葛藤や不安を乗り越え、ONE N’ ONLYが成長した先に見えたもの「皆さんの背中を押せる存在に」
音楽
インタビュー

ONE N’ ONLY 撮影:杉映貴子
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すべて見るTikTokのフォロワーが全世界で380 万人を突破と、日本国内アーティストとしてはトップを走り、国内外問わず注目を集めているダンス&ボーカルユニットONE N’ ONLY(ワンエンオンリー)。
海外からもオファーが殺到している彼らが12月15日にDigital Single『We Just Don’t Care』をリリース! 楽曲の魅力はもちろんのこと、2021年のONE N’ ONLYについてたっぷりと語っていただきました。
これまでと、これからについて、ONE N’ ONLYの想いをお届けします。
「配」「生」「振」「友」「整」「投」……それぞれが今年の漢字に選んだのは?

――今年も残すところあと少し、ということで、2021年を振り返って、ご自分の1年を漢字1文字で表すなら、何を選ぶかお聞きしたいです。
TETTA うわ、難しい! 今年の自分にぴったりな漢字……。
HAYATO はい!配信の「配」にします! 1年を通して、たくさん配信したな、って。毎月のようにインスタライブをして、配信シングルのリリースも多かったので。コロナ禍っていうのもあるけど、時代が進んでいくにつれて、SNSとか配信、デジタルになってきたな、と思います。
TETTA いろんなSNSを最大限に使って、なるべくファンの方との距離を縮めていくというのはやっていましたね。僕は、「生きる」の「生」で。大きなステージでできることや、コロナ禍の中でいろいろ配信をやったりとか、新しいものが生まれたりとか。それが生きがいになっているので生きるっていう字が合ってるのかな、と。
――プライベートでもそういう実感はありましたか?
TETTA 生活習慣がガラッと変わって規則正しくなりましたね。前はレッスン終わった後にメンバーでご飯食べに行ったりしてたんですけど、今は少なくなりましたね 。早く寝て早く起きてっていう、生活リズムがなんか、いい意味で整った気がします。
――健康になられた?
TETTA そうですね。もともと嫌いだった野菜も食べられるようになりました。以前は前菜でくるものも全部メンバーにあげていたくらいなんですけど、自分から頼むようになりました。実家暮らしなので家で母親の手料理を食べることが増えたんですけど、そこで野菜がよく出てきて、食べたらうまかったです。食わず嫌いだったのかな。
HAYATO 逆に僕は一人暮らしなのでここ1年は1人でご飯っていうのが増えて、寂しいですね。あとコンビニとかのご飯が増えたり。
TETTA あーまあ、確かに増えるよね。
HAYATO あとTETTAくんの話聞いてて……。僕は静岡に実家があって、遠くもない距離なので割と定期的に帰ってたんですけど、この1年は本当に帰ってなくて。
TETTA お母さんから連絡はないの?
HAYATO 連絡はちょいちょいあるけど、直接会うのはあんまりなかったので、寂しい一年でしたね。
TETTA 寂しいね、配信だけひたすらやってる1年だ。


――REIさんは今年を漢字1文字で表すとしたらいかがですか?
REI 何かな……「振り返る」の「振」の字かな。家に1人でいる時間が多いと、振り返る時間が多くなるというか。今まで気付けなかった部分を発見できたり、おろそかにしていたところを集中的に練習できたりとか、もらったアドバイスについて考えるようになった、というのはあるかもしれないですね。
――具体的にここに気づけてよかったな、ということはありますか?
REI 前は忙しくなるとどうしても雑になっちゃう部分が自分の中であって。もちろん、その時は精いっぱいだったんですけど、もっともっと、って追求するところの深さは全然足りなかったのかな、っていう気もします。
あとはダンスだと、ダンスプラクティスとか、HAYATOが筆頭になって撮影してるんですけど、その時も今まで気づいてたけど言えなかった部分を言ってくれるようになって、それについて家で考えたりとか。やっぱり客観視できる人たちの意見というのは、なかなか自分の中に取り入れてなかったのかもしれない。気づけてよかったです。
EIKU 僕は……うーん、友だちの「友」ですね。1人でいる時間が増えたので、中学や高校のときの友達と話す機会が多くなりました。ビデオ通話で昔のことを振り返りながら話していましたね。
――おうちでの時間の過ごし方が変わったんですね。
EIKU もうルーティンというか、習慣づいちゃって。時間があったら話す、ということが多かったです。
KENSHIN 僕は「整」うです。TETTAくんの影響なんですけど、今年、人生最大の趣味、サウナにハマって「整う」を覚えまして。最近は週4~5ぐらい行ってます。
REI サウナって、確か賞とかもあるよね。
KENSHIN そうそう、(オリエンタルラジオの)藤森さんとか。僕らの先輩のDISH//さんもランクインしてました。
TETTA サウナの曲があるぐらいだから。
KENSHIN サウナで整ったあとは、DISH//さんの『SAUNA SONG』を聴いて、「今日もいい1日だったな」ってなってます。
TETTA ワンエンでも作ろ、サウナソング。
KENSHIN 作りたい! サウナ行けないときは家で温冷交互浴をやっているぐらいハマッてるんで。
NAOYA 僕は……皮膚科とか、自分にお金をかけた年だな、って。「投資」の「投」とか?
今年は病院に行く回数が多かったな。別に体が悪いとかじゃないですけど、皮膚科に行ってスキンケアとか、そういうものにお金をかけた年でした。人前に出るんで、そこは大事かな、と思って意識してます。
より深く考えるようになったグループのこと、パフォーマンスのこと

――個人のことについてお聞きしてきたんですが、続いてグループとして変わったな、とか成長したと思うところについてもお聞きしたいです。
TETTA 一体感とかかな……TikTokを始めてから、毎日更新してるんですけど、1本動画を撮ることにちゃんと6人向き合って、いろいろ試行錯誤したり。もともと仲はいいんですけど、それとは別で、SNSでもっとより多くの人に届けようって団結して話すようになってから、協調性っていうのが、前より増したような、強くなったような気がします。
REI 話し合いは増えましたね。MCだったりライブに向けてやりたいことが増えたりとか、トレンドに気を使ったりとか。あとはやっぱりフォロワー増えてきてどうすればいいのかとか、メディアに出させていただける機会が多くなったので、そういうところで今までは漠然としてたものが、ちょっとずつ明確に自分たちのことを伝えよう、と考えるようになった気がします。
――2020年までとは取り組み方とか、姿勢が変わった、ということでしょうか。
REI 去年はどちらかというとSNSに切り替える年だったんですよね。
今まではライブしてファンの方 と話して、というところが頭にあったんです。その思考がスイッチしたのが2020年で今年はそれをより具体化して発信するっていう方に、長い時間かけて出来てくるようになってるのかなっていう気はしてますね。
KENSHIN 遊び心がみんな増えたのかな。ひとりひとり、いい意味で余裕が見えるようになった気がしてて。ただ踊るだけの動画でも「じゃあちょっとスパイス入れてみよう」みたいなのを、いろんな現場でできるようになったな、って思います。
例えば、対バンのイベントMCで、どうやったら覚えてもらえるか、ちょっと変わったことやるか、みたいな。ライブでもアドリブが増えてきてますね。
――より受け取り手のことを考えるようになったんですね。
KENSHIN そうですね。自分たちがやったことを相手がどう思うかというより、どうやったらもっとダイレクトに伝わるのかというのを、それぞれが考える余裕とかが生まれてきたのかなと。


――EIKUさんはいかがですか?
EIKU 1曲1曲の振りが繊細になってきたかな、って思ってます。
これまでももちろんやっていたんですけど、空いてる時間で基礎を深掘りして、体の使い方を皆一緒に練習したり、振りへの意識も変わってきたかなっていうのは思いますね。
今まではちょっと極端というか、大きい動きはただ大きく、とか小さい動きはただ小さく、とかだったんですけど、その小さいから大きい動きへのグラデーションを繊細に表現できるようになってきました。
もっと成長ができるかなと思うんですけど、やってきたことは活かされている感じはあります。
NAOYA いい意味で1人1人がもっとグループのこと、自分たちの未来をさらに考えるようになったかなと思いますね。
それこそTikTokとかもそうですけどライブとか、1曲1曲にかける思いとか、全てのことに対して、みんなが深く考えるように変化しました。
HAYATO 僕たちはグループ名がONE N’ ONLYで「唯一無二になりたい」というところを目指してきたんですけど、ずっと漠然としていたんですね。
その中で去年の年末ぐらいからTikTokがきっかけで海外へ発信をたくさんしてきたことで、ポルトガル語バージョンの歌を出してみたりとか、他の人たちはやってないような、それこそ唯一無二の行動がこの1年でいろいろできたな、というのは実感できました。
少しずつグループとしての方向性が定まってきて、そのために逆算して今何が必要かっていうのを考えながら、やるべきことができている実感はありますね。
メンバーに賞を贈るとしたら?

――今年、メンバーにそれぞれ賞を贈るとしたら、というところをお聞きしていきたいです。プライベートに関することでもいいですし、もちろんお仕事の面でも。
KENSHIN あー、おもしろそう!
REI なんだろなあ。
TETTA じゃあ、KENSHIN。KENSHINにみんなで贈ろう。
KENSHIN ちょうだい、ちょうだい。
REI ……でかいで賞。
HAYATO それは今年に限らずでしょ(笑)
これ、ネーミングセンス問われるなあ!
REI それかよ!ともなりたくないし。
HAYATO 攻め続けたで賞。パフォーマンスもそうですし、KENSHINはお笑いが好きっていうのもあって、トーク面でも常に挑戦をしてたなって。
パフォーマンスもすごい煽りをたくさんやってくれるんですよ。それで勢いつくので。新しい角度から煽ってみたりとか。常に違う角度から攻め込んでた。
KENSHIN それは今年、特に考えるようになったな。この話題で盛り上がってるときに、違う角度から行ったらどうなのかな、とか。
HAYATO 人と違う角度でアイディアとかトークを投げ込んでくるので、さらに面白くなる。そういうのが感じる場面が多かったです。
KENSHIN 守りより、攻めでいっていたかもしれないですね。それで事故を起こしたこともあるんで。
一同 笑
KENSHIN バァンって!最初に避雷針になるので。避雷針であり続けたい。
HAYATO 雷落ちる前提じゃん!
TETTA 危ないなあ。


――じゃあ、続いてREIさんいきましょうか。
HAYATO 悪がらみで賞。
KENSHIN それは2018年から変わってない!
NAOYA どんどん悪化してるから。
TETTA じゃあ……もう一枚の顔で賞。
REI え、なにそれ!
TETTA 舞台(『虹色とうがらし』)を9月まで1ヶ月ちょっとぐらいやってて。
みんな舞台は「FAKE MOTION」でやったことはあるんですけど、その舞台が終わった後に初めてのソロ。ワンエンとしても誰もやったことないので、緊張や不安があったと思うんですけど、実際僕たちが舞台を観に行ったときに、今まで見たことのない顔をしてたんですよ。最初はワンエンのREIを観に行ってたのに、終わった後は俳優の沢村玲だった。
HAYATO いつものREIくんはそこにいなかったよね。
TETTA 浮論っていう名前だったんですけど、浮論の役としてちゃんと見えた感じがしてすごい新しい顔だな。すごいな、って。
HAYATO めちゃくちゃ強い役だったんですよ。
TETTA ちゃんと人を守って自分が犠牲になるような……。
HAYATO 本当にかっこよかった。
――REIさんご自身はどうですか?
REI 舞台が決まったときは本当に楽しみな気持ちもあったんですけど、台本に「ONE N’ ONLY」って書いてあったことで「ONE N’ ONLYのREIとしてちゃんとやらなきゃいけない」っていう責任感もありました。今までで一番練習して、芝居と向き合って、正直もう挫折しかけたっていうか……1日何もできないことがあったりして。
でも、そういうときにNAOYA が「今日はいいから、稽古に集中しなよ」って言ってくれたときはめちゃくちゃ心に響いて、本当にこれは成功させなきゃって思いましたね。そういうことがより一層、芝居を進化させていったのかな。
あとは正直、初日はブルブル震えてたんですけど。メンバーが見に来てくれたときに「REIくん、めっちゃよかったよ」って言ってくれて、それで千秋楽まで駆け抜けられたのかな、という気はしますね。
――1人でも、グループの支えがあってみんなで戦っていた、ような……?
REI そうですね。1人になって余計にメンバーに支えられてたんだなっていう部分がより明確になりました。そういう意味でもよかったですね。自分のダメだった部分とか気づけましたし。
NAOYA あとは「頭皮お疲れさまでしたで賞」をあげたいです。
TETTA・HAYATO はははは!
REI 一度ね、ちょっと金髪にね。
――じゃあ、REIさんには副賞ということで。
NAOYA 2つ賞あげてください。
REI 豪華だなあ!

――では、次はHAYATOさんには……。
REI 言葉にするのが難しい……うーん、「よく言ってくれたで賞」。
春のツアーで、最後に中野サンプラザで1人1人挨拶したときに、HAYATOが一番感情をボロッと出したような気がしました。普段、自分の感情が先走ることってほとんどないんですよ。でもあのときは「ライブができなくて悔しかった」ってたった一言だったんですけど、伝わったというか。
いつも笑顔だけど、こういう思いを内に秘めて活動してたんだなっていう。僕たちも思っていたことだったし、よくあの場面で言ってくれたなっていうのは、すごいジーンと来ましたね。
HAYATO 泣くつもりはなかったんですけど、素直にみんなに会えたことが嬉しくてそういう言葉が出ちゃったんです。
逆にみんなに向けてこう素直に言葉を吐き出せるようになったな、っていうふうに思いますね。いつもかっこつけて、そういうのも言わなかったですし、ちょっとファンの子たちとの心の距離が縮まったな、って感じましたね。
……あと、副賞もあるよね?
REI NAOYAさんお願いします!
HAYATO 副賞係になってる(笑)
NAOYA 半地下卒業したで賞。
一同 爆笑
NAOYA これ、ちょっとどういうことか分からないと思うんですけど。
HAYATO ずっと一人暮らししていたんですけど、ちょっと、地下にね。
TETTA がっつりじゃなくて、半分地下なんだよね。
――日の光は入るけど、暗い、という感じですか?
HAYATO それが入らないんですよ!ベランダもないし、湿気もすごくて。選んだ当時はわかんなかったんですよ。住んでみたら、もう……。1ヶ月ぐらい前にやっと脱出しました!
――それはよかった……!
HAYATO そうなんです。副賞ありがとうございます(笑)
次、TETTAくんいこ。
NAOYA TETTAはすぐ出るわ。俺。「歌がんばったで賞」
一同 おお……!
NAOYA ボーカル3人ともみんながんばってるんですけど、特にTETTAは今年「FAKE MOTION」のライブをやったときにいろんな各学校の曲を僕たちがカバーでやったんです。それも全部ボーカルとして、歌い切って。それこそ5~6年ずっと一緒にいるので、より成長を隣で感じたなっていう。
もともと本当に歌が好きっていうのは知ってたんですけど、好きだけじゃなくて、自分のものにしてるなっていうのがすごく伝わってきたので、この賞を贈りたいと思います。
TETTA 嬉しいです。……副賞は?
NAOYA 求めるねぇ!(笑)
TETTA いいじゃん。
NAOYA いいじゃんじゃねぇよ(笑)
EIKU でも、ほんとメインを全部歌ってたんだよね。
HAYATO TETTAのボーカルがすごい強かった。
TETTA 来年はもっとがんばります。
――歌はより好きになりましたか?
TETTA そうですね。歌と向き合う時間が増えましたね。
細かい部分もですし、自分の発声方法も改めて見直したりとか、自分が普段聴かないジャンルの音楽を聴いたりして、いろんなところから吸収しようとするようにはしましたね。
REI 誰よりもストイックですね。自分のやってることのパーセンテージのほぼ全部を歌に捧げているんじゃないかっていう。
TETTA 趣味なんで。
HAYATO 趣味・歌、仕事・歌、だよね。

REI NAOYA は「グループを引っ張ってくれたで賞」。もうこの人がマジでやばいです。細かいグループのことだったりとか、みんながちょっと抜けそうなところをいつもフォローしてくれてるっていうか。
つい最近ですけど今までの楽曲のフォーメーションを表にしたり、プライベートの時間を割いてそういうことをしてくれて。グループに愛があるし、引っ張ってくれるし。NAOYA がいなかったらやべえなっていうのはいろんなところで思いますね。
TETTA ダンスはHAYATOがまとめてくれるんですけど他の部分ではNAOYAが基本引っ張ってくれて、まとめてくれたりとかもするので。
REI 自分の舞台のときはより一層、引っ張ってくれている、って感じましたね。
TETTA 自分のことにしか集中できないときも、基本周りを客観視していろいろ見渡してくれるんで、注意してくれたりとか、そこは大きいですね。
――NAOYAさんいかがですか。ずっと伏し目がちになられていましたが……
NAOYA ちょっと……恥ずかしいですね(笑)でも別に義務ではなく、自分が好きでやってることなんで、それをメンバーが言ってくれるのは素直に嬉しいですね。
このメンバーだからこそできることなのでいい関係だなって思います。

――では最後、EIKUさんに。
NAOYA EIKUもすぐ出る。「言えるようになったで賞」。
REI ああ、それあるかもね。
NAOYA 今までは控えめというか、あんまり意見を言わなかったんですけど、今年から、ライブの曲に対してとか構成に対しての振りとか、いろんな面で意見を言えるようになったので、そこは変わったな、って思います。
HAYATO 鋭いよね。
NAOYA そう、言うことが全部鋭くて。
HAYATO 的確だし、痛いとこついてくるし。
一同 笑
TETTA 正論すぎて(笑)
HAYATO 言いづらいようなことも言ってくれるので、それでクオリティもより上がるっていう。すごく助かるよね。
EIKU 改めて基礎をやり始めてからより全体的なダンスを客観視できるようになったな、と思っていて。
ひとつひとつの振りを大事にしたいな、というところから結構きつくもなっちゃうんですけど、ストレートに言うようになりましたね。
REI いや男らしいですよね。無駄なこと言わないから。
TETTA 殻破ったよね。
EIKU やっぱり一番目に入るのが、ダンス。歌は耳からだけど、お客さんに目で一番伝わるのはダンスかな、と思ったら、そこは大事にしたいなっていう想いが強くなりました。
TETTA MCのときもどちらかというと自発的に喋らない方だったんですけど、最近は自分からもいろいろボケたりとか。そこもめちゃくちゃ変わったなっていう。
KENSHIN トークとかもいつも自分から喋らなかったのに。
EIKU 振ってもらえないとしゃべれなかったというか。気を遣っちゃうというか。
KENSHIN それもめっちゃいいところなんですけどね。先にみんなに、っていう。優しい部分でもあるけど、いい意味で本当に変わったな、って。
――メンバーへの信頼みたいなのも増したんですかね?
EIKU それもありますね。みんな1人1人が成長してきてる。本当にそこは自信持って言えるので。
「We Just Don’t Care」は自分たちと聴いてくれている人の背中を押す曲

――12月15日に発売される新曲「We Just Don’t Care」について、注目してもらいたいポイントや、ご自身が聴いてみての感想などをお聞かせください。
KENSHIN 勇気が出る曲だなって思いましたね。あと、何回でも聴けると思いましたし、歌詞も勇気が出ます。いい意味でワンエンらしくないけど、ここまで積み上げてきたものを1回振り返る楽曲になってるなっていうのは、思いますね。
REI 自分を励ますことで人にも励ましを与えるというか……今までは強いメロディーで伝えていたけど、しっとりとして、人の心にスッと入るようなメロディーラインなのでそんな曲をこのタイミングで、2021年の集大成で出せるっていうのはすごくいいことだな、と思ってます。
HAYATO 楽曲のメッセージが皆さんの背中を押してあげたいというか……。
僕たちもなんですけど、挑戦を恐れたりすごい人と比べたりして不安になることが生きてたら絶対あると思うんです。僕たちもそういうふうになってたことがあります。
僕たち自身の背中も押すし、聴いている皆さんの背中も押したいなっていうところで、ダンスにも力強さやストーリー性もあって。
最初はコンテンポラリーのようなダンスから始まってるんですけど、サビは力強くて。
今までとは違って、表現にポイントを当てたようなダンスになってるので、そういうところに注目してほしいです。
TETTA ボーカルだと、サビは地声じゃなくて、ファルセットで全部やってるっていうところも今回ポイントかなと思っています。ファルセットを使うことによって、より繊細さが増したり、心に響きやすくなっていると思います。
ダンスも3人ずつでわかれて踊ったりとか、お互いの気持ちの最初のすれ違いから、お互い前を向いて同じ方向に進んでいく、そんな気持ちも込めた振りになっているのでそこも見どころですね。


NAOYA ダンス面では、自分たちが歩んできた今までの道を思い出させるような構成になっています。曲がバラードなので構成もシンプルで入り込みやすいと思います。そういうところにも注目してほしいです。
EIKU 歌っていても、昔の映像がフラッシュバックするというか。いろんな葛藤や経験が歌にも現れているので、もし、今不安を抱えていたり悩んでる人がいたらそういう人たちに、この曲で背中を押してあげたいです。希望を与えられたらいいなって思ってます。
一番、意識してるところはBメロかな。ため息をつく場所があるんですけど、僕的にはめちゃめちゃポイントの部分なんです。昔の不安だった気持ちを全部吐き出してるみたいなところを聴いてもらいたいな、と。
2022年に叶えたい夢は?

――歌詞でも「夢」というワードが出てくると思うんですけど、最後に2022年に叶えたい夢をお1人ずつお聞きしたいです。
EIKU やっぱり海外にも応援してくださっている方がいるので、その人たちに会いに行きたいですね。
NAOYA 写真集を出したいですね。
TETTA TikTokフォロワー500万人いきたいですね。
500万っていう数字を手にしたいですね。
REI ワンエンで芝居やりたいですね。
ドラマもやってますし、「FAKE MOTION」もやりましたけど、もう1回やりたい。
――どういうお芝居やりたいとかありますか?
REI 欲を言えば殺陣やりたいですね。みんなやっぱり身体能力高いので。
KENSHIN 僕は……日本で見つかりたいな、って思います。TikTokで海外の方にも知ってもらいつつあるんですけど、新しいことにどんどん挑戦していってる僕たちONE N’ ONLYをありがたいことにいろんなTV番組に取り上げてもらえる機会が増えつつあります。日本での認知度をあげる、あげたい。2022年見つかりたいですね。
HAYATO 武道館いきたいですね。
一同 おーっ!
KENSHIN いきたいね!
HAYATO いろんな会場でやってきてはいるんですけどちょっとずつ規模も大きくなってきたかなっていうところで。KENSHINも言ってたけど、やっぱりいろんな人にもっと知られたいし、みんなに僕たちの楽曲を口ずさんでほしいなと。お茶の間のみんなに。
ファンの方 じゃなくても聴いたことあるぞ。カラオケのランキングに入ってるぞ、という楽曲を1曲 作りたいですね。
REI カラオケで「これ入れとこう、とりあえず」に入りたいですよね。
TETTA そうそう、盛り上がるから、ってね。

おまけ
ワンエンでクリスマスパーティーをするとしたら?

今年、クリスマスライブも開催するONE N’ ONLY。大忙しの彼らがグループでクリスマスパーティーをするとしたら、どんなことがやりたいか、聞いてみました!
NAOYA 外でやりたい。テントとかたてて、キャンプ的な感じで。
REI 寒い。
KENSHIN 寒いよ。
NAOYA 逆にそれがいいじゃん、火をおこして。あったまりながらやりたい。
HAYATO グランピングみたいな?
NAOYA そうそう!いいね!
KENSHIN えっ、みんな外派なの?クリスマス。
TETTA 中派!
REI 俺も家であったまりたい。
KENSHIN だよね(笑)
EIKU 一緒にクリスマスツリーを飾りたい。
昔、お父さんとかと一緒に曲流しながらやったな。
NAOYA そこはやっといてもらって。
EIKU・REI えーっ!?
TETTA 俺は完成されたところに行きたい。
KENSHIN いやいやいやいやいや。
REI ここに来て協調性ゼロかよ!(笑)
TETTA 作業工程が一番やだ(笑)
EIKU それがいいんじゃん!
REI 料理は俺が作ります!
TETTA じゃあもう担当できましたね。作業してもらって。
HAYATO 作業って言い方!
TETTA 飾りとかやってもらって、料理作ってもらって、食べる人。
NAOYA じゃあ、俺食器洗いします。
REI 助かる、一番助かるポジション。
TETTA じゃあテーブル拭きします!
NAOYA あとプレゼント交換とかしたい。
TETTA あーいいね。
NAOYA ただ値段決めていくらまで、っていう。
HAYATO 500円とか。
TETTA ケチだな!
REI 遠足やん。小学生の小遣いか。
HAYATO 5000円。
NAOYA いや、1万とか、2万とかそういういい感じの値段で何を買ってくるかが楽しみなので。
HAYATO EIKUは全部かば焼きさんとかやめてね。
REI やりそうだなあ。
EIKU この前、ライブおわりにかば焼きさん50枚ぐらい買いました。
NAOYA やば(笑)
EIKU 好きすぎた(笑)
TETTA いやでも絶対楽しいね。
REI やりたいね。







撮影/杉映貴子、取材・文/ふくだりょうこ
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