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「ボクたち」森山未來と伊藤沙莉がNetflixと劇場同時スタートの反響語る

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左から伊藤沙莉、森山未來、森義仁。

Netflix配信作品の最新情報を紹介するイベント「Netflix Festival Japan 2021」の2日目「ライブアクションDay」が本日11月10日に開催。Netflix映画「ボクたちはみんな大人になれなかった」よりキャストの森山未來、伊藤沙莉、監督の森義仁が登壇した。

燃え殻の同名小説をもとにした「ボクたちはみんな大人になれなかった」では、主人公・佐藤が、二度と戻らない“あの頃”を思い出していくさまが描かれる。佐藤を森山、1995年に文通で佐藤と出会うかおりを伊藤が演じた。

Netflixと映画館で同時に配信、上映開始となった本作。森山は「映画館で観た方は劇場ならではの感想、Netflixで観た方はより日常に近いところから作品に入っていく。いろんな熱量が返ってきています」と述べ、「今までは映画館で上映されているときに間に合わず、その後配信で観るというチョイスだったと思うんです。でも今回はNetflixでも観るけど、映画館でも観るという方もいて、面白い状況だなと思います」と伝える。伊藤も「映画館で観て、気になったところをもう1回Netflixで観ている方もいるんです。映画全体を観てから、自分の興味が湧いたところを中心に観る。1つの映画で楽しみ方がいくつもあるというのはすごくおもしろいなって思います」と語った。

森山は本作について「1995年から2020年までの25年間を主人公・佐藤を通して見つめていく」と紹介し、「25年間いろいろありましたが、彼の日常は淡々と紡がれていく。どうしてこの作品、原作がエモーショナルなものとして今受け入れられるのか、すごく考えさせられます」と述懐。伊藤は「時代によって人と人とがつながる方法は変わってきていますけど、その年代で思うこと、その年頃でする恋愛って、根本は変わらないと思うんです。普遍的なものが描かれていることがこの映画のよさだと思います。描かれている時代を知らない友達でも作品が響いているというのはそういうことなんじゃないかなと。自分を投影できるのがこの作品の魅力だと思いますね」と語った。

最後に森は「この映画は主人公の佐藤と観客の人生が交差していって、結果自分の物語になる。新しい感覚を得られる作品にできたと思っていますので、ぜひ体験してください」と、伊藤は「物語はもちろん、美術、音楽と楽しむポイントがたくさんあります。ラフにシンプルに楽しんでください」とコメント。森山は「25年、東京を見つめていく中で、文通から公衆電話、ガラケーと人とつながるツールが変わっていく。でも25年間変わらず、人と会いたいという欲求は普遍的に流れ続ける。世代を超えて、老若男女楽しめる作品です」とアピールし、「エンドロールまで観ていただきたいです。最後に尋ねたいメッセージがポンと置かれますので、そこまでを楽しんでください。Netflixは切り上げやすいようになっていますけど、スキップさせないでください!」と熱く呼びかけた。

「ボクたちはみんな大人になれなかった」はNetflixで全世界に配信中。東京のシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかでも上映されている。

(c)2021 C&I entertainment