音楽関連4団体、感染対策ガイドラインを遵守しない公演について声明発表「信頼関係を破壊する暴挙」
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一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、一般社団法人日本音楽制作者連盟、一般社団法人日本音楽事業者協会、一般社団法人日本音楽出版社協会の4団体が、昨今の一部野外イベント開催に関する共同声明文を発表した。
この声明では新型コロナウイルス感染拡大が続く中、各団体および全国の会員社がガイドラインに基づく拡大防止対策を徹底し、開催自治体とも協議を重ねながら各公演を開催している状況を説明。しかし各団体に参加していない主催者による野外フェスにおいて、ガイドラインや自治体との協議事項を遵守せずに開催した事例が散見されていると指摘し「当業界が一年半に及ぶ国、自治体、地域関係者の皆さま、そして公演に来場されるお客様と構築してきた信頼関係を破壊し、このコロナ禍で日夜ご努力されている医療従事者の皆さま、地域保健機関の皆さま、関係当局の皆さまのご苦労を台無しにする暴挙と言わざるを得ません」と厳しく非難している。
非会員社によるイベント開催時におけるガイドラインの参照について、4団体は「参照していただく限りはこれを遵守し、自治体、関係当局、また地域関係者の皆さまとの協議を踏まえ、公演会場において必要な対策を講じていただき、ご来場のお客様への周知を徹底しご理解ご協力の上参加いただくことが肝要であると存じます」とコメント。今後も各団体および会員社では必要な対策を講じ、来場者の理解や協力を得て各公演を開催するとしている。