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山下智久がワイン評論家・遠峰一青役で主演、「神の雫」国際ドラマとして実写化

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山下智久

亜樹直とオキモト・シュウによるマンガ「神の雫」がドラマ化。山下智久が主演を務める全8話の多言語ドラマシリーズ「Drops of God/神の雫(仮題)」として2022年に世界同時放送・配信される予定であることがわかった。

アメリカのレジェンダリー・テレビジョンとダイナミック・テレビジョン、フランス国営放送局グループのフランス・テレヴィジオン、そしてHulu Japanが共同製作する「Drops of God/神の雫」は、世界的に有名なレジェ・ワインガイドの創設者・著者でありワイン学の権威でもあるアレクサンドル・レジェが東京の自宅で息を引き取るところから始まる。アレクサンドルの一人娘カミーユは、離婚した父が残した“世界一のワインコレクション”を相続するため、聡明なワイン評論家・遠峰一青と対決することに。こうしてカミーユと、アレクサンドルが“魂の息子”と呼ぶ一青は宿命の闘いへと導かれていく。

ドラマでは、原作の物語で中心となる男性キャラクター・神咲雫がフランス人女性のカミーユになった。この設定についてドラマ制作陣は「2人の主人公の1人を若い女性にしたのは、シリーズを通してその対決に緊張感を持たせられると考えたからです。それに、2人の主人公の関係がより豊かになるだけでなく、その違いが際立ちます。優秀で経験豊富な一青と、経験ゼロで素人のカミーユとの対比です。しかしカミーユには、長年封印してきた才能、たぐいまれな嗅覚があります。また主人公を男女にすることで、経験する感情も違うものになり、多くのドラマが生まれます」と語っている。

一青を演じる山下は「自分史上最長期での、海外での撮影ですが、海外チームと心一つに同じ気持ちで、より良いものを作れるよう切磋琢磨していきます」とコメント。カミーユは映画「エル ELLE」のフルール・ジフリエが演じることになっており、その起用理由を制作陣は「カミーユのか弱さを体現できるフランス人女優を幅広く探してきましたが、天性の才能を持つカミーユのイメージにぴったりフィットしたのが彼女でした。フルールを見た瞬間、“彼女しかいない”と思いましたね。彼女は私たちがカミーユに求める、あどけなさと成熟の両方を持ち合わせていたのです」と説明した。

日本ではHuluで独占配信される本作の脚本を担当するのは「マリアンヌ -呪われた物語-」のコック・ダン・トラン。監督は「アブセンシア~FBIの疑心~」のオデッド・ラスキンが務める。撮影はフランス、イタリア、日本で行われる予定。

山下智久 コメント

「神の雫」という壮大であり、繊細な、僕にとってのワイン学のバイブルでもあるこの、作品に出演させていただく事をとても嬉しく光栄に思います。
ワインの魅力や奥深さ、そして人間模様、様々な要素が複雑に絡み合い、成り立つ奇跡を皆様に感じてもらえるよう、真摯に作品作りに向き合って参ります。
自分史上最長期での、海外での撮影ですが、海外チームと心一つに同じ気持ちで、より良いものを作れるよう切磋琢磨していきます。
そして僕自身も、遠峰一青という役を通して成長できるよう頑張ってまいります。
完成を楽しみに待っていてください。

亜樹直 コメント

「神の雫」をスタートさせた時、この漫画がワインの本場フランスで翻訳され、ヒットするなど予想だにしませんでした。それがかの国でドラマ化までされることになり、本当に感動しています。
しかも神咲雫をフランス人の女性が演じ、遠峰一青を日本の人気俳優、山下智久さんが演じてくれるというではありませんか!
作者の私たちも、どのようなドラマになるか、いち視聴者としても楽しみです。

長澤一史(Hulu チーフ コンテンツ オフィサー)コメント

3年以上前、本作のプロデューサークラウス・ジマーマンから、「神の雫」を国際的なシリーズとして実写化したい、主人公の一人をフランス人にして、パリと東京を跨ぎ、登場人物も国際色豊かにすることで世界に通用する作品を作るというアイディアを聞かされた時には、思わずその斬新さに胸が高鳴りました。
原作の持つ漫画ならではの、特にワインについての繊細かつ詳細で豊かな表現を実写に蘇らせること、そして全44巻にも及ぶ大作をいかに濃密で見やすい8話のシーズンにまとめるか。脚本をリードするソニアが新しいバージョンのドラフトを書き上げるたびにディスカッションを繰り返し、作品に登場するワインさながらの味わい深い魅力的な人間ドラマとしての脚本が仕上がりました。
さらには、われわれが手掛けた国際共同製作作品「THE HEAD」に出演してくださった山下智久さんに主人公の一人である遠峰一青を演じていただくというアイディアにクラウスをはじめとする主要なメンバーが賛同し、キャスティングの軸ができたことも幸いでした。
Huluでは、これまでに全編日本語の「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」、全編英語の「THE HEAD」という作品を海外のパートナーとともに作り上げてきましたが、今回は日本の漫画原作をベースにキャストも言語も国際色豊かな、より踏み込んだかつてない国際共同製作作品ならではの魅力を皆様にお届けできることを本当に楽しみにしています。