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1週間大阪に滞在し、「大阪に住みたい」と細野晴臣が絶賛!

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音楽家の細野晴臣が11月12日、大阪ステーションシティシネマで行われたライブ・ドキュメンタリー映画『SAYONARA AMERICA』の初日舞台挨拶に、『NO SMOKING』も手掛けた佐渡岳利監督とともに登壇した。細野さんは今回、1週間大阪に滞在しており、こんなに長く大阪にいたのは生まれて初めてとのこと。また、天神橋筋商店街を端から端まで歩き、「世界一の商店街だと思っている」と絶賛。続けて、「こんなに大阪を好きになって、この作品が大阪の舞台挨拶から始まることに意義を感じています。大阪に住みたい」と大阪愛を語った。

まずは、2年前に公開された前作『NO SMOKING』から『SAYONARA AMERICA』を製作するするきっかけについて細野さんは「確かなことは何もなかった」と言うものの、佐渡監督は「やっぱりライブが素晴らしかった」ことが本作の構想に繋がったと明かしていた。2019年にアメリカ、ニューヨークとロサンゼルスで開催された、集大成とも言えるライブの模様と細野のトーク、そしてファンへのインタビューを映した本作。コロナウィルスによって自由が制限される世界になってしまった今日だからこそ、「アメリカで古いアメリカ音楽を演奏すること自体が不安しかなかった。でもステージに上がったら歓声をいただいて、ここは大阪かいな?と(笑)。アメリカでも日本でも変わらないと感じて安心して演奏することができました」と懐かしそうに振り返り、「もうあんなライブはできないだろうな。今はリセットされて白紙状態になった感覚です。これが集大成になるんだろうなと薄々感じています」(細野)と2019年のライブへの思いを語っていた。

また、細野の印象を問われた佐渡監督が「マスター、マスターヨーダのような感じです」と答えると会場からは大きな笑い声が起きる場面も。さらに、「BODY SNATCHERS」の演奏の際、映画『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』の映像が流れるアイデアについて佐渡監督は、「細野さんはアメリカの映画や文化が大好きなので、アメリカを感じさせるものを入れたかった」とこだわりを語ると、細野さんは「僕から『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』の最後のシーンを使いたいとお願いしたら、大変だったみたいですが、使えるようにしてくれたんです。使えると思わなかったから、よくやったよ」とお褒めの言葉をもらうと、監督も「やりました!」と嬉しそうに笑っていた。

そして、アメリカのファンの方のインタビューについて佐渡監督は「細野さんの音楽を的確に捉えてらっしゃると驚きました」と話すと、細野も「うかうかしてられない(笑)。油断できないな。でも、わかってもらえているんだと。長く生きていると良いこともあるんだと思いましたね。若い頃は何の反応も感じなかったので、だったらもっと早く言ってほしかった(笑)」と楽しそうに語っていた。

取材・文=華崎陽子

『SAYONARA AMERICA』
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