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扉座40周年記念公演「解体青茶婆」開幕、横内謙介「再演を繰り返してゆける作品になった」

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劇団扉座 第70回公演 劇団創立40周年記念「解体青茶婆」より。

劇団扉座「解体青茶婆」が、昨日6月26日に神奈川・厚木市文化会館 小ホールで開幕した。

同劇団の第70回公演にして、劇団創立40周年記念公演となる本作は、杉田玄白の「蘭学事始」に記された、江戸の蘭方医たちによる人体解剖見学の顛末を描いた新作。1771年、養育費目当てで幼児を引き取り殺していた、青茶婆という毒婦が斬首された。腑分けの機会を得にくい時代だったが、珍しく奉行所から許可が下り、蘭方医たちは青茶婆の死体を解剖することになり……。

作・演出を手がける横内謙介は「昨年、コロナ禍の自粛中に、構想を練り、支度していた新作です。今を生きる劇作家として、今、この時に創り、観て頂くべき作品にしたいと、願いと祈りを込めました」と本作に懸ける思いを語ると共に、「扉座を長く見守ってくださるお客様方が、制限内満席で迎えて下さり、鳴り止まぬ熱い拍手を送って下さいました。40周年の記念の年、忘れられない初日になりました」と初日を終えた心境を明かす。また、「財産として、再演を繰り返してゆける作品になったと思います。座・高円寺での、公演に更に燃えたいと思います」と東京公演に向けて意気込みを語った。

厚木市文化会館 小ホールでの公演は本日6月27日まで。その後、30日から7月11日まで東京の座・高円寺1で上演される。

劇団扉座 第70回公演 劇団創立40周年記念「解体青茶婆」

2021年6月26日(土)・27日(日)
神奈川県 厚木市文化会館 小ホール

2021年6月30日(水)~7月11日(日)
東京都 座・高円寺1

作・演出:横内謙介
出演:岡森諦、中原三千代、有馬自由、山中崇史、犬飼淳治、鈴木利典、新原武、砂田桃子、小川蓮