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田中泯を操上和美が撮る、山村浩二が描く「名付けようのない踊り」ポスター2種解禁

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「名付けようのない踊り」ポスタービジュアル

舞踊家・俳優の田中泯を捉えたドキュメンタリー「名付けようのない踊り」のポスタービジュアル2種類が公開された。

世界各地で踊る田中の姿を3年間にわたって記録し、再構成した本作。「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心が監督を務め、「頭山」の山村浩二が田中の子供時代を描くアニメーションを担当した。町口覚がアートディレクターを務めたポスターでは、写真家の操上和美に撮影、山村に描き下ろしを依頼。「身体を映さずにあえて顔だけで“踊り”を表現する」というコンセプトのもと2種類のビジュアルが完成した。

操上のポスターは表情だけで踊ってみせた田中の恍惚とした表情を切り取ったもの。撮影を終えた田中は「操上さんとのセッションは、レンズの存在を感じさせない。私はそこに居ながら、心は遠くへ放たれていた。幸せな瞬間でした」と語っている。山村は操上の写真を参考にしながら、集中力が極限に高まった踊る前の表情を描いたという。操上と山村によるコメントは下記の通り。

「名付けようのない踊り」は2022年1月28日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿バルト9、Bunkamura ル・シネマほか全国でロードショー。

操上和美 コメント

田中泯さんはカメラの前に立ったまま旅をしている。
その目は何億光年先を見つめているのか…
やがて魂がその肉体に宿った瞬間にシャッターを切らないと本当の田中泯を逃してしまう。

山村浩二 コメント

映画制作時は、泯さんの幼少期の一枚の写真から、子供時代の泯さんを想像して描いていました。
ポスターでは、操上和美さんの写真イメージを参考に描き、現実の泯さんに初めて対峙することができました。
皮膚の皺、顔の筋肉、髭、眼球、それぞれが沸き立ちながら、ギリギリで全体を構成している泯さんの表情を、なんとか捕まえようとした痕跡です。

(c)2021「名付けようのない踊り」製作委員会