北斎、広重にゴッホ、総勢70名の作家による浮世絵とジャポニスムの名品が一堂に 1月12日より『ジャポニスム―世界を魅了した浮世絵』展開催
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葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》天保2-4年(1831-33)頃 個人蔵
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すべて見る世界中に広がったジャポニスムの熱狂を通して、浮世絵の魅力を探る展覧会『ジャポニスム―世界を魅了した浮世絵』が、1月12日(水)より千葉市美術館にて開催される。
19世紀後半から20世紀初めにかけて、大量に海を渡った日本の美術工芸品は、西洋の美意識に大きな影響を与え、この動向は「ジャポニスム」と呼ばれ欧米を中心に世界中へ広がっていった。特に北斎をはじめとする当時の浮世絵版画は、多くの西洋画家たちに直接影響を与えたことが知られている。
同展では、ゴッホやロートレックといった画家たちが、浮世絵から取り入れたといわれている構図や視点、色彩といった多角的なテーマで、ジャポニスムを検証。西洋の芸術家たちが浮世絵に出会ったとき、何を新しいと感じ、自らの芸術に取り入れようとしたのか。メトロポリタン美術館、プーシキン美術館を筆頭に欧米、ロシアからジャポニスムの作品を加えた約220点を展示し、現代では当たり前のように見てしまっている浮世絵の特性や魅力の再検証を試みる。
【開催概要】
『ジャポニスム―世界を魅了した浮世絵』
会場:千葉市美術館
会期:2022年1月12日(水)~3月6日(日) ※会期中展示替えあり
時間:10:00~18:00、金土は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
休館日:2月7日(月)
料金:一般1,500円、大学800円
美術館公式サイト:https://www.ccma-net.jp/
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