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『男はつらいよ』全シリーズ50作、“寅年”の2022年にフランスで上演へ 先行イベントも大成功

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「UN AN AVEC TORA SAN」

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『男はつらいよ』全シリーズ50作が2022年1月より、フランスのパリ日本文化会館にて「UN AN AVEC TORA SAN」(One year with 寅さん)と題し、海外で初めて上映されることが決定した。

第1作公開から52周年を迎え、10月からはBSテレ東にて全作放映されるなど、昭和から平成、そして令和になった今もなお、日本中に笑いと涙を届け続ける『男はつらいよ』シリーズ。来年は“寅年”ということで「寅年の寅さん」と題し、国内外で様々な企画が展開される。

寅年の始まりに縁起の良い「寅さん年賀状」、とぼけた表情の猫と虎が寅さんの衣装をまとった愛らしいフィギュアグッズ、そして先日解禁となったサンリオの大人気キャラクター「こぎみゅん」とコラボした「フーテンの寅みゅん」など既にスタートしている施策については「寅年の寅さん」のまとめページを確認してほしい。

そして『男はつらいよ』が海外で大々的に上映されるのは初のこと。フランスでも今まで本作の配給、映画祭などでの上映機会はほとんどなく「“寅さん”の映画が上映されるのは素晴らしいことだ。日本人の日常生活はもっとフランスに知られるべき」と日本社会や文化をフランスに伝える絶好の機会となると期待されている。

さらに先日、フランスでの全作上映に先駆けてのイベントとして『男はつらいよ』本編先行上映と『山田洋次が見た日本』の著者、クロード・ルブラン氏の講演会が開催された。上映作品として選ばれたのは第1作の『男はつらいよ』と、第5作の『男はつらいよ 望郷篇』。

寅さんの人間像と映画で取り上げられる様々な風景とテーマといった、山田監督独自の作風が確立されたのは5作目からではないか、という視点で『男はつらいよ』の世界を深く掘り下げるトークが繰り広げられた。

上映イベントに集まった観客は約150名。来場者からは「フランスでの寅さんの上映を待っていました」、「日本文化の新しい側面を発見できた」、「美しい映像で、過去の日本の風景を見られてとても感動した。寅さんもとても素朴で人々が人間的で、とても良い。この映画のことは知っていたが、鑑賞できてよかった。郊外から自転車で来たが、また来たい」など熱いコメントが聞かれたという。

その他、パリ日本文化会館のエントランスホールにて、『男はつらいよ』オリジナルポスター8種、レプリカポスター全49作、書籍、雑誌、新聞記事、ロビーカードなどの展示も行われるなど、様々な視点から『男はつらいよ』の魅力が発信され、パリの人々が熱心に見入る姿も。

今後フランスで『男はつらいよ』がどう評価されるのか、「寅年の寅さん」と合わせて引き続き期待したい。

■企画情報
「寅年の寅さん」まとめページ
https://www.cinemaclassics.jp/tora-san/news/2015/

■映画情報
「UN AN AVEC TORA SAN」
2022年1月15日~本格スタート
50作目『男はつらいよ お帰り 寅さん』までの全50作が2022年12月までに上映予定

会場:フランス パリ日本文化会館

※エントランスホールにて『男はつらいよ』の展示会を実施中。オリジナルポスター8枚、レプリカポスター49枚、書籍、雑誌、新聞記事、ロビーカード等の関連資料を数回に分けて展示予定。

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