酒で人生うまくいく?久住昌之や小宮山雄飛が「アナザーラウンド」観て飲酒トーク
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「アナザーラウンド」トークイベント にて、左から小宮山雄飛、久住昌之、森直人。
マッツ・ミケルセン主演作「アナザーラウンド」の公開記念トークイベントが東京・本屋B&Bで8月26日に行われ、マンガ「孤独のグルメ」原作者の久住昌之、ミュージシャンの小宮山雄飛(ホフディラン)、映画評論家の森直人がゲストとして参加した。
本作は、ミケルセン扮する冴えない高校教師マーティンとその同僚3人が「血中アルコール濃度を一定に保つと仕事の効率がよくなり想像力がみなぎる」という理論の証明を試み、制御不能に陥っていくさまを描く物語。イベントではゲストの3人がビールを飲みながら「お酒と映画」についてトークを繰り広げた。
久住は「お酒で人生がうまくいくという映画は新しいよね。ビールのパーセント(アルコール度数)は見るけど血中アルコール濃度について考えることはなかった」と感想を述べる。小宮山は「(映画の舞台である)デンマークはお酒のルールが違うんですよね? 最初それがわからなくてちょっと混乱しました。その部分を知ってから観たほうがいいですね」と、劇中で高校生と教師が普段の飲酒に関して話すシーンに触れながらアドバイス。森は「自分はお酒が飲めないけど、この映画は大傑作だと思ってる。(アルコールで)緩めるとかリラックスするというのがメタファーじゃないかと思う。人生ちょっとくらい緩めたほうがうまくいくんじゃないかっていう」と下戸でも楽しめると断言した。
劇中では仕事中に常に酔っぱらうという実験が行われるため、「仕事しながら飲酒するか?」という話にも。久住は「普段は仕事が終わってからしか飲まないけど、30代のときに1回だけ。ライブでトリだったんだけど、リハ後に4、5時間空いちゃって、その間に飲んだらすごい酔っぱらって肝心のライブをまったく覚えてなかったことがある」とエピソードを披露。小宮山は「基本飲まないですね。飲みながらする今日みたいな仕事もあるけど、基本あとで反省してます(笑)」と明かした。また劇中で登場人物たちが学校の体育倉庫などに酒を隠すことについて、久住は「やることが大胆でびっくりした」と驚きを伝えた。
また劇場来場者プレゼントの詳細も解禁に。公開初日である9月3日からの初週来場者には、デンマーク版ビジュアルポストカードが全劇場で配布される。9月10日からの2週目の来場者には、オリジナル非売品コースターが全劇場で配られる。プレゼントは数量限定だ。
トマス・ヴィンターベア監督作「アナザーラウンド」は9月3日より東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイントほか全国で公開。
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