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佐藤健、主演作通して「誰かに生きていてほしいと思う気持ち」に心打たれたと熱弁

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「護られなかった者たちへ」完成披露イベントにて、佐藤健。

「護られなかった者たちへ」の完成披露イベントが東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで本日8月15日に行われ、キャストの佐藤健、阿部寛、清原果耶、緒形直人、吉岡秀隆、倍賞美津子、監督の瀬々敬久が登壇した。

中山七里のミステリー小説をもとにした本作では、東日本大震災から10年目の宮城・仙台で起きた不可解な連続殺人事件の裏に隠された真実が描かれる。過去の放火事件で服役して出所したばかりの利根泰久を佐藤、連続殺人事件の容疑者となった利根を追う刑事・笘篠誠一郎を阿部が演じた。

佐藤は「東日本大震災がどれほどの被害と悲しみを我々にもたらしたかは、日本だけではなく世界中の人々が知るものかと思います。実際は震災そのものだけでなく、さまざまな問題が波及して、今回はそのうちの生活保護に焦点を当てて撮影しました。今の日本に投げかける意義のある作品になったと思います」と本作について語る。瀬々も「ようやく公開まで漕ぎ着けました。今日も大雨で大変ですし、コロナもよりいっそう深まっているのですが『護られなかった者たちへ』というタイトルが実際のものにならないように、この映画も力になってくれたら」と思いを口にした。

佐藤と阿部の共演は、2010年公開作「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」以来となる。佐藤は「『TRICK』が好きすぎて、それがきっかけで役者になりたいと思ったくらい。堤(幸彦)監督に直談判して、その『TRICK』でご一緒させていただいたのを今でも鮮明に覚えています。今回、さらに深まった役でご一緒できてうれしいです」と喜びをあらわに。阿部も「(初共演から)11年間、佐藤さんのいろいろな作品を観ていました。今回は刑事役だったので、佐藤さんに委ねてやっていて。非常に集中力のある素晴らしい役者さんだなと思いました」と佐藤を絶賛する。

オール宮城で撮影された本作の印象的なシーンを尋ねられると、清原は「気仙沼の街並みや、漁船が並んでいる風景がすごく好きで。朝早くても空気が澄んでいて、土地も人も温かく迎えてくださいました」、倍賞は「ロケをした家は一軒家で、カラスの鳴く声も聞こえて、のんびりとそこの空気を感じながら撮っていたのを覚えています」と述懐。倍賞が「うどん、おいしかったですよね? すごく食べていたよね?」と話を振ると、一緒にうどんを食べるシーンを撮影した佐藤は「すごく食べていました! たぶん10人前分くらい(笑)」と明かした。

最後の挨拶では、佐藤が「完成した映画を観たとき、命の重さや尊さよりも『誰かが“誰かに生きていてほしい”と思う気持ち』に一番心を打たれました。大切な人がいるということ。そんな日常の幸せに感謝しながら、みんなでよりよい国、よりよい生活を目指して、そのためにどうするべきか、ともに考えるきっかけとなる映画になっていると思います」とメッセージを伝えて舞台挨拶の幕を下ろした。

「護られなかった者たちへ」は10月1日より全国ロードショー。

(c)2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会

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