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人気沸騰中のインフルエンサー、なえなの・中村里帆・宇佐卓真が明かすZ世代の本音

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(左から)宇佐卓真・なえなの・中村里帆 撮影:杉映貴子

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Z世代の男女から絶大な支持を集め、SNSだけではなく様々なメディアで活躍しタレントとしても活躍中のなえなの、ファッション雑誌『Ray』の専属モデルで女優としても活躍している中村里帆、モデル・俳優として着実に実績を積み上げている宇佐卓真が全く新しいドラマに出演する。実在する通話型SNS“Yay!”で発信していたことがきっかけで出会った若い男女が「対決落語」という競技に挑戦することになり、新しい経験をし、成長していくSNS配信ドラマ「対決落語」。
3人に本作に挑戦してみて見えたことや、Z世代の本音、実態についても聞いた。

初めて触れた落語の世界 日本の文化を知るきっかけにも

――みなさんは7月28日(水)からTwitterで、そしてアーカイブはYouTubeでも配信されるSNSドラマ「対決落語」でメインキャストを務めます。Yay!で人気のあった若者たちが集められ、落語で対決するというストーリーですが、落語に触れたことは今まであったのでしょうか。

なえなの 落語のことはあまり知らなくて、聞いたこともなかったので、最初に抱いたのは堅苦しくて、古いイメージでした。自分たちの世代とはかけ離れた、江戸時代のもの、みたいなイメージで。そこにヒップホップとかも組み合わせて落語で対決をするというお話と聞いて、どういう作品になるんだろう?と思いました。

中村里帆(以下、中村) 私は落語をテーマにしたドラマを観たことがあったので、落語に挑戦できる!とワクワクしながら脚本を読みました。脚本の内容がただ落語で対決するというだけではなくて、落語の中に登場人物たちが自分の思いを込めていたりして、すごくカッコいいものになっていたので、ますますワクワクしました。

宇佐卓真(以下、宇佐) 僕は落語に触れたことが今までなかったので、最初にお話をいただいたときは、自分は日本人なのに日本の文化をあまり知らないんだな、改めて思いました。YouTubeなどで落語を学んでみて、すごく奥深いものだと知り、若い人たちにもこの「対決落語」の作品を通して、落語や日本の昔からの芸術についてもっと知ってもらいたいと思うようになりました。

――実際に作品の中で落語を話してみて、いかがでしたか?

なえなの 落語を覚えるのは難しくて大変でした。セリフが長いですし、ただしゃべるのではなく、リズムにのせて話さないとならなかったので。しかもそれをワンカットで撮ったので緊張もしました。対決のシーンは台本読みのときから、実際に対戦チームの人たちと向き合って読みあったんですけど、毎回、私たち「海猫堂チーム」が順番が後なんですよ。前半は相手の落語を聞いていることになるんですけど、相手チームがすごく上手に思えて、自分は大丈夫なのかな、っておどおどしちゃって、そのせいでセリフが飛んでしまうことがよくありました。本物のバトルみたいな緊張感が感じられて、とても難しかったです。

中村 実際の対決落語のシーンはテンポも速かったですし、動きもつけないといけなかったので、思っていた以上に難しかったです。でもやり終えたあとの爽快感がすごくて。本当にこういう競技があったらいいのに、今活躍されている落語家さんたちがやってくれたらいいのにって思いました。

宇佐 僕は対決相手が波田陽区さんだったんです。もうオーラがすごくて、彼の目の前で落語をやるのが怖くて、絶対に失敗できないって思いました。そのプレッシャーもあってか、本番はあまり時間がかからずにOKを出せたんですけど…。台本があって撮り直しもできる撮影でもこんなに緊張するなら、本当に「対決落語」という競技があったら、すごくやりがいがあって楽しいだろうなって思いました。

もっと新しい挑戦をしてみたい!と思うきっかけに

――それぞれの役柄についてはいかがでしたか?平凡だなと思っていた日常が、対決落語を知って変わっていくわけですけど。

なえなの 私が演じた凛花は本当に平凡女子で、可もなく不可もない、がいいタイプなんですけど、それはSNSでちょっと有名だというのがあるからなんだなと思って。それがあるから、他に何かチャレンジしなくてもいいやって思っているところが、自分と重なりました。私もSNSでの活動をしていて、それで満足してしまっているところがあるなと思って。新しく冒険に出て、いろんなことに触れて、可もなく不可もなく、以上のいいことがあると知った凛花を演じてみて、すごく自分も刺激になりました。もっといろんなことに挑戦してみようかなと思えて。

もともと、やったことがないことに対して、やりたいと思うことがあまりないタイプなんです。今まで自分が興味が沸いたことにしかチャレンジしないできたんですけど、凛花は落語に興味がなかったけど、真剣にやってみたら新しい人に出会ったり、いろんなものを得ることができたので、やったことがないけど頑張ってみる、という経験をしてみるのはいいことなんだなと、役から学びました。

――ご自身に凛花ちゃんは近かったんですね。

なえなの はい。テンション感が一緒でした。感情の上げ下げがあまりない感じでずっと一定なのが、すごくそっくりで。普段、感情のアップダウンがあまりなくて、人と一緒にいてもそうなんです。

中村 私が演じた基子はきっちり三つ編みをしていて、一見すごく大人しそうな女の子なんですけど、落語と師匠のためならストーカーもしちゃうような熱いところもあって、みんなの前でボケたりとか、そういうことも率先してできちゃう。すごくチャーミングだなと思ったので、クラスの委員長をイメージして演じました。真面目だけど暗くはなくて、みんなを引っ張っていく女の子なので、騒ぐときは思いっきり声を張ったり、元気な部分も見せるようにして基子を作っていきました。

宇佐 僕が演じた卓郎はどこにでもいるような普通の人なんですけど、最近、普通じゃない役を演じることが多かったので、すごくやりやすかったです。自分と重なる部分も多くて、監督と話しながら細かい部分を作りこんでいきました。SNSドラマなので、1話が7分~
10分くらいなんですよ。その短い尺の中で、卓郎の成長を見せたかったので、最初のほうはちょっと暗くて、あまり人を信用していない、内にこもっているイメージで演じました。それが徐々に個性を出していけるようになるところがひとつの見どころでもあり、観てくださる方に気づいてほしいところです。

上京したことが、自分の人生をぴょんっとリセットするきっかけに

――劇中でみなさんが「対決落語」に出会ったように、実際にひとつの出来事で変われた、といった経験はありますか?

なえなの 上京かもしれないです。ずっとこの仕事をすることを両親にも学校にも反対されていて、地元でこのままアパレルブランドの店舗スタッフをやっていこうかなって思っていたんですけど、思い切って仕事を辞めて、東京に出てきてから、本当にたくさんのお仕事をいただけるようになりましたし、自分自身のモチベーションも上がりました。人生をぴょんって一回リセットして、頑張るぞ!って思えたのが上京です。

中村 私はモデルしかやらない!って決めて上京してきたんですけど、数年前に受けたお芝居のオーディションが変わるきっかけになりました。モデル志望でお芝居はやらないって思っていたんですけど、そのオーディションで最後のほうまで残ったんです。そしたらいつの間にかお芝居の虜になっていて。そのオーディションは結局上手くいかなかったんですけど、それを機にお芝居をやりたい!というスイッチが入ったし、この世界でちゃんと勝ち残っていきたいという思いが強くなった出来事です。

――お芝居のどのあたりが特に面白かったんでしょうか。

中村 そのときは面白いというよりも、悔しいって気持ちがすごく強くて。この悔しい思いを浄化するぞって気持ちでお芝居を始めてみたら、魅力に気づいて、今続けられています。

宇佐 これをきっかけに変わった!という経験はないかもしれません。でもいろいろな役をやる中で、それぞれに影響を受けてきたとは思います。僕もなえなのさんとちょっと似てて、あまり感情の起伏がないほうなので、そんなに落ち込むこともないし、特別、嬉しいと思う感情もなくて、人間らしくないなあってたまにそのことで落ち込みます(笑) たとえば忙しかった毎日の中でオフがぽつんとできたら、人と会う予定もなく、家でひとりでぼーっとしていたりして、何してるんだろうなって思うときがあります。だから、この作品のように自分を変えてくれる何かに出会えるっていうのは幸せなことだと思うし、出会いたいなって思います。

――今のZ世代の方々はそういうテンションの人が多いんでしょうか。

中村 そうかもしれません。まわりにも多いです。

――撮影現場は同世代の方々が多かったと思いますが、休憩中はみなさんとどんなお話をされていたんですか?

なえなの おしゃべりするっていうよりはバラバラに思い思いに過ごしてました。歌を歌っている宇佐くん、目のマッサージをしている中村さん、とか(笑)

宇佐 目のマッサージやってたね!

なえなの 今日の朝もスマホで調べながらやってたよ。

中村 私、本当にむくみやすくて(笑) 怖かった?

宇佐 目線がすごかった。

Z世代の3人が最近夢中になっているものは?

――「対決落語」は、落語に挑戦してみて平凡だった日常が楽しくなるというお話なので、最後に、みなさんが最近夢中になっていることを教えてください。

宇佐 絵を描くことです。さっきお話したような雑念を忘れて無になれるのがすごくいいんです。紙の上のことしか考えない時間です。

なえなの 最近は女友達と夜、寝る前に電話するのにハマっています。ベッドで寝ながら、共通の友達の誕生日に何をあげよう、とか、たわいもないことをダラダラしゃべっているとあっというまに1時とか2時になっていて。そういう時間が心地いいです。

中村 私は昭和歌謡です。今はカラオケにも行きにくいから、家で昔のベストテンとかの音楽番組を観ながら振り付けも覚えてます。中森明菜さんや山口百恵さん、あと尾崎豊さんとか。衣装も持っているものでコピーしていて、尾崎さんの白Tとジーンズを真似して着て、部屋で歌ったりしています。いつか友達の前とかで披露できたらいいな。

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#対決落語 supported by Yay!

毎週水・日曜日 20時00分〜OA

第1話 7月28日(水) 20時00分

第2話 8月1日(日) 20時00分

第3話 8月4日(水) 20時00分

第4話 8月8日(日) 20時00分

第5話 8月11日(水) 20時00分

第6話 8月15日(日) 20時00分

撮影/杉映貴子、取材・文/藤坂美樹

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