「女賭博師」江波杏子が76歳で死去、近年も「娼年」など多数出演
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江波杏子(撮影:十文字美信)
女優の江波杏子が10月27日に肺気腫(慢性閉塞性肺疾患)の急性増悪により死去したと、所属事務所が本日11月2日に発表した。76歳だった。
所属事務所は急逝に際して「あまりに突然の出来事に言葉もありません」とコメントし、「肺気腫は長年患っておりましたが、日常生活には差し障りなく女優業に励んでおりました。現に10月22日(月)まで、NHKのラジオドラマの収録をしておりましたし、11月以降から来年にかけて、いくつかのドラマのオファーにもお引き受けすべく、私共スタッフとミーティングも重ねておりました」と明かした。また「葬儀につきましては、密葬、そして、密葬後に、皆様に報告をしてほしいという故人の遺志に従いました。皆様にご報告が遅れましたご無礼お許し下さい」とつづっている。
江波は1942年生まれ、東京都出身。1959年に大映に入社し、翌1960年に「おとうと」で映画デビューを果たす。1966年に初主演作「女の賭場」がヒットし、以後1967年より「女賭博師」シリーズ17本が制作されて大映の看板スターとなった。近年は連続テレビ小説「カーネーション」「べっぴんさん」や映画「ぶどうのなみだ」「娼年」などに出演していた。
なお江波が出演したドラマ「カラスになったおれは地上の世界を見おろした。」が11月10日にNHK BSプレミアムで放送されるほか、今後も出演作のオンエアが控えている。
カラスになったおれは地上の世界を見おろした。
NHK BSプレミアム 2018年11月10日(土)22:00~
山村美紗サスペンス 赤い霊柩車37 猫を抱いた死体
フジテレビ系 2018年11月16日(金)19:57~
FMシアター 罵詈雑言忠臣蔵(ラジオドラマ)
NHKFM 2018年12月8日(土)22:00~
小吉の女房
NHK BSプレミアム 2019年1月11日(金)20:00~ ※全8回