Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 2022年のお正月はアート三昧! 三が日から開いている美術館をご紹介

2022年のお正月はアート三昧! 三が日から開いている美術館をご紹介

アート

ニュース

ぴあ

『博物館に初もうで』曽我直庵筆≪龍虎図屛風≫(左隻)安土桃山~江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵

続きを読む

フォトギャラリー(7件)

すべて見る

明けましておめでとうございます。早速ですが、2022年の「アート初め」は、何を見ますか?  ここでは都内を中心に元日や1月2日からオープンしている美術館、展覧会をご紹介。初もうでに合わせて足を運んでみてはいかがでしょう?

※新型コロナウイルスの影響により、記事内の情報が変更になる可能性があります。事前に公式HP等で確認してからお出かけください。

六本木ヒルズ森タワー内の3施設は2022年も会期中無休でオープン。53階の森美術館では70代以上の女性アーティストたちによる『アナザーエナジー展』を開催中。確固たる自らの信念を貫き生涯をかけて歩み続けているアーティストたちの作品にパワーをもらえそう。

『アナザーエナジー展』フィリダ・バーロウ 《無題:キャンバスラック; 2018-2019》 2018-2019年 Courtesy: Hauser & Wirth 展示風景:「袋小路」ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(ロンドン)2019年 撮影:Damian Griffiths

52階の森アーツセンターギャラリーでは『書家 金澤翔子展 「つきのひかり」』(1月8日まで)、同じく52階の六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー では『サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史』(1月10日まで)を開催中。同じフロアにある「THE SUN & THE MOON cafe」では、サンリオ展とのコラボカフェメニューの提供も。

同じく六本木にあるサントリー美術館、虎ノ門にある大倉集古館は、1月2日(日)から開館。サントリー美術館で開催されている『千四百年御聖忌記念特別展 「聖徳太子 日出づる処の天子」』では、太子の生涯をたどりながら、1400年の時を経て、今なお人々に親しまれる太子信仰の世界を紹介。大倉集古館では、孤独と酒を最良の友とした異色の水墨画家・篁牛人の画業を展観する『生誕120年記念 篁牛人展』を開催中。

上野エリアも1月2日(日)から開館。2022年に創立150周年を迎える東京国立博物館では、恒例の正月企画「博物館に初もうで」を開催。本館特別1室・特別2室では、特集『今年はトーハク150周年!めでタイガー!!』と題し、虎の多様な表現とともに、そこに込められた想いを紹介。 2日(日)、3日(月)は上野公園内にある寛永寺根本中堂で、根本中堂中陣および四天王像、十二神将像、宝物の特別公開も実施される。入館はオンラインによる事前予約(日時指定券)推奨のため、事前にご予約を。

「博物館に初もうで」柴田是真筆≪漆絵画帖≫明治時代・19世紀 東京国立博物館蔵

国立科学博物館では、『特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語』を開催中。外側からはうかがい知ることのできないミイラの謎を解き明かし、古代エジプト人の生き様や文化を公開している。こちらも事前に日時指定予約が必要。

上野の森美術館では、透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描くという、独自の斬新な手法で注目を集める現代美術家・深堀隆介の個展『深堀隆介展 「金魚鉢、地球鉢。」』を開催中。

『深堀隆介展』深堀隆介 丹塗り椀 更紗2011年

六本木、上野エリア以外の美術館も1月2日(日)から続々とオープン。丸の内の三菱一号館美術館では、イスラエル博物館の所蔵作品69点で印象派の光の系譜をたどる『イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜』展を、東京駅構内にある東京ステーションギャラリーは、日時指定の事前予約制で『ハリー・ポッターと魔法の歴史』を開催中。世界的人気を誇るファンタジー文学「ハリー・ポッター」でハリー・ポッターが学んだホグワーツ魔法魔術学校の科目に沿って、薬草学、錬金術、天文学などに関する貴重な資料を公開する。

「お正月は江戸博へ」と題し、1月2日(日)よりお正月の特別開館を行っているのは両国の東京都江戸東京博物館。1月2日(日)、3日(月)は常設展示室の観覧無料、さらに常設展示室の来場者先着500名に「初夢と宝船絵」(複製)刷物のプレゼントが! イベントとしては「正月寄席 箏と尺八の演奏」や学芸員による企画展『徳川一門―将軍家をささえたひとびと―』の展示解説が行われる。

「えどはくでお正月」「初夢と宝船絵」刷物イメージ

清澄白河にある東京都現代美術館も1月2日(日)から事前予約推奨で開館。映像と彫刻を組み合わせた「ヴィデオ彫刻」で知られる久保田成子の大規模個展、アートと音楽の交差点から作品を発表し、革新的な活動を続けてきたクリスチャン・マークレーの国内初の大規模個展、寒川裕人率いるアーティストスタジオ・ユージーン・スタジオの個展の3つの企画展と、私たちの生活を一変させたコロナ禍や、世界規模で開催されてきたオリンピック、なにげない日常などを背景に日々制作された作品を紹介するコレクション展『MOTコレクション Journals 日々、記す vol.2』を観ることができる。

『記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol. 18』潘 逸舟《トウモロコシ畑を編む》2021年 (c)Han Ishu, courtesy of ANOMALY

そのほか、『記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol. 18』などを開催中の東京都写真美術館(恵比寿)、東京国立近代美術館(竹橋)の『柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年』、土日祝・会期最終週は事前予約が必要なBunkamuraザ・ミュージアム(渋谷)の『ザ・フィンランドデザイン展』などが1月2日(日)から開館している。

また、横浜エリアのそごう美術館は元日も開館。『ムーミン コミックス展』を開催中で、日本初公開となる原画やスケッチなど280点あまりを公開している。

箱根・ポーラ美術館は年中無休で開館。開催中の展覧会『ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?』では、アメリカの現代美術の第一線で活躍を続けている、女性アーティスト、ロニ・ホーンの近年の代表作であるガラスの彫刻作品をはじめ、1980年代から今日に至るまでの、約40年間におよぶ活動を紹介。同じく箱根にある岡田美術館は1月2日(日)より開館。『The SAMURAI -サムライと美の世界-』と題して武士をテーマとする絵画や工芸品を約30件展示している。

『ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?』《ウェル・アンド・トゥルーリー》2009-2010年 10点組、 鋳放しの鋳造ガラス 個人蔵 展示風景:「ウェル・アンド・トゥルーリー」ブレゲンツ美術館(オーストリア) 2010年 Photo: Stefan Altenburger (C) Roni Horn

ここで紹介した以外にも、首都圏では多くの美術館が4日頃からオープン。新型コロナウイルス感染防止のため事前予約が必要な展覧会も。必ず事前にHPなどで確認し、マスクの着用など感染予防対策をして出かけよう。

フォトギャラリー(7件)

すべて見る