多幸感浴びちゃえば良くない?柄本佑らがルネ・クレールの特別企画にコメント
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「ルネ・クレール レトロスペクティブ」木内達朗オリジナルイラストポスター
映画監督ルネ・クレールの没後40年特別企画「ルネ・クレール レトロスペクティブ」に著名人が寄せたコメントが到着した。
クレールが監督を務めた「巴里の屋根の下」「ル・ミリオン」「自由を我等に」「巴里祭」「リラの門」の4Kデジタルリマスター版を上映する本企画。俳優の柄本佑は「ルネ・クレールの描く人、町、路上、窓には多幸感が溢れている。みんなで映画館行って、多幸感浴びちゃえば良くない?」と述べ、映画監督の深田晃司は「巴里祭」を「映画はこれほど人を幸せな気持ちにできるのかと感動し、ルネ・クレールは自分にとって永遠に特別な名前になった」と振り返った。
また、「半沢直樹」「下町ロケット」シリーズの書籍装画などで知られる木内達朗が描き下ろした5作品の新ビジュアルが完成。このビジュアルを使用したポスター型プログラムが、1枚200円で劇場にて販売される。裏面にはそれぞれの作品の詳細な解説とコラムを掲載。「巴里の屋根の下」ではライター・エディターの鍵和田啓介、「ル・ミリオン」ではコラムニストの山崎まどか、「自由を我等に」ではマンガ家の山田参助、「巴里祭」では女優の小川あん、「リラの門」では音楽家・文筆家の菊地成孔がコラムを執筆した。
プログラムを5枚セットで購入すると、木内によるオリジナルイラストのポスターがプレゼントされる。木内はクレールの映画について「古いもの好きな人間としては当時の風俗が興味深かったです。印象的な煙突といい、パリの屋根はそれだけで絵になります」とコメントを寄せた。
「ルネ・クレール レトロスペクティブ」は10月15日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で実施。
ルネ・クレール レトロスペクティブ
2021年10月15日(金)~ 東京都 新宿武蔵野館ほか
<上映作品>
「巴里の屋根の下 4Kデジタル・リマスター版」
「ル・ミリオン 4Kデジタル・リマスター版」
「自由を我等に 4Kデジタル・リマスター版」
「巴里祭 4Kデジタル・リマスター版」
「リラの門 4Kデジタル・リマスター版」
柄本佑(俳優)コメント
高校の時母に「自由を我等に」を観てないと言ったら「はぁ? あんた馬鹿じゃないの!?」と言われてから十数年。
今ではトリコです。ルネ・クレールの描く人、町、路上、窓には多幸感が溢れている。
みんなで映画館行って、多幸感浴びちゃえば良くない?
山内マリコ(作家)コメント
今へと続く映画の美学が、全部ここにあった! 古典ってそういうことなんだ。ご先祖さまと邂逅した気分です。
深田晃司(映画監督)コメント
二十歳に満たない頃に出会った「巴里祭」。
映画はこれほど人を幸せな気持ちにできるのかと感動し、ルネ・クレールは自分にとって永遠に特別な名前になった。
山崎まどか(コラムニスト)コメント
恋人たちにハラハラ舞う花びら、窓の外で遊ぶ子供たち、酒を酌み交わす市井の人々…
辛くても、悲しくても、ルネ・クレールの映画を思い出して心が温まる、そんな時がいつかやって来る。
未来の自分のために観てほしい。