聴力が悪化し苦悩するドラマー映す「サウンド・オブ・メタル」劇場版予告公開
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「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」アートワーク
「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」の劇場版予告編がYouTubeで公開された。
突如難聴になったヘヴィメタルバンドのドラマー・ルーベンの葛藤を描く本作。予告編には自身の聴力が悪化していることを知ったルーベンが苦悩する様子が収められた。「ヴェノム」のリズ・アーメッドがルーベンを演じ、恋人のルー役でオリヴィア・クックが出演。Amazon Prime Videoでは2020年12月より配信されている。
本作を鑑賞した爆音映画祭プロデューサーの樋口泰人は「音はどこで聴くのか? 耳なのか身体なのかそれとも心なのか? そんなシンプルな問いかけとともに生きる映画でした」と語った。
ダリウス・マーダーが監督を務めた「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」は9月16日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にある“odessa”が配されたスクリーンで先行上映。その後、10月1日より同劇場ほかで公開される。なお本作は第93回アカデミー賞で音響賞と編集賞を受賞した。
樋口泰人(爆音映画祭プロデューサー)コメント
メニエール病持ちでときどき左耳が蓋をされたようになり世界の音が脳内でぐしゃぐしゃになるわたしは、とても他人事とは思えず、ストーリーを追いました。
音はどこで聴くのか?
耳なのか身体なのかそれとも心なのか?
そんなシンプルな問いかけとともに生きる映画でした。
ああ、でも、目で聴くというのもあるな。
何かを失うことでそれまで意識していなかった新しい可能性が開ける。
そんなわれわれのプラスマイナスゼロ、つまり勝ち組も負け組もいない生き方の道が広がってもいました。
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