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泉谷しげるがごみ屋敷の住人に、断捨離業者の若者描く人情喜劇が福岡でクランクイン

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「断捨離パラダイス」監督・キャストによる表敬訪問の様子。左から中村祐美子、泉谷しげる、篠田諒、高島宗一郎、北山雅康、萱野孝幸。

「夜を越える旅」でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021優秀作品賞、観客賞を受賞した萱野孝幸による新作映画「断捨離パラダイス」の製作が明らかに。11月8日に福岡でクランクインした。

本作は“ごみ屋敷”をテーマに、6編のエピソードで構成された“断捨離人情喜劇”。主人公は原因不明の手の震えによりピアニストのキャリアを断たれた白高律稀だ。彼はたまたまチラシで見かけたごみ屋敷専門の清掃業者・断捨離パラダイスで働き始める。破天荒な上司と、さまざまな事情を抱えた依頼者たち。律稀は想像を絶する世界を目撃していく。

九州大学出身で、福岡を拠点に映像制作を行ってきた萱野。アジアフォーカス・福岡国際映画祭2020では監督作の特集上映も行われ、「夜を越える旅」は2022年の劇場公開を予定している。「断捨離パラダイス」は「九州でも映画を作り続けたい」という監督の思いのもと全編を福岡にて撮影。クランクインに合わせて福岡市長の高島宗一郎への表敬訪問も行われた。

主演を務めるのは、1500名を超える応募者の中から選ばれた篠田諒だ。ドラマ「きのう何食べた?」や「さんかく窓の外側は夜」の中村祐美子が自身初となる映画プロデューサーを務めており、ごみ屋敷の住人役としても出演。表敬訪問では「100年後も残る映画を作りたい」と意気込みを語った。ほか物語の鍵を握るごみ屋敷の住人を演じる泉谷しげる、助演を務める北山雅康が出席。

「断捨離パラダイス」は2022年の劇場公開を予定している。