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ダン・スティーヴンス、「アイム・ユア・マン」で“ラブストーリーの相手役”を風刺

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ナタリー

「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」より、ダン・スティーヴンス演じるトム。

「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」より、キャストのダン・スティーヴンスのインタビューコメントが到着した。

本作は、ベルリンで楔形文字の研究に没頭する学者アルマと、「アルマを幸せにすること」というミッションを課された高性能アンドロイド・トムの関係を描くドイツ発のラブロマンス。「美女と野獣」「ダウントン・アビー」のスティーヴンスがトム、「es[エス]」のマレン・エッゲルトがアルマを演じた。

スティーヴンスは「監督と最初に話したのは、トムがどんなロボットなのかということよりも、どんな人間になろうとしているのか、ということでした。『ラブストーリーの相手役』というもの、トムが認識している理想のパートナー像を風刺しようと考え、結果としてとても楽しく、面白く、軽快なキャラクターができあがりました」と振り返る。

英国出身のスティーヴンスは「個人的には何かしらの形でまたドイツで仕事することを願っています」「近年、ストリーミングが増え、外国語ドラマの人気が高まった気がします。多くの人が字幕のハードルを乗り越えたのではないでしょうか。私は今『イカゲーム』を観ています。みんなそうでしょう」とコメント。「確かギレルモ・デル・トロだったと思うのですが、『どの映画も誰かにとっては外国のもの。だから国際映画と考えるべき』と言った人がいました。この言葉の通り、外国映画は外国語の映画ではありますが、決して異世界のものではありません。それは単に物語であって、世界中で少しずつ違う言語で物語が語られているだけの話です」と述べ、「ここ数カ月で、この作品が多くの言語に訳され、多くの国々で公開されたことは非常に喜ばしいことです。この作品に携われたこと、そしてこの作品が皆さんに愛されていることを大変うれしく思います」と思いを伝えた。

マリア・シュラーダーが監督した「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」は1月14日に東京・新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国で公開。

(c) 2021, LETTERBOX FILMPRODUKTION, SÜDWESTRUNDFUNK