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O-VILS.(オービルズ)『We Are O-VILS.Vol.1』12/5(日) 京都テルサ テルサホール公演ライブレポート

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O-VILS.『We Are O-VILS.Vol.1』京都テルサ テルサホール

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軽音楽・吹奏楽・ダンスが融合する良さを追求し音楽界に新しいエンターテイメントの確立を目指して、今年4月から本格的な活動をスタートさせたO-VILS.(オービルズ)。現在34名にもなるメンバーは京都橘高校吹奏楽部出身の卒業生を中心に構成されている。そんなO-VILS.として初の有観客ライブとなる『We Are O-VILS.Vol.1』が12月4日(土)・5日(日)と二日間に渡って京都テルサホールで開催された。コロナ禍という困難な状況の中で2回の公演延期を乗り越えてきたメンバー自身にとってもファンにとっても待ちに待ったステージ。サポートメンバーを合わせて30名を超える大人数で繰り広げられたパフォーマンスは華やかで楽しくて迫力満点!数多くの管楽器とバンドサウンドによる多彩な演奏に、ダンスやカラーガードのパフォーマンス、素顔が垣間見れるMCコーナーも含めて大盛り上がりとなった。そのファイナルを飾った5日(日)のライブレポートをお届け!

10月の無観客配信ライブを経て、O-VILS.として初の有観客となる今回のショーは力強いドラミングで口火を切った。ドラマーはO-VILS.の発案者であり総監督を務める中心人物のゆいな。オープニングは映画『ミッション・インポッシブル』のテーマ曲で、意表を突くハードなバンドサウンドが炸裂する。待ちかねた観客の熱を帯びた手拍子に後押しされて、様々な管楽器やショルダーキーボードを手にしたメンバーやカラーガードが揃い、ステージ上から溢れんばかりの明るくパワフルなエナジーが放たれる。1曲目の『Fire Ball』が終わると「こんばんはO-VILS.です!」とゆいなが挨拶して、ドラムを叩きながらメンバー紹介すると、「メンバーと客席にいる皆さんと今日は最高の1日を作っていきたいと思います! よろしくお願いしまーす!」と元気に声を上げた。

テナーサックスとボーカルを担当するにいなが声高らかに歌う2曲目の『Show Me How You Burlesque』以降も、楽曲によって、ダンスを前面に出したり、各楽器のソロをフィーチャーしたりと、見どころ満載で観客の目を釘付けに!

『Liven'la Vida Loca』はポップなラテン系の曲調と共に、ダンサブルな演奏を続けるメンバーが次々とフォーメーションを変えて魅了し、観客から大きな拍手が送られた。また、『White Christmas』では、クリスマスの衣装を着たメンバーから、サポートのバンドメンバーにクリスマスプレゼントが渡される微笑ましい一幕も。

オレンジと白を基調とした物販紹介を挟んで中盤に入ってからのブロックでは、ヘヴィなギターソロにアグレッシヴなドラムが叩き込まれるヘビメタ / ハードロック風のバンドアレンジとなったベートーベンの『運命』で圧倒! さらに、10月に配信曲として発表された『Trigger』は大人数のメンバーが再び勢揃いして、アッパーにスウィングする圧巻のパフォーマンスを披露。ピストルを持って踊る『007』ではバンドサウンドとクールな演出で惹きつけた。

この日、3回目のMCタイムは「メンバーの魅力をもっと知ってもらいたいという思いから始まったファンクラブ企画」という『生O-VILS.ラジオ』コーナーを設けて、ゆいなとちっぴが登場。「喋り出したら止まらへん」「脱線しまくる(笑)」と関西人らしいトークで進行し、みんなを楽しませてくれた。またこのコーナーでは新メンバーのライちゃが呼び込まれ、「今めっちゃ頑張ってくれてます!」とちっぴが嬉しそうにコメント。一方、ゆいなは「幼い頃から音楽に関する様々な習い事をさせてくれたことが、今に繋がった」というエピソードを語り、会場に観に来ているという母親に「すごい感謝してます!」と伝えていた。

後半戦はさらにメリハリを効かせた構成で、O-VILS.の振り幅の大きさを凝縮させた楽曲が繰り出されていった。新しくサンバのリズムを取り入れた『TRISTEZA』はメンバーのコーラスや小気味よいステップで一層明るい雰囲気が広がる。かと思えば、スティーヴィー・ワンダーの代表曲『Isn't she lovely』ではサックスをフィーチャーして、観客の手拍子と共に心地よい雰囲気で包み、『Take five』はジャジーで洒脱な雰囲気に浸らせた。フルートのソロが一際美しい音色を響かせた『Amazing Grace』も印象的だった。

そこから一気に場面転換するようにピンク・レディーの『渚のシンドバッド』はスウィンギングな曲調に乗って可愛くセクシーに演出。メンバーが後ろ向きに並んでヒップを揺らすパフォーマンスで観客を惹きつけた。

そして、本編最後は再びアップテンポでリズミカルに踊りながら演奏し、全員で手を振って、大きく足を上げて軽やかにステップを踏む『Sing Sing Sing』で賑やかにフィナーレとなった。

アンコールを求めて鳴り止まない観客の拍手に迎えられて、再びステージに現れたゆいな。メンバーを代表してここまでの道のりを改めて振り返り、「“Vol.1”のこの日を迎えられたのは応援してくださっている皆さまのおかげです!」と感極まる表情で観客や支えてくれているスタッフに向けて感謝の思いを伝えた。さらに、ここでビッグサプライズが! あの大手レコード会社のマネジメント部門である「エイベックス・マネジメント大阪」と契約すること、2022年3月19日(土)・20日(日) に同会場で、『We Are O-VILS. Vol.2』が開催&配信されることが発表されたのだ。

「私が描いている完成形を、皆さんに見せられるように頑張って行きます! 今後とも応援よろしくお願いします!」と意気込みを熱く語った。

そして、再びメンバーを呼び込んで、軽快なマーチングスタイルの『Jump in The Line』とアップテンポでファンキーな『You Can't Stop The Beat』で盛り上げる。最後、全員がステージ最前列で横一列に並んで、「We Are O-VILS!」と声を合わせて叫び、まさに完全燃焼! 観客はスタンディングオベーションで熱い拍手をメンバーに送り続けた。

昨年から続く未曾有のコロナ禍という困難な状況にも屈することなく、ゆいな曰く「まだ見たことがないエンターテインメントをやるゾ!」とチャレンジングな姿勢で誕生したO-VILS.。そのパフォーマンスを目の当たりにすれば、きっと誰もが応援したくなる。「“踊れるブラスバンド”として世界に感動を届けたい」という大きな夢を抱いて逞しく前進していくO-VILS.に乞うご期待!

Text by. エイミー野中

<ライブ情報>
『We Are O-VILS. Vol.2』

2022年3月19日(土) 京都テルサ テルサホール
開場17:30 / 開演18:30

2022年3月20日(日) 京都テルサ テルサホール
1部:開場12:00 / 開演13:00
2部:開場16:30 / 開演17:30

【チケット料金】
全席指定5,000円(税込)
視聴チケット:3,000円(税込)

チケット(全席指定)先行:12月27日(月) 11:00~受付開始
視聴チケット:2022年1月29日(土) 10:00~受付開始
チケット購入リンク:
https://w.pia.jp/t/ovils-k/

プロフィール

軽音楽・吹奏楽・ダンス が融合する良さを追求し音楽界に新しいエンターテイメントを確立させるために生まれたチーム。アメリカのローズパレードを経験した総監督三田結菜により当時のメンバーを中心に2021.4.3発足。

関連リンク

公式サイト:
https://www.o-vils.jp/

YouTube:
https://www.youtube.com/channel/UCoKXC2NHvC1J5x6UT-AsM5g

Twitter:
https://twitter.com/ovils2021

Instagram:
https://www.instagram.com/ovils2021/

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