「空白」に世武裕子の劇伴が優しく寄り添う、サウンドトラック配信
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「空白」オリジナルサウンドトラック ジャケット
古田新太と松坂桃李が共演した「空白」のオリジナルサウンドトラックが、10月1日より順次配信。音楽を手がけた世武裕子と監督の吉田恵輔からコメントが届いた。
吉田が自身のオリジナル脚本を映画化した本作は、万引き現場から逃げる途中で車にひかれた中学生の死亡事故をめぐる物語。田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、寺島しのぶも出演した。
世武は「できるだけあたたかい眼差しで見守るような音楽を書きたいと思いました」と制作にあたっての思いを述べ、「寂しさに押し潰されそうになった時、誰かに背中を押して欲しい時、この映画のことを思い出して下さい」とメッセージを送る。吉田は「物語に優しく寄り添ってくれてる音楽。更に独自の世界観で映画を、より幻想的に彩ってくれる」と世武の楽曲の魅力を伝えた。
「空白」は全国の劇場で上映中。
※吉田恵輔の吉はつちよしが正式表記
世武裕子 コメント
この映画に生きている人々は、私たちが生きている世界と全く同じ世界を生きている。
私自身、おそらく多くの人が望むように、なるべく平和で安心できて、やさしい社会に暮らしていたいと思っているし、そんな市井の人々(私たち)を、できるだけあたたかい眼差しで見守るような音楽を書きたいと思いました。
寂しさに押し潰されそうになった時、誰かに背中を押して欲しい時、この映画のことを思い出して下さい。
その時に、このサウンドトラックを再生して欲しいなと思います。
吉田恵輔 コメント
あまり音楽に詳しくない私ですが、人の映画を観て「この曲、作っている人誰だろう?」と初めて調べたのが世武さんでした。物語に優しく寄り添ってくれてる音楽。更に独自の世界観で映画を、より幻想的に彩ってくれる。「空白」の脚本も世武さんのCDを聴きながら執筆していたので、世武さん以外の劇伴は考えられませんでした。素晴らしい音楽をありがとう。
(c)2021『空白』製作委員会