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演奏者を隠してオーディション?「クレッシェンド」本編シーン解禁

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「クレッシェンド 音楽の架け橋」

「クレッシェンド 音楽の架け橋」の本編映像の一部がYouTubeで解禁された。

実話にもとづく本作は、世界的な指揮者エドゥアルト・スポルクが、紛争中のパレスチナとイスラエルから若者たちを集めてオーケストラを編成する物語。和平コンサートが目前に迫った合宿で、激しく憎しみ合いながらも寝食をともにし、互いの音に耳を傾け、経験を語り合う団員たちの姿が描かれる。監督を務めたのはイスラエル・テルアビブ出身のドロール・ザハヴィ。「ありがとう、トニ・エルドマン」のペーター・ジモニシェックがスポルクを演じた。

明日12月12日の国際中立デーを記念して公開された映像には、オーケストラの楽団員を決めるオーディションのシーンを収録。行われているのは白いスクリーンで演奏者を隠し、人種や性別などで合否が判断されないようにするブラインドオーディションという方式だ。今から30年ほど前に広まったこのシステムにより世界的に非白人や女性の合格比率が格段に高まったものの、音だけで判断するため、結果には経済格差が如実に反映されてしまう問題も新たに発生しているという。そのため劇中には、占領地のパレスチナ人の合格者が少なくなってしまう描写も含まれている。

「クレッシェンド 音楽の架け橋」は1月28日より東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、 シネ・リーブル池袋ほか全国でロードショー。

(c)CCC Filmkunst GmbH