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肉食と草食の恐竜が心通わす「さよなら、ティラノ」が描くのは“孤独と異文化の交流”

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「さよなら、ティラノ」イメージボード

劇場アニメ「さよなら、ティラノ」のイメージボードと新場面カットが解禁された。

宮西達也の絵本「ティラノサウルスシリーズ」を原作に、劇場版「名探偵コナン」シリーズで知られる静野孔文が監督を務めた本作。暗闇が怖いティラノサウルスのティラノと、プテラノドンの少女プノンが地上唯一の楽園と呼ばれる“天国”を目指すさまが描かれる。脚本にはゲームや実写ドラマ、児童向けアニメと幅広いジャンルで活躍する佐藤大、映画「クレヨンしんちゃん」シリーズのうえのきみこ、「怪盗ジョーカー」シリーズで知られる児童文学作家の福島直浩が集結した。

映画で重視されたのは、宮西が原作で描こうとしている世界。「ティラノサウルスシリーズ」では、本来交うはずのない肉食恐竜と草食恐竜が心を通わせていく。脚本家が物語を生み出し、作画監督の江口摩吏介がイメージボードを作成。制作プロデューサーを務めた鈴木良美は「イメージボードから内容、構成や世界観が作られていきました。氷河期直前の地球が舞台なので、物語は創造の世界で進行させていかなくてはならない。イメージを共有するために作られたイメージボードは最終的に148枚にも及びました」と語る。

ティラノとプノン、トリケラトプスの子供トプスの冒険物語となった本作。鈴木はエンタテインメントとしての魅力に触れつつ「この映画のベースになっている『孤独と異文化の交流』というのは現代社会でも身近になってきたテーマであるため、大人の方々にはドキュメンタリー的な視点で、恐竜たちのそれぞれの『行動や選択』を追いかけてみてもらってもよいと思ってます」とアピールする。さらに「たくさんの才能が結集し、静野監督によってパッケージングされた良質で見やすい作品に仕上がりましたのでたくさんの子供と大人にみていただきたい」と話した。

「さよなら、ティラノ」は12月10日より東京・新宿バルト9ほか全国ロードショー。

(c)2018 “My TYRANO” Film Partners