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軌跡とこれからの歩みを見せる、鼓童×東京交響楽団「いのち」お披露目

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鼓童創立40周年 第2弾 鼓童×東京交響楽団「いのち」より。(撮影:岡本隆史)

鼓童×東京交響楽団「いのち」が、昨日10月30日に神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで開催された。

本公演は鼓童の創立40周年第2弾で、鼓童と東京交響楽団の演奏により「モノプリズム」「いのち」「宇宙の歌」の3曲が披露された。

「いのち」は鼓童では初となる、メンバー作曲によるオーケストラ作品。楽曲は第6楽章からなり、民族芸能“鬼太鼓”のリズムや民謡を取り入れたにぎやかものから、鼓童の拠点・佐渡の自然を思わせる雄大なメロディ、力強い太鼓の音色とオーケストラの掛け合いなど、楽章ごとに多彩な性格を持つ楽曲となっている。作曲を手がけた池永レオ遼太郎は、本公演の演出も担当。当日パンフレットには「私たちにとってこの節目の年に 再びオーケストラと共演する事は 原点を思い出すための大切な公演であります」「鼓童という生命体が紡いできた軌跡、そしてこれから歩んでゆく道のり。その二つが見える公演となれば幸いです」と池永の思いがつづられた。

「いのち」のほか、再演となる石井眞木作曲の「モノプリズム」、冨田勲が鼓童に書き下ろした「宇宙の歌」が、鼓童とオーケストラの5年ぶりの共演を彩った。

鼓童創立40周年 第2弾 鼓童×東京交響楽団「いのち」

2021年10月30日(土)※公演終了
神奈川県 ミューザ川崎シンフォニーホール

演出:池永レオ遼太郎
指揮:下野竜也
演奏:東京交響楽団、太鼓芸能集団 鼓童