「原因は自分にある。」の新しい魅力が開花「このアルバムで新たな武器を手に入れた」
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すべて見る哲学的な歌詞、透明感あるピアノロックサウンド、バーチャルシンガーとのコラボレーションパフォーマンスなど、独特の存在感を放っている「原因は自分にある。」がぴあに初登場!
男性ボーカルグループの既成概念を壊していく次世代ユニットとして注目を集める彼らのセカンドアルバム『虚像と実像』が12月8日にリリースとなります。
新しい“げんじぶ”を垣間見ることができるアルバムの魅力や、メンバーだけが知るそれぞれの実像などについてたっぷり語っていただきました。
「原因は自分にある。」メンバーの個性をたっぷりと!

――今回、「原因は自分にある。」のみなさんがぴあ初登場ということで、どういったグループなのか、また、メンバーそれぞれの個性についてもお聞きしていきたいな、と思います。
まずは「原因は自分にある。」とはどのようなグループなのかお聞かせください。
小泉光咲(以下小泉):じゃあ、僕から……。「原因」って言葉は回りから見ると否定的な意味で捉えられやすいじゃないですか。でも僕らは肯定的に捉えて、「原因」という言葉の響きのようにインパクトを与え続けて、新時代のエンターテイメントを作り上げる原因になれるように今頑張っているという、そんなグループになっております。
――ありがとうございます。続いて、メンバーがメンバーを紹介していく他己紹介をできればと思います。では、長野さんのほうから桜木さんをご紹介いただけますか。
長野凌大(以下長野):はい、彼の名前は桜木雅哉。メンバーカラーはピンクです。15歳。最年少。以上です。
杢代和人(以下杢代):おいおいおいおいおーい!
小泉:それだけ?
大倉空人(以下大倉):彼はどういう人ですか。
長野:笑顔がすごく素敵で、よく笑ってるんです。身長が大きくて、グループで一番ですね。
大倉:いや、まだギリギリ2番ですね。でもめっちゃ伸びてる。
長野:あと、かっこかわいい。クールとキュートを持ち合わせていてダンスもできて、歌も歌えて、ラップもできて何でもできちゃいます。
――パーフェクトな。
桜木雅哉(以下桜木):パーフェクトを目指してます。

――ではそんな桜木さんから大倉さんのご紹介をお願いします。
桜木:えー、大倉空人、19歳。メンバーカラーは黄色です。大倉空人は優しさにあふれていて、年々、メンバーへの愛が強くなっている人ですね。例えば、メンバーの誰か1人に良いことがあったら、本人よりも喜ぶぐらい。そういう優しさを持ちつつ、パフォーマンスだと結構ラップでガツガツ行ったりして、ギャップもある、素晴らしい方です。
大倉:ありがとうございます。次は僕から……彼の名前は小泉光咲。(メンバーカラーは)白色。そして18歳。僕と学年は一緒なんですけども、早生まれだっけ?
小泉:うん、早生まれ。
大倉:早生まれなんで年齢は違いますけど、唯一僕と同じ学年です。彼は普段は天然というか、ふわふわしてる部分があるんですけども、自分の言葉ではっきり気持ちや意見を伝えられる人ですね。そういう部分には憧れというか、かっこいいなと思いますね。
――小泉さん自身もはっきりと伝えている、という自覚あるんですか。
小泉:そうですね、僕はしっかり意見を持てる人だと思います。
大倉:カッコイー!
小泉:じゃあ僕から武藤潤を。成人。メンバーカラーが赤色です。最年長なんですけど、この中では結構ポンコツ、一番ボケるタイプです。
でも、仕事に対しての熱意は一番なんですよ。一番に僕らのことを大事に思ってくれている人だと思ってるし、円陣も彼の声で決まるんですよ。僕ら「原因は自分にある。」にとって、みんな大事ですけど、本当に一番と言っても過言じゃないぐらいの大切な方です。
大倉:大黒柱的な人ですね。
――では、武藤さんから杢代さんのご紹介をお願いします。
武藤潤(以下、武藤):彼の名前は杢代和人。17歳。5月20日生まれ。血液型はAB型、メンバーカラーは緑。ツッコミ担当です。
杢代:えっ、いつから!?
大倉:ここで初要素出さないで!(笑)
杢代:でもボケもツッコミもどっちもできますよ。
武藤:ツッコミ兼ボケ。#レベチイケメン。めちゃくちゃかっこいいです。カリスマ性、持ってます。げんじぶだけじゃなくて、インフルエンサー的な活動の方もしていますのでしっかりチェックよろしくお願いします!
杢代:宣伝までしてくれる(笑)
大倉:確認ですけど、マネージャーさん……?
武藤:一応……?
一同:(笑)

――では、杢代さんのほうから。
杢代:吉澤要人、18歳、メンバーカラーは紫。血液型はA型。
とにかく沼が深い人。映像ではクールで物静かで、素朴な人のように見えるんですけど、メイキング映像とかではかわいい笑顔を見せるんです。そこのギャップが沼にはまる一つですね。
あと、彼はイケボです。声が低くて僕たちの中で唯一下ハモで。これがすごくグループの強みになってます。イケボ好きな方は多分要人にどっぷりハマっちゃうと思います。声が強みです。ありがとう、一緒にやってくれて。
吉澤:はい(笑)
大倉:まあ、以上かな。
杢代:あとはまあ……、大丈夫です。
大倉:この6人で「原因は自分にある。」ですね。はい。
長野:俺が……あれ……
大倉:ツッコミ弱いよ、凌大~!
杢代:俺は~!?でしょ。
――(笑)じゃあ、吉澤さんのほうから長野さんのご紹介お願いします。
吉澤要人(以下吉澤):長野凌大、18歳。7月16日生まれ。メンバーカラーは青。僕らのダンスリーダーです。凌大なくしていいパフォーマンスなし、ですね。「この振りなんだっけ?」ってなったら凌大に聞けばだいたい解決します。振付師の方からも信頼をされていてすごく頼れる存在でありながら、なかなか独特な人間で。打ち解けるのには時間がかかるタイプ。
大倉:かかるわ~。
長野:印象悪くない?
大倉:事実ですから!
吉澤:喋れば喋るほど面白くて、結構、博識です。凌大の世界観を楽しめる人だったらめっちゃ楽しめると思います。
杢代:(小声)センター、センター。
吉澤:あっ、そうです、そうです、グループのセンターですね。
一同:お~(拍手)
大倉:やっぱり彼なくして真ん中は生まれませんから。
杢代:まさに深くて浅い。
大倉:それじゃ普通やん!(笑)

新しい「原因は自分にある。」が詰まっている1枚

――アルバム『虚像と実像』の話をお聞きしていきたいな、と思うんですが、アルバムのコンセプトはどういったものになっているんでしょうか。
武藤:虚像は、実際のものより綺麗に見えるときってあるじゃないですか。それは見ている人に、いろんなイメージだったり、空想だったり、幻想だったりを与える虚像の持ってる力なんですよね。
僕たち自身も虚像ではないんですけど、アニメーションだったりとか、リリックビデオだったり、僕たち自身が出ない二次元でのげんじぶと、僕たち自身が踊っているミュージックビデオ出たりジャケット写真とか、三次元にも僕らはいて、そういう二次元と三次元の行き来してるんです。そんな僕らが「虚像と実像ののはざま」を、表現したアルバムとなっております。
――それぞれ、好きな曲はありますか?
吉澤:僕は『J*O*K*E*R』が好き。アルバムの中でも異質というか、流して聴いていても無視せずにはいられない曲だと思います。
攻撃的なイメージもあれば、華やかさだったり、ステージ映えしそうなテーマパークという雰囲気もあって。
聴いていて楽しいのにめちゃめちゃ悪い歌詞だし、誘惑されるし、けど、中毒性が強くて、違和感がある。悔しいけど聴いちゃう曲、ですね。
何回もリピートしてどっぷりハマってほしいです。
杢代:『半分相逢傘』ですね。「未成年がこんな多いグループでやる?」って思うような歌詞なんですけど、曲調のポップさでいやらしく聴こえないところから、結構幅広い方にも聴いていただけるのかなって思っていて。
僕たちはまだ若いので、今はポップで全然いやらしく聞こえないけど、年齢を重ねていくごとに雰囲気や歌詞の重さがどんどん変わっていくだろうし、もっとより濃い楽曲になると思います。
逆にそういう大人の曲を今のうちにもらって、どんどん成長させていくって面白いな、って。ファンの皆さんも一緒に成長を体感できる、じゃないですけど、そういう楽曲だから聴いていて楽しいし、見て楽しい。いろんな時期のげんじぶの雰囲気の違いを感じてもらえたらいいなと思います。
武藤:『0to1の幻想』って曲なんですけど、このアルバムの中で言ったらかっこいいという印象が強いですね。ライブでやると多分ダンスもかっこいい振り付けで盛り上がるだろうし、曲調もすごくノリノリでいい感じの曲です。でも、歌詞を見ると、アンドロイドとの恋を描いたラブソングで……そのギャップが結構好きです。
小泉:僕は『夜夏』という曲です。題名からして夜の夏をテーマにした曲になってるんですけど、今の季節、寒いじゃないですか。だけど、夏を感じられるような曲っていいなと思うし、しかも、曲もすごくおしゃれなんです。カフェで流れているような音とか曲調になってるんです。
歌詞は、ストレートに見えて、ストレートじゃないというか……。僕らは哲学的な歌詞をよく歌うんですけどそういうのは別にないんですよ。ないんですけど、1回聞いただけじゃわからないようなストーリーになってて。それが僕らっぽさがある曲なんじゃないかなって思って好きです。

大倉:僕は『黄昏よりも早く疾走れ』。単純に僕の曲だな、と思いまして。もう僕です。歌い出しから歌い終わりまで僕で始まって僕で終わるというのが本当に嬉しくて。振りもすごく迫力があって、この曲自体も音は重めなんですけど、アップテンポで、リズムにも乗りやすい。ロック調で結構ガツガツいけるので僕たち7人でパフォーマンスを見たときに圧巻じゃないかなあ。迫力のある曲なので早くみなさんに見せたいなという気持ちで頑張ってます。
桜木:僕は『灼けゆく青』です。
テーマが失われた青春で、メンバーも卒業式ができなかったりとか、授業がオンラインだったりとか、そういう気持ちがあるからこそ、この曲に共感しやすいし、気持ちが乗ってるんですよね。
この曲の企画ではファンの方から青春の写真をもらってそれを僕たちが編集してフォトビデオを作ったんですけど、写真を見ていても、やっぱりみんなの青春が感じられてよりこの曲に対しての思いが高まりました。
長野:僕は『豪雨』ですね。「原因は自分にある。」って哲学的な歌詞が多くて、読んだだけじゃわからないというか、難しいんですけど、豪雨は逆にすごくストレート。読んだだけでストーリーがだいたいわかる曲になってて、僕たちにとって新しい表現の方法でいろいろ挑戦した楽曲です。しかも『じゃない方の彼女』というドラマのエンディングテーマ。エンディングで自分たちの声が流れるのも嬉しかったですね。

――レコーディングやアルバム制作中で印象に残っていること、苦労したことなどがあればお聞きしたいです。
大倉:僕は最後に録った曲が『J*O*K*E*R』という曲なんですけど、その曲を録るまで、自分の中で納得いく歌い方じゃなかったんです。ディレクターの方にも、「スランプなんじゃないか」って実際に言われるぐらい、聴いていて違かったらしくて。
僕自身も感じていたんですけど、最後のレコーディングの曲の『J*O*K*E*R』でやっと抜け出せたっていう。だからこのアルバムは僕に歌い方を悩ませたアルバムでもあり、でもそれをぬぐうことができたアルバムでもあります。元に戻るんじゃなくてもう一歩成長した、もっとコツをつかんだアルバムでもあって……。
もちろん1曲1曲丁寧に大切にレコーディングさせていただいたんですけど、いい意味で僕のことを成長させてくれたな、って。
最後の『J*O*K*E*R』でやっと、っていうのでもう1回やりたいという気持ちもあるんですけども、そのときの僕の全力だったので。それを感じてくれればなと思います。
――スランプを抜け出せたきっかけって、何かあったんですか?
大倉:『J*O*K*E*R』のラスサビの部分で歌っていたときにディレクターの方からアドバイスを丁寧にいただいて、そこでやっと自分の感覚がつかめました。ディレクターにも「めっちゃよくなったじゃん」って。
ライブでは、その成長した歌声で皆さんの前で披露できたらなあと思ってます。
武藤:僕は……今回のセカンドアルバムに入ってる曲って全部違いすぎて。同じアーティストが歌っているとは思えない、それぞれ違った良さが詰まってる曲ばかりなんですよね。だから、「あれ、自分なんだっけ?」って思うんですよ。「げんじぶってなんだろう?」って。
大倉:あー、確かに。
武藤:でも、それも含めて「げんじぶって何者なのか」というのが、皆さんにも考えてもらえるアルバムなのかな、と思いました。
――武藤さんご自身、「このアルバムでのげんじぶはこうだ!」というのは見つけられましたか?
武藤:今までやったことがない、新しい挑戦が積み重なってるんですよね。『灼けゆく青』とか急に『黄昏よりも早く疾走れ』みたいな応援ソングとか。本当にいろんなジャンルの音楽に手を出したって感じで。
大倉:そこがげんじぶらしいよね。
吉澤:僕は『豪雨』で下ハモを歌ったんですけど、低すぎるところがあって、出すのに本当に苦労しました。悔しかったですね。あと本番(ライブ)が心配だなって。
――アルバムを聴いて、ライブへの期待も高まりそうですね。
大倉:ライブを楽しみにしてもらえるところは、多いといいかなと思ってます。

メンバーの実像が明らかに!

――アルバムタイトルが「虚像と実像」ということで、メンバーの皆さんだけが知ってるそれぞれの実像とかありますか?
杢代:そんなん僕いくらでも言えますよ。
大倉:大丈夫? そんなこと言って。
杢代:大丈夫ですよ!ひとりご指名いただけたら、その人のこと言うんで。
――じゃあ長野さんをお願いします。
大倉:一番言いやすいね。
杢代:いっちゃん言いやすい。
長野:ご指名ありがとうございます。
小泉:ホストじゃん!(笑)
一同:(笑)
杢代:げんじぶのセンターで、誰よりも曲のことを考えて、げんじぶを引っ張っていくような、そんな方なんですけど、実はメンバーから大いじられ。やっぱりそれが実像かな、って思いますよ。
僕たちってすっごく仲がいいんですよ。他のグループさんだったら、戦友だとか、信頼すべき人、仕事の仲間が出てくるじゃないですか。僕らの場合、楽屋に戻るとただの友達なんですよ。その中でもやっぱりリアクションが面白いんです。驚いたときだったり、突っ込んだときとか、ちょっとテンパっちゃったときのリアクションが面白いんです。
長野:でも困ったもんですよ。
ライブのときより、楽屋のほうが疲れるんですよね。
大倉:幸せやん!
長野:ずっと喋りかけられるんで。
杢代:自分が人気者、みたいな言い方(笑)
――(笑)じゃあ、次どなたがいきましょうか。
杢代:次、指名した人を凌大が言うっていうのでいいんじゃないですか。
大倉:さすが! よっ、プロデューサー!
長野:誰について言いましょうか。
大倉:じゃあ潤くんについて。
長野:潤は最年長で威厳があると思われがちなんですけど、一番最年少みたいな立ち位置。ずっとから回ってる。
武藤:休み時間は……
小泉:休み時間?
杢代:休憩時間ね。休み時間って言わないでやめて。
武藤:休日ね。
大倉:休日を休み時間って言わないで!(笑)
小泉:もしかして、ここ小学校と間違えてる?
武藤:(笑)休日は、プラモ作ったりとか映画ばっか観てますね。確かに小学生と同じ事してます。これが実像。
大倉:グループの大黒柱でしっかりしてるのかなと思われがちなんですけど、休日はプラモとか映画を見て楽しんでるすごい楽しい人だよ、っていうか。
小泉:おまとめありがとうございます。
大倉:ぜひ文字に起こしてください。

武藤:次、俺か。
杢代:じゃあ雅哉。雅哉にしよう。
武藤:雅哉は実は虚像の実像もない。そのままですよ……あ、でも、雅哉は理系なんですよ。頭がいいんです。
桜木:えっ、やめて。悪いよ。
武藤:でも、1年先の数学の教科書を持ってたんですよ。高1のときに数Ⅰじゃなくて高2が学ぶ数Ⅱを勉強してたんですよ。
小泉:めちゃめちゃ優秀なんですよ、彼は。
武藤:興味あることにはめちゃくちゃ熱心に突き進みますよ、彼は。
大倉:と、言われていますが。
桜木:それは事実かも知れない。
一同:お~っ!
小泉:いろんなことやってるよね。ピアノとか。多趣味なのが実像ですね。
大倉:行動力があるよね。
グループだとちょっと無口で、年下でなかなか喋らないのかなと思いがちなんですけど。
桜木:ありがとうございます。
杢代:じゃあ、次、光咲を言ってみようか。
大倉:一番難しいよ、虚像だらけで。
杢代:無理だったらパス権あるから。
小泉:虚像だらけだよ、今も虚像かもしれないし。
桜木:じゃあとりあえずパスで。……って嘘、嘘です!
それこそ、さっきもあったんですけど、活動に対して一番考えてる人。パフォーマンスでも表情もライブ中もすごく魅力的ですけど、こういうインタビューでは勝手にしゃべり出して。
大倉:勝手にしゃべり出すって!(笑)
小泉:悪口大会!?
桜木:違う違う!
ファンの方は全員知ってると思うんですけど、天然なんですよね。
ここで発言する?っていうところで発言したりして……天然が実像ですね。

小泉:じゃあ、僕、大倉さん指名いいですか?
大倉:どうぞどうぞ、おいでおいで。
小泉:空人さんは、ライブのMCでは、ちゃんとしてる人が少ないっていうのもあるから、まとめ役とか結構ツッコミとかが多いんですけど、彼は多分、ボケが好きなんですよ。実は。
桜木:あー、わかるかもしんない。
小泉:休憩時間はみんなリラックスしているから、彼が一番ボケたりとかすることが多いイメージがあるんです。
大倉:確かに。
小泉:意外とファンの皆さんの中ではツッコミとか、しっかりしてるイメージですけどなんかこっちの空間では何かツッコミだけではなく、ギャグも……ギャグ?
大倉:やめてやめて! ネタもっていかなきゃいけなくなるから!
小泉:実はボケもめちゃくちゃするよ、っていう方なんじゃないかって。
大倉:それを見せられるのは、やっぱりメンバーだけですよね。

小泉:まあ俺らがいるからですよね。じゃあ、空人くんから要人を。
杢代:実像よ、実像。虚像の要人はいくらでもいるからさ。
大倉: 虚像の要人はすごくクールで、イケボでセクシーで、その笑顔のギャップにやられるみたいな感じなんですけども、実像は、彼自身は結構喋ります。クールなんですけど、意外とはしゃぐ。そして意外とアクセサリーとかもつけちゃう。
あとは……。
杢代:あれがいいんじゃないですか、愛犬と。
大倉:あと、愛犬想い。
小泉:でも愛犬には好かれてないんだよ。
杢代:やめろよ(笑)
大倉:マイナスなことばっかり言っちゃダメだろ。
とても愛犬想いで、犬と撮った写真を見せてくれたり、「今日は犬が寝てたから俺も1時間寝ちゃったな」とか。
杢代:でも、おいでー!とか言っても全然来ないよね。
吉澤:懐かれてることにしておいてください(笑) 懐かれてはいるけど、基本は反抗体制。僕のほうが下に見られているんで。
――じゃあ、最後……
吉澤:僕は……
杢代:俺だな。俺は一番むずいよ。虚像がほぼないもん。
吉澤:虚像は見せてくれないっていうか。
大倉:全部、等身大でぶつかってくる。
吉澤:難しいな、和人。……あ、実は頭いいです。
大倉:勉強の話じゃないですよ!
吉澤:頭の回転が速い。
大倉:それはそう。地頭がいい。普通に喋ってても、マジで頭の回転早いな、と思いますね。
吉澤:反応難しそうなところも返してくれる。例えば、凌大にしゃべったら絶対無視されるかな、っていうことも、全部拾って広げてくれる。
長野:俺の上位互換。
大倉:上位互換!?
杢代:会話得意ですね。
大倉:話術ね。
杢代:なんか詐欺師みたい思われない?
--コミュ力が高いんですかね。
大倉:それは本当にそう。先輩とかにもすごい好かれるし。
杢代:兄弟がいるので、昔から年上としゃべるのが多かったんです。だから今でもそういう壁がなかったんですよね。根っから、こういう感じなんです。
メンバーと一緒にいると安心できる

――来年の話も少しお聞きしたいんですが、2022年にげんじぶで実現したいことにはありますか?
杢代:とうとうこの話題が来ましたか!
大倉:ちなみに今年はZeppツアーでSoldoutっていうのが目標だったんですけど、年末の大阪・東京ともにSoldoutで。Zeppツアーが終わったら、目標達成です。本当にギリギリ今年の目標が達成できて嬉しいな、っていうのは、こないだ話してたんですけど。
小泉:来年については、ちゃんとしたのはまだ決まってないね。
杢代:今回Zeppツアーはすごく嬉しいんですけど大阪と東京の2カ所での開催なので、コロナ禍で会えなかった他の都市の皆さんにもまだ会えてないんですよね。そういう意味も込めてじゃないですけど、やっぱ5大都市ではやってみたいですよね。
大倉:あー、やってみたいね!
杢代:2年以上行ってない場所ももちろんあるので。大阪行くのですら1年半ぶりとかなんですよね。だから来年、世の中がもっと落ち着いたらそれこそ5大都市だったり、他のところでライブして回りたいですよね。
大倉:俺は夏に野外でやってみたいな。やったことはあるんですけども、全然最近になってその記憶がないというか。
小泉:a-nationが配信ライブだったからね。
杢代:それも2年ぐらいやってないか。
大倉:そんなにやってないか。
杢代:外の空気吸いながらやりたいね。
大倉:夏の暑さに負けない熱さでやるみたいな。ああいうライブをやりたい。
新曲も20曲以上増えたので、その曲を引っ提げていきたいですね。
――来年に向けて、今年成長したな、というところはグループとしてあったりしますか?
吉澤:一つになったっていう感じはありますね。とにかく仲がよくなった気がしてます。
――もともと仲が良かったけど?
吉澤:そうです。いる時間が長ければ長くなるほど仲良くなっていく。
――すごい。逆もあるじゃないですか。
杢代:普通は逆ですね(笑)
吉澤:多分一緒にいる時間が長いと、少しはいない時間も欲しいみたいになると思うんですけど、逆に一緒にいる方が安心できるっていうか。僕はそうですね。

――仲が良い秘訣とかあるんですか?
杢代:やっぱり正直に話す、じゃないですか。人と話すときって敬意を持って話すじゃないですか。となると、意外と自分が出せない。
本当にこれぐらい一緒に時間を重ねて仲良く話したり、逆にたまにぶつかったりすることもあると、いい意味で敬意はなくて、自分の本心から話せるようになるというか。
例えば、空人の本当のところを知っているから空人のことを信頼できるんです。こういう人だ、ってわかってるから、何をされても空人だし。みんな表面上じゃなくて中で繋がってる。常に本心で会話してるのでそれがやっぱり仲が良くなる秘訣かなと思いますよ。
小泉:あとはもう個性がもうみんな違うんで。会話してて飽きない。
杢代:バラバラなのにぶつからないんですよね。
桜木:笑いが絶えないですね。
常に笑ってる。レッスン終わったあとって疲れてるじゃないですか。それでも帰り道は笑いが絶えない。本当に仲いい秘訣だし、みんなそれぞれが幸せなんじゃないかな、っていう。
――喧嘩したことあるんですか?
杢代:僕と凌大はケンカしましたね、1回だけ。
今年、ワンマンライブが4月頃にあったんですけど、その前にメンバーみんなでミーティングしたときに。
それまで、コロナ禍ということもあって、グループでの活動が少なかったです。そこからのファーストワンマンライブだったので、なんていうんだろう……方向性じゃないですけど、見ている先がお互い違ったんです。
いつもだったら僕たちって受け入れる民主制なんですよね。個々が張り合うよりかはみんなの意見が合致して、次に進もうって人たちなんですけど、そこだけ珍しくどっちも引かなかったんですよ。熱くなっちゃって。話し合いですけど、ちょっと喧嘩っぽくなっちゃったかな、っていうところはあります。
大倉:でもその話し合いの熱量に僕たちも感化されるものがありましたし、そのおかげでワンマンライブもすごくうまくいきました。その後のげんじぶの活動も目標が見えて行動できたので、あの喧嘩のおかげって言っても過言ではないですね。
好きな曲を見つけてライブに来てほしい!

――最後にアルバムを聞いてくださる方へのメッセージをおひとりずつ、お願いします。
吉澤:また新しい「原因は自分にある。」の武器が一つできたので、これを持って未来に突き進んでいこうと思います。2021年、2022年これからも一緒に歩んでくれたら嬉しいなと思っております。
杢代:げんじぶファンからしたら多分珍しいアルバムになってるんですよ。げんじぶっぽさがないから。やっぱりげんじぶらしさだけだったら、聴き飽きが来ると思うんです。けど、本当に1曲1曲異なって、また違ったたくさんの素敵な楽曲が増えました。これを持って僕たちはライブをしますし、ファンのみなさんはアルバムを聴いて、体に入れてからライブに来たら、たぶん3倍ぐらい楽しいので。
大倉:絶対楽しいね。
杢代:ぜひぜひこのアルバムをたくさん聞いて、自分の好きな曲を見つけてから、ぜひライブに来てほしいですね。すっごく盛り上がると思います。
武藤:セカンドアルバム、虚像と実像そのはざまをコンセプトにしたげんじぶのまったく新しい世界観が詰まっているので、何度も聴いて、楽しんじゃってください。
小泉:何度も言うんですけど、挑戦の曲、僕らっぽくない曲もたくさんあるんですけど、だからこそ絶対1曲は好みな曲があるんじゃないかなと思っています。
アルバムを聞いて、好みの曲を見つけてください。
大倉:げんじぶっぽさであるピアノロック調っていうのがなくて、全部新しいジャンルで聴いてて飽きないアルバムになっています。その新曲たちで広がった僕たちの表現力を使って皆さんと手を取り合ってどんどん前に進みたいと思いますので、このアルバムをたくさん聴いて、僕たちと一緒に最高の景色を見に行きましょう。よろしくお願いします。
桜木:今の世の中に対するメッセージのある曲や、げんじぶらしくない曲、ファーストアルバムとセカンドアルバムでまた違った面白さもあると思います。
魅力が詰まってるんでぜひたくさん聴いて、夜のお供にしてもらえれば。
長野: 2次元と3次元をいつも行き来する僕たちが作った虚像と実像というアルバムなんですけど、「虚像と実像のはざま」をコンセプトに作ったので、あなたにとっての「原因は自分にある。」の存在する場所をこのアルバムを聴いて、自分なりの答えを出してくれたらなと思います。そして、今年も来年も再来年も、これからもぜひ、いい景色を見に行きましょう。











2nd ALBUM『虚像と実像』初回限定版
品番 ZXRC-2083
CD+DVD
<CD>
M1.黄昏よりも早く疾走れ
M2.犬と猫とミルクにシュガー
M3.豪雨
M4.以呂波 feat. fox capture plan
M5.半分相逢傘
M6.灼けゆく青
M7.J*O*K*E*R
M8.0to1の幻想
M9.夜夏
M10.藍色閃光
<DVD>
2021.01.23 仮想げんじぶ空間:case.3-多世界解釈-
-Overture-
-柘榴-
-嗜好に関する世論調査-
-原因は自分にある。-
-シェイクスピアに学ぶ恋愛定理-
-MC-
-スノウダンス-
-Up and Down-
-In the Nude-
-嘘から始まる自称系-
-MC-
-ラベンダー(Piano ver.)-

2nd ALBUM『虚像と実像』初回限定版
品番 ZXRC-2084
CD only
<CD>
M1.黄昏よりも早く疾走れ
M2.犬と猫とミルクにシュガー
M3.豪雨
M4.以呂波 feat. fox capture plan
M5.半分相逢傘
M6.灼けゆく青
M7.J*O*K*E*R
M8.0to1の幻想
M9.夜夏
M10.藍色閃光
ライブ情報
2021.12.27
【大阪】ワンマンライブ げんじぶ空間:case.2
≪公演情報≫
原因は自分にある。 「ワンマンライブ げんじぶ空間:case.2」
【日程】
■2021年12月27日(月)【大阪】Zepp Osaka Bayside
開場17:45/開演18:30
【席種・料金】
全席指定・・・¥6,900(税込)
<注意事項>
※3歳以上はチケットが必要となります。
※3歳未満のお子様は大人1名につき1名まで膝上に限り無料。ただしお席が必要な場合はチケットが必要です。
【チケットに関するお問合せ】
ローソンチケットインフォメーション
【公演に関するお問合せ】
大阪:キョードーインフォメーション
TEL 0570-200-888 (毎日10:00~18:00)
2021.12.30
【東京】ワンマンライブ げんじぶ空間:case.2
≪公演情報≫
原因は自分にある。 「ワンマンライブ げんじぶ空間:case.2」
【日程】
■2021年12月30日(木)【東京】Zepp Haneda
1部 開場13:45/開演14:30
2部 開場17:45/開演18:30
【席種・料金】
全席指定・・・¥6,900(税込)
<注意事項>
※3歳以上はチケットが必要となります。
※3歳未満のお子様は大人1名につき1名まで膝上に限り無料。ただしお席が必要な場合はチケットが必要です。
【チケットに関するお問合せ】
ローソンチケットインフォメーション
【公演に関するお問合せ】
東京:SOGO TOKYO TEL 03-3405-9999 (月~金 12:00~13:00/16:00~17:00 ※土曜・日曜・祝日を除く)
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環として、オペレーターによる受付を休止または受付時間を変更している場合がございます。
撮影/杉映貴子、取材・文/ふくだりょうこ
フォトギャラリー(29件)
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