに取り組み、撮りためたビデオ・クリップをもとにフェイク・ドキュメンタリーを発表する。パリ国立高等美術学校卒業後もパリを拠点に活動するダルルは、東京在住のアラブ圏出身者へのリサーチや、異邦人としての視点から見えてくる表象としての日本や祖国をもとにした作品シリーズを展開した。

社会のはざまに埋もれていたかもしれない現実にフォーカスを当て、今世界で起きていることや、様々な課題に対峙していく方法を探り出そうとしている。そんな彼らが作品を通して紡ぎ出す、見えていなかった事実を目の当たりにしてほしい。

【開催情報】
「トーキョーアーツアンドスペース レジデンス2021 成果発表展『A Scoop of Light』」
会期:2021年7月3日(土)~8月9日(月・祝)
会場:トーキョーアーツアンドスペース本郷(東京都文京区本郷 2-4-16)
開館時間:11:00〜19:00(最終入場は30分前まで)
休館日:月曜日(7月26日、 8月9日は開館)
入場料:無料
クリエーター:船井美佐、菊地智子、Yuju、ユリアン・ヴェーバー、バディ・ダルル
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 トーキョーアーツアンドスペース
提携都市 / 機関:クンストラウム・クロイツベルク / ベタニエン、ベルリン市(ドイツ、 ベルリン)、セマ・ナンジレジデンシー(韓国、ソウル) ウェブサイト:https://www.tokyoartsandspace.jp/archive/exhibition/2021/20210703-7051.html

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