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「衝撃に備えろ!」 舞台『HELI-X Ⅱ』開幕直前 玉城裕規×菊池修司インタビュー

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左から菊池修司、玉城裕規

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舞台『HELI-X Ⅱ〜アンモナイトシンドローム〜』が、10月7日(木)から17日(日)に、新宿・紀伊國屋サザンシアターにて上演される。 舞台『HELI-X(ヘリックス)』は、脚本を毛利亘宏、脚色・演出を西森英行が務める完全オリジナル劇で、初演は昨年12月。第三次世界大戦後の極東の島国・大和を舞台に、遺伝子工学による性転換を行ったことで意図せず特殊能力を身につけた「HELI-X」たちの奮闘と葛藤を描いた物語だ。 時間を遡る力や他人に憑依する力などを持つキャラクターたちのバトルシーンも大きな魅力。第2弾となる本公演では、そんな各キャラクターの過去がより深く描かれるほか、衝撃の事実が発覚し、ふたりの主人公の関係性に大きな変化が訪れる。

前作から約10ヶ月。W主演を務める玉城裕規(ゼロ役)と、菊池修司(アガタタカヨシ/カイ役)が、第2幕にかける想いを明かした。

1作目が終わりますます可能性を感じた

――昨年、第1弾が上演されましたが、感想などお聞かせください。

玉城 無事に終わったなというのが率直な感想でした。ゼロからシリーズ物を作るというのは貴重な経験ですが、その反面、大きな乗り物を最初に動かすのは重たくて大変。体力も心も使い果たし、終わった後は「ピー」ってなっちゃいました(笑)。でも一度転がり始めれば、車輪はどんどん転がっていくもの。まだまだこの世界は広がっていくのだと、無限の可能性を感じました。

菊池 僕は、主役のひとりであるアガタの他に、玉ちゃん(玉城)演じるゼロの恋人のカイの2役を演じて、気持ちも演技もギリギリでした。話題作ですからプレッシャーも相当ありましたし、玉城裕規さんという大きな背中に頼っていた部分もありました。でも、やり切ったことで役者としてのステップがひとつ上がったように感じましたね。

――いよいよ第2弾の開幕が迫っていますが、新作の印象は?

玉城 脚本を読んだだけでワクワクしました。各々のキャラクターが抱えている葛藤や過去がさらに見えてくるので、世界観により重厚さが出たと思います。新しいキャラクターも新たな展開へと導いてくれますし。そんな中、ゼロは恋人の裏切りを知り環境も心境も変わったところから再スタートを切ります。どうなってしまうのか未知数で、僕もファンのひとりとして楽しみです。

菊池 前回の驚きのラストの続きに相応しく、今回は、アガタを含め各キャラクターの葛藤や戦う様がより濃く描かれていて、急展開が起こります。それに伴って、アクションも結構な物量であって、稽古は大変ですが、迫力も増して僕がお客さんならもっと世界観に入り込んでいくんじゃないかなって思います。

アクションシーンが多く稽古はスポーツ級

――新キャストに関してはどう感じていますか?

菊池 原作がないものは、自分の染めたい色に染められるのが魅力。でもそれができるのは経験を積んでいる役者さんなんです。そういう意味で、Dr.皇役の田辺幸太郎さんも、オシリス役の平野良さんも、経験を重ねたベテランの貫禄があって圧倒されました。僕も負けられないなと気が引き締まりましたね!

玉城 僕は、大志(杉江大志)と、ひらりょう(平野良)は、共演経験があるので、どういう風にHELI-Xの個性的なキャラクターとして挑んでくるんだろうって期待が高まっています。脚本を読んだ印象では、彼らのもともとの魅力を引きだす役柄になっているなと。絶対にいいものになると100%信頼しています。

――アクションシーンが増えたということで、体力づくりは何か特別なことをされているのでしょうか?

菊池 スタミナを使うので稽古前にバナナを食べるようになりました。芝居でのアクションって体も頭も疲れるんです。殺陣を覚えながらセリフや展開も頭に入れていくと、疲れて集中力が切れてしまうので、スポーツ選手並みにしっかり栄養補給しています!

玉城 僕は、特に何もやっていません。今回僕は、カイへの思いを薄くしようと思ってるんですよ。前回は想いの濃さが原動力になっていましたが、今回は重たい鎖から解放されているので、もうちょっと自由な立ち位置で臨もうと思います。アガタもたくましく成長しましたし。

――今回はアガタの内面に迫る場面が増えたという印象ですが

菊池 そうですね。前回は2役の演じ分けを意識しましたが、今回は、僕がアガタとして、そしてカイとしてどう向き合うかが重要なので、そこが乗り越えなくてはいけない壁だと考えています。ここに戻ってくるまでに様々な経験を積ませてもらったので、僕がもっと成長して、もっとビッグタイトルにしなきゃいけないって思っています。

玉城 成長してますよ。それは絶対。今回、アガタは前回に増して難しいポジションですが、そこはやってくれると信じているので、僕は見守りたいなと思います。ゼロはその分、壁を作って前のめりになりすぎないよう、アガタの服に端っこをちょこっとつまむ感じでついていきます。修ちゃんに任せた!

ジェットコースター気分で楽しんで欲しい

――本作の見どころをお聞かせください

菊池 物語が急展開し、激しさを増したアクションも加わって、ジェットコースターみたいな作品になるんじゃないかな。衝撃的な事実が発覚し、ゼロとアガタの心情がどう変化していくのかも見どころですね。2作目から見ても楽しめる内容ですので、ぜひ多くの方の楽しんでいただきたいです。

玉城 良く映画にある謳い文句で「衝撃に備えろ!」ってありますが、今回はそれがぴったり。展開も早く、いろんな真実が見えてくるのですが、その事実を知るタイミングはゼロもお客様も一緒なんですよね。ぜひ、皆さんも一緒に驚きましょう! 無理をしない範囲で劇場に足を運んでください。

第2作目にして、各キャラクターの個性も際立ち、早くも予想を超えた新事実が発覚するスリリングなストーリー。映画の中に飛び込んだかのようにも感じられる疾走感あふれる演出や世界観を、ぜひ劇場で体感したい。

取材・写真・文:浅水美保



舞台『HELI-X II ~アンモナイトシンドローム~』
10月7日(木)~10月17日(日) 東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2121024

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