ケイコレ〜稽古着ファッションをお届け〜 Vol.31 岡本玲のスタイリッシュな“ヘソ出しルック”
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岡本玲
アーティストたちはどんなファッションで稽古に臨んでいるのか? ステージナタリーが送る演劇人の稽古着コレクション、略して「ケイコレ」では、普段あまり見られない彼らの稽古場での姿をご紹介。稽古中のアーティストに数日間の稽古着姿を披露してもらい、ファッショニスタな共演者、いつか手にしたい稽古アイテム、公演の見どころなどを教えてもらう。
第31回に登場するのは、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「湊横濱荒狗挽歌~新粧、三人吉三。」の公演を控える岡本玲。河竹黙阿弥の歌舞伎「三人吉三」をモチーフにしたハードボイルド現代劇「湊横濱荒狗挽歌」で、岡本はお嬢吉三にあたる弁才瞳を演じる。中山求一郎との二人芝居「ダニーと紺碧の海」を自身の企画プロデュースで上演するなど、演劇人としての歩みを着実に進めている岡本は、「湊横濱荒狗挽歌」でどのような表情を見せてくれるのか。実際に着用する衣装のイメージを大切にしながら稽古着を選んでいるという彼女に、3日間のスタイルを披露してもらった。
Day1
衣装案が、上半身の露出度が高めだったので、稽古場でも慣れるように短いTシャツを買いました。ヒールも履いてお稽古するようにしています。
Day2
殺陣の先生がいらっしゃるので、より動きやすい稽古着にしました。
Day3
黒っぽい稽古着が続いていたので気分を変えて白に。少し肌寒かったので長袖にしました。
稽古着におけるこだわりは?
どんな衣装かわかるまでは、なるべく動きやすくてデザイン性のないものを着るようにしています。普段の私服もそうですがモノトーンが多いです。衣装が決まったらそのイメージから大きく外れないものを選んでます。
「稽古着おしゃれだな!」と思う共演者は誰ですか?
玉城裕規さん。自分の好きなものや似合うものをちゃんとわかってらっしゃって、いつもオシャレです。稽古着にも世界観が表れていて素敵だなと思います。
いつか手にしたい憧れの稽古アイテムは?
ダンスシューズ。ダンスシューズを稽古で履かれている方を見ると、思わずカッコいいなと見てしまいます。あまりやってこなかったダンスを克服しようと練習を始めたので、いつか上手になったら私も履いてみたいです!
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「湊横濱荒狗挽歌~新粧、三人吉三。」で、特に注目してほしいのはどんなところ?
独特なセリフの掛け合いと、生き様が染み出た皆さんのお芝居!! 人間の欲が渦巻く劇場という獣の腹の中へ、ぜひ足を踏み入れていただきたいです。お待ちしています。
プロフィール
1991年、和歌山県生まれ。2003年、第7回ニコラモデルオーディションでグランプリを獲得し、デビュー。以後、ドラマ、映画、CM、舞台と多方面で活動。主な舞台出演作に、劇団た組。(現・劇団た組)シアタートラム版「壁蝨」(作・演出:加藤拓也)、「熱帯樹」(作:三島由紀夫、演出:小川絵梨子)、OFFICE SHIKA PRODUCE「罪男と罰男」(脚本・演出:丸尾丸一郎)、劇団時間制作「迷子」(作・演出:谷碧仁)、中山求一郎との二人芝居「ダニーと紺碧の海」(作:ジョン・パトリック・シャンリィ)、「森 フォレ」(作:ワジディ・ムワワド、演出:上村聡史)などがある。11月、舞台「葉隠れ旅館物語」(作:竹田新、演出:福士誠治)に出演予定。