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「さあ、ようやく武蔵が参ります。」神田伯山、真打昇進後初の「新春連続読み」

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『寛永宮本武蔵伝』完全通し公演 令和四年ビジュアル デザイン:菅原麻衣子(ycoment) 宣伝写真:橘蓮二 題字:安田有吾

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講談師神田伯山の襲名・真打昇進後初となる「新春連続読み」が、1月6日(木)から池袋・あうるすぽっとで、いよいよ開催される。演目は『寛永宮本武蔵伝』(全17席)で、東京では前夜祭含め五夜連続を2回、合計10夜という大掛かりな公演だ。この企画は、2021年に予定され、コロナ禍でまるまる1年延期となっていた。東京に続き、名古屋、福岡でも“旅公演”が予定されている。

「連続読み」は、長編の講談を続きものとして数日間にわたり読みあげるもの。テレビのなかった時代に寄席などで連日かけられたが、現代ではよほどの実力と人気を持つ演者でなければ興行として成立しない。

神田伯山はこの連続読みに挑戦し続けている。2019年1月に『慶安太平記』全19席、20年1月にも『畔倉重四郎』全19席を、同じくあうるすぽっとで上演している。前売りチケットは5日間の通し券のみだったが、ともに即日完売という快挙。高座内容も大評判をとった。

『寛永宮本武蔵伝』は、伯山が初めて覚えた連続物。剣豪宮本武蔵の一代記だが、映画の原作になった吉川英治の『宮本武蔵』とは趣が異なる、豊前小倉藩の家臣宮本伊織の息子、二刀流の使い手宮本武蔵が、妻の父の仇、佐々木小次郎岸柳を倒すため、西へ西へと死闘を繰り広げながら旅をする物語で、全17席の構成。

伯山はあうるすぽっとの所在地、豊島区の出身。この舞台を初めて踏んだのは2018年の「みんなの演芸」の一席。その時の演目が、まさに『寛永宮本武蔵伝』のなかで一席物として読まれることの多い第4話の「狼退治」だった。

公演は5日間を2回。以下の予定で上演される。
前夜祭(6日、12日)
初日 (7日、13日) 「偽岸柳」「道場破り」「闇討ち」「狼退治」
2日目(8日、14日) 「竹ノ内加賀之介」「山本源藤次」「柳生十兵衛」「吉岡治太夫」
3日目(9日、15日) 「玄達と宮内」「天狗退治」「吉岡又三郎」「熱湯風呂」「桃井源太左衛門」
楽日(10日、16日) 「甕割試合」「山田真龍軒」「下関の船宿」「灘島の決闘」

【神田伯山からのメッセージ】
ありとあらゆる興行が、延期をしております。
ひどいのになりますと、延期興行の延期興行のそのまた延期興行で、お客様半分にしてのソーシャルディスタンス昼夜公演という、大変な状況になっております。
『寛永宮本武蔵伝』は、私もお客様も一年間待たされました。
佐々木小次郎を待たせてジリジリさせた、宮本武蔵の計略のようです。
そう思うと、この公演は武蔵の思い通りかもしれません。
さぁ、ようやく武蔵が参ります。開幕です。

12月21日(火)まで、チケット一般抽選販売申し込み受付中。詳細は公演公式サイトで確認を。

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