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阪元裕吾監督をフィーチャーした「TOHOシネマズ・ピックアップ・シネマ」が全席完売の大盛況!

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約6000人を動員した人気企画「10万分の1秒の音響映画祭」の成功も記憶に新しいTOHOシネマズが邦画、洋画問わず“いま、気になる映画・映画人”をピックアップして観客へ届ける「TOHOシネマズ・ピックアップ・シネマ」が12月21日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。

記念すべき第1回目となる今回、スポットを当てるのは映画監督・阪元裕吾。辻凪子との共同監督作品『ぱん。』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門グランプリに輝いた現在25歳の新進気鋭だ。この日はどちらも今年劇場公開され、映画ファンの熱い支持を集めた『ある用務員』と『ベイビーわるきゅーれ』が特別上映されたほか、阪元監督をはじめ、出演者の福士誠治、高石あかり、伊澤彩織が駆けつけ、トークショーを行った。

この日は売り出されたチケットが完売する盛況ぶり。満席になった場内を見渡し、阪元監督は「この景色は見たことがない。(客席を)見上げるのも初めてですし、気分が引くと言いますか」と恐縮しきり。福士から「監督、めちゃくちゃ挙動不審ですよ」とツッコミが入ると、「皆さん、ここ『マトリックス』じゃないですよ(笑)。やっと実感が湧いてきました。人生でも考えられない日」と喜びを新たにしていた。

『ある用務員』で主演を務めた福士は、「初めて主演をやらせていただき、僕にとっても今年は『ある用務員』イヤーだった」と強い思い入れ。過酷なアクションにもスタント無しで臨み、「毎日戦っていました。今日は階段から落ちてくれとか(笑)、ずっと筋肉痛で。僕にとってはありがたい挑戦でした」と振り返り、「こだわりのある監督。これからもっともっと作品を撮り、大きくなると思うので、同じスタートラインに立ち、切磋琢磨できる関係性でいたい。次会うときは『成長したな、福士』と言われたい」とさらなる共闘を誓った。

その『ある用務員』に登場する女子高生の殺し屋コンビを派生させ、主人公に迎えたのが『ベイビーわるきゅーれ』。高石&伊澤が続投しており、「ムチャぶりざんまい。セリフ合わせをしていても、現場に入ると変わるので」(高石)、「ベスト・オブ・ムチャぶりは歌ですね。急きょ2人で挿入歌を歌うことになって、すぐにボーカルレッスンに行った」(伊澤)と阪元監督の現場を回想。また、ファン待望の“続編”製作もサプライズ発表され、客席からは大きな拍手が。「銃で済ませちゃうシーンが多かったですけど、続編ではアクションもやりたいですね。筋肉をつけて、かっこいい姿を見せられれば」(高石)、「今度はスタントの面白い部分を出していきたいなと。監督とも話をしていて『トムとジェリー』の動画を送っています」(伊澤)を続編に向けた闘志を燃やしていた。

そんな2人のやりとりに、福士は「僕も出られるかな? どんな役でもいいです。あっという間に殺してください」と続編出演を狙い、猛アピール。阪元監督は「ひとことで言えば楽しい映画にしたい」と意欲を燃やし、「小さな規模で始まった作品が、こういう状態になったのも、ほんまに皆さんのおかげだと言わせてください」と改めてファンへの感謝を示していた。

取材・文・写真=内田涼

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