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RWC2019の再現か? アイルランドの連勝か? ラグビー日本代表の勝利の鍵は規律とセットプレーにあり!

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田村優(横浜キヤノンイーグルス) (C)JRFU

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ラグビー日本代表の次戦のターゲットは明確だ。『ラグビーワールドカップ2019』での金星に続く、敵地・ダブリンでのアイルランド撃破である。

10月23日、2年ぶりのとなる国内でのテストマッチではオーストラリア代表ワラビーズに23-32で敗れた。3年ぶりに先発したSO松田力也の卓越したゲームコントロールを披露し、初キャップのベン・ガンターがブレイクダウンで強さを発揮、ラファエレ ティモシー&中村亮土のCTBコンビは何度もチャンスメイクした。日本代表は全員が運動量豊富に動き続けて、豪州代表を追い詰めたのだ。だが、善戦したものの勝利には及ばなかった。14個ものペナルティが響き、悔しい敗戦となったのだ。

試合後、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチが「いくつかのエリアで改善点があった。そのひとつは規律で、14回もペナルティをおかせば、南アフリカに勝利していたチームに勝てない。ミスをしたタイミングも影響した」と敗因に挙げれば、PR稲垣啓太も「勝つために準備してきて、負けたのでいいゲームではない。反則が多かった。このクラス相手に14個も反則をしていれば、こりゃあ勝てない。最低でもひと桁に抑えないと難しい」と同意した。

日本はアイルランドにも悔しい敗戦を喫している。両軍は7月3日、ダブリンで対峙。SO田村優のキレキレのパフォーマンスもあり、CTBラファエレが、WTBシオサイア・フィフィタ&セミシ・マシレワが躍動。しかし、この試合もアイルランドのパワーと圧力に耐えられず、31-39で惜しいゲームを落としたのだった。

必勝を期すジョセフHCは次のメンバーを選出した。
■日本代表試合登録メンバー
1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、2坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、3具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)、4ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、5ジェームス・ムーア(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)、6ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、8姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)、9流大(東京サントリーサンゴリアス)、10田村優(横浜キヤノンイーグルス)、11シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)、12中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)、13ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)、14ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、15松島幸太朗(クレルモン・オーヴェルニュ/フランス)、16庭井祐輔(横浜キヤノンイーグルス)、17クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、18ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、19德永祥尭(東芝ブレイブルーパス東京)、20テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)、21齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)、22松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、 23山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)

11月4日、試合メンバーを決めた指揮官はアイルランド戦へ向けて、次のように抱負を語った。
「アイルランドは FWでのプレッシャーをかけてくるだろう。特にセットプレーでスクラム、ラインアウトでプレッシャーをかけてくるはずだ。そこの優劣が勝敗のキーとなるので、チャレンジしていかなければならない。FWのパックが前線でプレッシャーをかけて対応していけば、BKはチャンスを生かしてトライを奪うことができると思っている」

ジョセフHCは反則をおかさないことと守りに入ることとはイコールではないと説いた。
「あれだけ多くのペナルティをおかすとワラビーズであれ、アイルランドであれ、勝つことは難しくなる。ペナルティの多さについてはチームとして話し合った。どう精度を上げ、判断を素早くし、チャレンジしてボールに絡んでいくいのか。自分たちの遂行力を修正することに相当時間をかけて準備してきたので、今週どういう試合になるのか非常に楽しみ。ただペナルティをおかしたくないからといって守りに入ってはいけないとも伝えた。チームとして精度が低くなった時に、どう修正していくのかが大事だと話した」

欧州ツアーから代表へ合流した松島への期待も口にした。
「彼のプレーを見ているが、本当に素晴らしい。ただ合流して4日、彼にすべてを期待しない。松島にはアタックでチャンスを生かし、Xファクターになることを期待している。彼は本当に柔軟性がある。WTB、FB、2015年にはCTBもやっている。土曜日は彼にとって本当に大きなチャレンジ。2019年からまだ3回しか試合をしていないが、いろんなポジションを試していきたい」

アイルランド対策としてCTBが本職のライリーをWTBで起用する。
「アイルランドとの試合はキックが多くなることが予想される。ディランはハイボールに対するスキルがある。さらにキックもランも安定感がある。経験値が高く、長い期間コンビを組んでいるラファエレと中村のコンビネーションは崩したくなかったという側面もある。(セミシ・)マシレワのケガもあり、ディランにチャンスが訪れた」

司令塔には田村を先発、松田をベンチと豪州戦と入れ替えた意図をこのように説明した。
「力也に関してワラビーズ戦はビッグゲームだった。久しぶりの先発だったが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。前回、優はケガをしていて先発していない。互いにプレッシャーをかけ合うことが重要。今回は優がスタートからパフォーマンスをしっかり見せて、力也が後半出てきてチームにいい影響を与えてほしい」

ジョセフHCはWTBにもポジション争いを求めた。
「(ロマノ)レメキ(ラヴァ)、マシレワ、フィフィタとワラビーズ戦に出た3人は素晴らしい活躍をした。レメキもいいプレーをしたが規律の部分を考えた場合、イエロ―カードとなり非常に難しい試合にしてしまった。高橋汰地もケガから復帰し別メニューだったところからがんばってポジションを取っていかないといけない」

豪州戦に続き、リーチ マイケル前主将がメンバー外になった理由を問われると、こう返答した。
「彼は今日もフルトレーニングに参加しているが、負傷明けということで、今回のセレクションには入っていない」

ジョセフHCは接点でのパワーゲームで対抗するのではなく、日本は独自の道を進む重要性を語った。
「自分たちのDNAはないし、今後もないかもしれない。ティアⅠがティアⅡに対してFWでプレッシャーをかけることが多い。自分たちは違うプレーをすることが重要だ。大きなテストマッチで勝っていくことが大事。世界中の人たちが日本ラグビーのブランドを楽しんでいる。このブランドをさらに成長させていくことが大事だ」

一方、アンディ・ファレルHCは以下のメンバーで連勝を狙う。
■アイルランド代表試合登録メンバー
1アンドリュー・ポーター(レンスター)、2ローナン・ケレハー(レンスター)、3タイグ・ファーロング(レンスター)、4タイグ・バーン(マンスター)、5ジェームズ・ライアン(レンスター)、6ケラン・ドリス(レンスター)、7ジョシュ・ヴァンダーフリヤー(レンスター)、8ジャック・コーナン(レンスター)、9ジェイミソン・ギブソンパーク(レンスター)、10ジョニー・セクストン(レンスター)、11ジェームズ・ロウ(レンスター)、12バンディー・アキ(コナート)、13ギャリー・リングローズ(レンスター)、14アンドリュー・コンウェイ(マンスター)、15ヒューゴ・キーナン(レンスター)、16ダン・シーハン(レンスター)、17キアン・ヒーリー(レンスター)、18フィンリー・ビーラム(コナート)、19イアン・ヘンダーソン(アルスター)、20ピーター・オマーニー(マンスター)、21コナー・マレー(マンスター)、22ジョーイ・カーベリー(マンスター)、23キース・アールズ(マンスター)

アイルランドのスタメンには7月の試合では不在だったPRポーターやLOバーン、NO8コーナン、CTBアキらが名を連ねた。そしてアイルランド代表の主将であり司令塔であり象徴であるセクストンは今試合が記念すべき100キャップとなる。ジョセフHCは「彼は多くの成功を収め、多くの経験をしている選手。彼と対戦できることは自分たちにとってもいい機会。100キャップはアイルランドの選手たちにとってはもちろん、我々にとって素晴らしい機会。この試合に対してエモーショナルな部分を持っているかもしれないが、今週我々がやるべきことは変わらない」とメモリアルゲームを歓迎した。

果たして、日本がダブリンの地で静岡ショックを再現するのか、アイルランドが7月に続き本拠地で2連勝を飾るのか。『リポビタンD TOUR2021』アイルランド代表×日本代表は11月6日(土)・アビバスタジアム(アイルランドダブリン)にてキックオフ。試合の模様はWOWOWにて生中継、日本テレビ(関東ローカル)にて録画放送。

取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)

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