「ミュジコフィリア」井之脇海、山崎育三郎との連弾シーンは「2人だからこそ作れた」
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「ミュジコフィリア」舞台挨拶の様子。
「10万分の1秒の音響映画祭」が、本日10月26日より東京・TOHOシネマズ 日比谷のプレミアムシアターで開催。「ミュジコフィリア」がスクリーンにかけられ、キャストの井之脇海、松本穂香、川添野愛、監督の谷口正晃が舞台挨拶に登壇した。
「10万分の1秒の音響映画祭」は、音響の専門家が10万分の1秒単位まで徹底的に音響調整し、スピーカー同士の音の遅延を極限まで解消したプレミアムシアターで、31本の作品を鑑賞することができるもの。オープニング作品にあたる「ミュジコフィリア」は、京都の芸術大学で「現代音楽研究会」に引き込まれた青年・漆原朔を主人公とする物語だ。
朔役の井之脇は「朔を演じながらも、僕自身が現代音楽と触れ合って楽しむことが重要だと思っていました」と思いを述べる。撮影期間は滞在先のホテルでもピアノ練習に励んだそうで「大変だったけれど、夜な夜なピアノを弾く時間がリラックスタイムになっていました。楽しみながらピアノと一緒に撮影を乗り切れました」と笑顔を見せた。
天性の音感を持つ凪に扮した松本は「コミックだからこそ表現できる歌声だと感じていたんです」と、当初は不安を抱いていたと明かす。彼女は鴨川で凪が歌い、朔がピアノ伴奏をする場面に触れて「かわいい2人の雰囲気が映像に映ったらいいな」と同シーンに込めた思いを伝えた。朔の異母兄である大成の恋人・小夜役の川添は「母が子供の頃に弾いていたバイオリンを撮影に使ったんです。肌身離さず持って現場入りしていましたね」と懐かしむ。
イベントでは、大成役の山崎育三郎によるメッセージ映像が上映される一幕も。山崎の「なんと言っても海くんとの連弾シーン! ぐっと来るものがありました」との言葉に、井之脇は「育三郎さんと2人だからこそ作れたシーン。どのパートをどちらが弾くかあいまいなまま、このままやってみよう!と始めたので、お互いに感じ合いながら演奏できました」と感謝する。松本は撮影以外の場面で、山崎がピアノを自然に弾き出したことがあったと話し「あまりにもかっこよすぎて『かっこいいー!』と言っちゃいました。さわやかな笑顔を浮かべていらっしゃいましたね」とほほえんだ。
さそうあきらの同名マンガを映画化した「ミュジコフィリア」は、11月12日に京都で先行公開され、11月19日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかでロードショー。なお「10万分の1秒の音響映画祭」は11月4日まで実施され、特別上映作品の一部は「ぴあ」アプリの限定チケット先行販売が行われている。
10万分の1秒の音響映画祭
2021年10月26日(火)~11月4日(木)東京都 TOHOシネマズ 日比谷 プレミアムシアター(スクリーン1)
料金:一般 1900円 / 大学生 1500円 / 高校生以下 1000円 / auスマートパスプレミアム・シネマイレージ会員 1200円
※特別上映作品の一部は「ぴあ」アプリ限定チケット先行販売あり
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