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家族で唯一の健聴者が歌を夢見る、サンダンス映画祭4冠「コーダ」公開

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「コーダ あいのうた」ポスタービジュアル

2021年のサンダンス映画祭で観客賞、グランプリ、監督賞、アンサンブル賞を受賞した「コーダ あいのうた」が、2022年1月に全国で公開される。

家族でたった1人の健聴者である少女ルビーが、歌うことを夢見て成長していく「コーダ あいのうた」。海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族の中で1人だけ耳が聞こえる。陽気で優しい家族のためにルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日手伝っていた。新学期、ひそかに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択したルビー。すると顧問の教師がルビーの歌の才能に気付き、名門音楽大学の受験を強く勧める。だがルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業のほうが大事だと反対。悩んだルビーは夢よりも家族を選ぶことを決めるが、思いがけない方法で娘の才能に気付いた父は、意外な決意をする。

ルビーを演じたのはNetflixシリーズ「ロック&キー」のエミリア・ジョーンズ。「シング・ストリート 未来へのうた」のフェルディア・ウォルシュ=ピーロがマイルズを演じた。またルビーの家族役には、「愛は静けさの中に」のマーリー・マトリンら実際に耳の聞こえない俳優が起用された。監督を務めたのは「タルーラ ~彼女たちの事情~」のシアン・ヘダー。

なお本作の原題「CODA」はChildren of Deaf Adults=“耳の聞こえない両親に育てられた子供”のことで、音楽用語としては楽曲や楽章の締めを表し、新たな章の始まりという意味を持っている。

(c)2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS