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OSK日本歌劇団100周年に向け、楊琳「熱く激しい最高のレビューショーを」

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OSK日本歌劇団創立100周年記念公演「レビュー春のおどり」制作発表の様子。

OSK日本歌劇団の創立100周年を記念した「レビュー春のおどり」の製作発表が去る12月10日に大阪で行われた。

会見にはトップスターの楊琳、娘役トップスターの舞美りらと千咲えみ、特別専科の桐生麻耶ら出演者と、第1部で和物レビュー「光」の演出・振付を担当する山村友五郎、尾上菊之丞、藤間勘十郎が出席した。

山村は「私は3部構成の前半部分を担当しますが、2004年からOSKに携わらせてもらっている中で感じてきた力強さや、これまでの公演に思いを馳せながら、華やかにお祝いできるような内容のものをお届けいたします」と意気込みを述べる。菊之丞は「構成的には最後の部分を担当します。タイトルの通り“光”をテーマとし、OSKの魅力である力強さを生かし、エネルギッシュな群舞を盛り込んだ、これまでの“フィナーレ”とは一味違う、“次につながるフィナーレ” をと考えています」と述べ、勘十郎は「私の担当部分では、『立廻り』や『所作』のような“歌舞伎の要素”をふんだんに盛り込むつもりでいます」と語った。

第2部「INFINITY」の演出を手がける荻田浩一はメッセージを寄せ「100年というのは偉大な時間を経てもなお、さらなる100年に向けての冒険は永遠に続いていく、そんな意味を込めて『INFINITY』つまり無限という言葉をタイトルに選びました。これまでの歴史を誇らしく胸に刻み、この先の100年も邁進し続けるOSKを、客席の皆様と共に賑やかにお祝いできるような演目を作りたいと考えています」と思いを語った。

続けて出演者があいさつ。楊は「劇団創立100周年というのは本当に大きな節目です。関係者の皆さま、そして何よりも私たちを応援し、支えてくださるファンの皆様のおかげだと本当にありがたく思っています。100周年記念公演は、大阪から始まり、東京、京都と3都市を回り、それぞれの会場で総勢52名の全劇団員が出演します。こんなに幸せなことはございません。重圧も感じ、緊張もしますが、それ以上に、これまでの100年間OSKを応援し、支えてきてくださったファンの皆様へ、公演を通じて感謝の気持ちをお届したいとワクワクしております。感謝の気持ちを胸に、劇団員全員が一丸となり、熱く激しい最高のレビューショーをお届けします」と熱い思いを述べた。

舞美は「皆様の応援があったからこその100周年だと強く感じています。この感謝の思いを胸に、最高の舞台をお届けできるようにがんばります。今は、プレッシャーを感じている余裕がないほど必死に日々のお稽古に励んでおります。劇団員全員が一舞台人としての役割をまっとうし、かつ、精一杯楽しみ、最高の舞台を作り上げます」と言い、千咲も「自分が100周年記念公演の舞台に立てるということはとても感慨深く、改めて気の引き締まる思いです。一劇団員としての役割をまっとうすることはもちろんですが、その中で自分らしさを出せるよう、全身全霊で、すべてを出し切り、頑張ります」と話した。

続く桐生は「1年目の時から見守ってきた楊が、こんなにも立派なスピーチができるようになったのかと本当に感慨深いです」と笑顔を見せ、「本日、このように劇団創立100周年記念公演の製作発表を迎えることができたのは、ひとえにファンの皆様、支えてくださる皆様のおかげであり、劇団員だけでは決して成し遂げることのできなかったことです。OSKを応援してくださる皆様のために、劇団員が一丸となりこの公演を盛り上げ、最高の舞台をご披露いたします。そして、100年のその先も、前向きで打たれ強く、力強いOSKを皆様にお届けしてまいりますので、楽しみにしていてください」と力強く語った。

公演は2月5日から20日まで大阪・大阪松竹座、3月25日から27日まで東京・新橋演舞場にて行われ、大阪公演のチケットは12月20日10:00、東京公演のチケットは1月25日10:00に販売スタート。

OSK日本歌劇団創立100周年記念公演「レビュー春のおどり」

2022年2月5日(土)~20日(日)
大阪府 大阪松竹座

2022年3月25日(金)~27日(日)
東京都 新橋演舞場

第1部「光」

演出・振付:山村友五郎、尾上菊之丞、藤間勘十郎

第2部「INFINITY」

作・演出:荻田浩一

出演:楊琳、舞美りら、千咲えみ、白藤麗華、虹架路万、愛瀬光、城月れい、華月奏、遥花ここ、翼和希、椿りょう / 桐生麻耶 ほかOSK日本歌劇団