男は離婚調停を前に悪酔いし…ラジオドラマ「バンザイタイムマシン」に小西遼生ら
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NHK-FM「FMシアター『バンザイタイムマシン』」出演者(写真提供:NHK)
小西遼生らが、本日7月10日22:00からNHK-FMで放送されるラジオドラマ「バンザイタイムマシン」に出演する。
2021年夏。足立肇(小西)は翌日に、妻の美月(彩乃かなみ)との離婚調停を控えていた。傷心の足立が大学時代の友人と場末のバーに入ると、店員のヒカリ(昆夏美)が1曲300円で歌を買わないかと言う。金を渡すとヒカリは自作曲を歌い始め、悪酔いした足立はカウンターに突っ伏してしまう。やがて足立は店の隅の、「使用禁止」と書かれたカラオケにウルフルズの「バンザイ」を入力する。「歌はタイムマシンなのか時間が巻き戻る気がする。俺を25年前に連れ戻してくれる」、足立がそう思った途端……。
作を手がけるのは一色伸幸。出演者には小西、彩乃、昆のほか、岡本富士太、阪田マサノブ、成清正紀、小出恵美子が名を連ねた。小西は本作について「少しの寂しさと、とらえどころのない深い喜びを感じて頂ければ幸いです」と語っている。
なお小西の出演するブロードウェイミュージカル「ピーターパン」が、7月22日に東京・めぐろパーシモンホール 大ホールでスタートする。
小西遼生コメント
ウルフルズ、PUFFY、大黒摩季、、
耳にするだけで懐かしく、青春時代が蘇る曲たちが流れてくる。
当時仲間と行ったカラオケでしょっちゅう歌い騒いでたなぁ。
そんな時間を懐かしむほど、自分もそれなりに時を歩んできたんだと実感した。
そしてそんな時間を当たり前に過ごしてた、コロナ以前の世の中が既に違う世界に感じてしまう。
声だけで紡ぐ物語には、それを聴く人の想像力が溢れ、きっと人の数ほど、それぞれ歩んできた情景がそれぞれの心に広がっていく。面白い。
コロナ禍により繋がった脚本の一色伸幸さんとの出会い。その時作られた、各々の家からリモートでの収録が行われたYouTubeチャンネルも新しいクリエイションの形を感じたけど、やはり同じ場所、同じスタジオでお互いの顔を見ながら作品を作ることの幸せを今回の収録で実感しました。
この番組をお聴きの皆様も、それぞれが生きてきた時代や、これまで出会った人との繋がり、過ぎた時間を尊びながら、このドラマをお楽しみください。
少しの寂しさと、とらえどころのない深い喜びを感じて頂ければ幸いです。
NHK-FM「FMシアター『バンザイタイムマシン』」
2021年7月10日(土)22:00~22:50
作:一色伸幸
音楽:澁江夏奈
出演:小西遼生、彩乃かなみ、昆夏美、岡本富士太 / 阪田マサノブ、成清正紀、小出恵美子