「PSYCHO-PASS」塩谷直義がサブタイトルの意図明かす「別作品として作りたかった」
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「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1『罪と罰』」「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2『First Guardian』」ワールドプレミアの様子。左から野島健児、関智一、塩谷直義。
長編アニメーション「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1『罪と罰』」「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2『First Guardian』」のワールドプレミア上映が10月27日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、キャストの関智一、野島健児、監督を務めた塩谷直義が登壇した。
第31回東京国際映画祭の特別招待作品で、全3話構成の本作。野島はCase.1の軸となる宜野座伸元を、関はCase.2に登場する狡噛慎也を演じた。塩谷はサブタイトルの「Sinners of the System」の意図を問われると、テレビシリーズと前作「劇場版 PSYCHO-PASSサイコパス」に触れながら「すごくスケールの大きいストーリー構成だったので、また別作品として作りたかった。サイドストーリーとして、もっと焦点を絞りたかったので、『Sinners of the System』というサブタイトルを付けました」と明かした。また「キービジュアルに3作品それぞれのストーリーの内容を詰め込んでみました。作品をご覧いただければ、なるほどと、おわかりいただけるサブタイトルになっています」と語り、ビジュアルはキャラクターデザインを手がけた恩田尚之が担当したと述べた。
関は初めて台本をもらったときのことを「1度うちに持って帰り、部屋に飾り、少し眺めてから1ページずつ台本を読みました。スタッフ、キャストクレジットからじっくりと。それくらい、自分にとっては大切な作品ですので、とにかく何度も読み返しました」と振り返る。野島は「音声収録したのが2017年6月頃。やっと完成したんだと思い、楽しみにしていました」と語った。
野島は、観客に向けて「とにかく先入観なくご覧いただきたいので、細部までご覧になって楽しんでいただけたらと思います」と話し、関は「3作品すべてご覧いただき、大いなる『PSYCHO-PASS』の流れの世界観を踏まえてご覧いただければ、さらに楽しんでいただけるかと」と呼びかける。塩谷は「スタッフ以外でご覧いただくのが、日は今日が初めてなのでドキドキしています。スタッフも苦労して、突き詰めて本作を制作しました。スタッフのモチベーションも上げたいので、今日ご覧になって面白いなと思っていただけたら、ぜひともこれからも応援お願いします」とまとめ、イベントを締めくくった。
「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1『罪と罰』」は2019年1月25日、「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2『First Guardian』」は2月15日、「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3『恩讐の彼方に__』」は3月8日に公開。第31回東京国際映画祭は11月3日まで開催される。
(c)サイコパス製作委員会