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「寅年にデビューがしたい」 Travis Japan主演『虎者 NINJAPAN』東京公演開幕

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『虎者 NINJAPAN 2021』ゲネプロより  撮影:五月女菜穂

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次代を担うジャニーズJr.の実力派グループ・Travis Japan主演の舞台『虎者 NINJAPAN 2021』(構成・演出:滝沢秀明)の東京公演が2021年11月3日(水)、新橋演舞場で開幕した。

2019年11月にTravis Japan初の単独主演全国公演として初演され、忍者をモチーフとしたこれまでにない新たな和のエンタテインメントとして話題を呼んだ本作。昨年10月には、新橋演舞場にとってコロナ禍での演劇公演再開後、初の舞台となり、配信も成功をおさめた。今年は、10月に京都・南座での公演も終え、11月は東京公演、12月には名古屋・御園座、広島・広島文化学園HBGホールでの上演も予定している。

『虎者 NINJAPAN 2021』ゲネプロより 撮影:五月女菜穂

舞台は朱雀(長谷川純)の国。大悪党のカゲロウ(松田リマ)と、その部下である影虎たち(IMPACTors/佐藤新、基俊介、鈴木大河、影山拓也、松井奏、横原悠毅、椿泰我)の手によって世界は闇に覆われていた。カゲロウたちを捕らえるべく、朱雀は平和を取り戻すべく育て上げた戦士たち、虎者(Travis Japan /宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留、吉澤閑也、松田元太、松倉海斗)を向かわせる。二手に分かれてカゲロウたちを探す虎者たちであったが、敵の策略にハマってしまい、ひとりが囚われの身となってしまうーー。

『虎者 NINJAPAN 2021』ゲネプロより 撮影:五月女菜穂

初日を前に行われたゲネプロ(総通し舞台稽古)を観た。本編は、怒涛の歌とダンス、殺陣のみならず、映像との巧みなコラボレーションや、電飾手袋と電飾パネルを使用したパフォーマンス、トランポリンを使って高さ5.5メートルの壁を登るアクションなど、とにかく開幕から終演の瞬間まで、全力のエンタテインメントである。後半のSHOW TIMEでは、新曲『BIG BANG BOY』など全7曲を披露。Travis Japanのメンバー一人ひとりの身体能力と表現力、そしてグループとしての結束力に魅了された約1時間50分(途中休憩なし)だった。

『虎者 NINJAPAN 2021』初日前会見より 撮影:五月女菜穂

ゲネプロ後に行われた記者会見で、リーダーの宮近海斗は「公演が始まった当初は、3回も『虎者』ができるなんて思っていなかった。こうした状況下でも、僕たちの舞台を生でお届けできることに何よりも感謝している。これは僕たち7人だけではできないこと。パフォーマンスを届けることで、世界が元気になれば」と、感謝と意気込みを述べた。

そして、七五三掛龍也が振り付けた“BBダンス”や、「滝沢(秀明)さんに『ビッグなBIG BANG BOYになれ』と言われて、それくらい大きな思いが込められている」(中村海人)という新曲の『BIG BANG BOY』、「壁の高さが去年よりもグッと高くなって、難易度が増している」(吉澤閑也)というトランポリンパフォーマンスなど、思い思いに見どころを語った。

来年は寅年ということで、抱負を尋ねられると、松倉海斗が「個人的には背を伸ばしたい」などと場を和ませる回答をする一方、川島如恵留が「目標は大きく、デビューがしたいなという気持ち」と明言。それは皆共通する思いだといい、「来年の寅年、デビューするぞ!」と全員で口をそろえて誓っていた。

『虎者 NINJAPAN 2021』初日前会見より 撮影:五月女菜穂

東京公演は11月27日(土)まで。名古屋公演は12月1日(水)〜8日(水)、広島公演は12月11日(土)、12日(日)を予定。

取材・文・撮影:五月女菜穂

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