“スニーカーカルチャー”を捉えたブラックムービー　『キックス』予告編公開

　12月1日公開の映画『キックス』の予告編が公開された。

　新鋭ジャスティン・ティッピング監督の長編デビュー作である本作は、少年が奪われたスニーカーを取り返しに行く物語。ギャング、麻薬、銃、仲間、スニーカー、そしてWu-Tang Clanなどのヒップホップをバックに、カリフォルニアの太陽の下、1人の少年の姿をリアルかつ斬新に描いたブラックムービーに仕上がっている。 主演は新人ジャキング・ギロリー、また、『ムーンライト』で第89回アカデミー賞助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリや、ノトーリアス・B.I.G.、クリストファー・ジョーダン・ウォーレスなどが出演する。

　予告編では、ボロボロのスニーカーを履き、新品のスニーカーに憧れる少年ブランドンが、街でスニーカーを売る男から誰もが憧れる“エア ジョーダン1”を手に入れ、輝かしい生活を送るシーンから一転、地元のチンピラたちによって靴を奪われてしまう痛々しいシーンから幕を開ける。助けを求めた叔父に「自分のケツは自分で拭け」とあしらわれたことをきっかけに、2人の友人と共に大切なスニーカーを取り戻そうとする。後半では、謎の宇宙服を着た人物が登場し、銃を構えたブランドンと共に部屋を進んでいくシーンも捉えている。（リアルサウンド映画部）