マグナム・フォトの写真家16名が表現する「HOME」。世界7都市を巡回する写真展が東京に
アート
ニュース
Jonas Bendiksen
富士フイルムとマグナム・フォトによる共同プロジェクト『HOME』の展覧会が、代官山ヒルサイドフォーラムにて7月20日(金)より10日間にわたって開催される。
昨年、富士フイルムが世界最高と言われる国際的な写真家の集団、マグナム・フォトの写真家たちに、参加者全員が同じカメラを使用して、「HOME」をテーマに自身のスタイルと感性で表現するという企画を立案。この企画に参加した16名の写真家が撮り下ろした作品約180点を展示する写真展が、2018年3月からニューヨークを皮切りに、ロンドン、パリ、香港、ケルン、ミラノ、上海と世界7都市を巡回、記念写真集も発刊する。
ある人にとっては「HOME」は住まいであり、また他の人にとっては、子供の頃の思い出に戻ることができる温かい平和な場所。荘厳な景色、魔法の光、精神的な旅の道のりを通して見つめたり、実存主義的な深い旅路として考察した者もあれば、自分の家族、過去と未来の世代に焦点を当て、生まれたばかりの赤ちゃんの肖像、老いていく両親、巣立ちしようとする十代の子供たちのポートレートを描いた者もいる。
開催期間中には映像作家、江夏由洋によるトークショーや、参加したマグナム・フォトの写真家、トーマス・ドボルザックやマーク・パワーらによるギャラリートークを開催。パーソナルな思いが詰まった写真群からさまざまな感情が喚起され、それぞれの「HOME」を考えるきっかけになる写真展となりそうだ。
【開催情報】
『HOME』
7月20日(金)〜7月30日(月)代官山ヒルサイドテラスにて開催
【関連リンク】
フォトギャラリー(10件)
すべて見る