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「色道四十八手 たからぶね」井川耕一郎が死去、映画美学校で長年にわたり講師務める

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ナタリー

映画監督で脚本家の井川耕一郎が11月25日に死去したと本人のTwitterで発表された。

1962年生まれの井川は、監督作「ついのすみか」で1987年の第10回ぴあフィルムフェスティバルに入選。1990年代にVシネマの脚本執筆を開始した。脚本を手がけた作品に鎮西尚一の「女課長の生下着 あなたを絞りたい」、常本琢招の「黒い下着の女教師」、大工原正樹の「のぞき屋稼業9 恥辱の盗撮」、山岡隆資の「痴漢白書10」、渡辺護の「片目だけの恋」などがある。準備途中に死去した渡辺の意志を継ぎ、井川が完成させたピンク映画50周年記念作品「色道四十八手 たからぶね」は映画芸術の「2014年日本映画ベストテン&ワーストテン」にてベストテン第9位に選出。また書籍「荒野のダッチワイフ / 大和屋竺ダイナマイト傑作選」を高橋洋、塩田明彦と共同編著した。

井川が長年講師を務めた映画美学校の公式Twitterアカウントでは、このたびの訃報に際し「たくさんの映画の見方をご教授いただき、映画の豊かさを多くの受講生に伝えていただきました」「顔を綻ばせながら、受講生と和気藹々と話す姿が印象的でした。熱く、そして時に厳しく指導してくださった井川さん。ご冥福を心よりお祈りいたします」とコメントを発表している。

なお葬儀は近親者のみで執り行われた。