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スペノ「ウエア」「ハワワ」開幕に原作・池田亮「スペノだからこそ描けるもの」

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スペースノットブランク「ウエア」より。(撮影:高良真剣)

スペースノットブランク「ウエア」が、本日1月7日に東京・こまばアゴラ劇場で開幕する。

これは、スペースノットブランクによる2作品「ウエア」と「ハワワ」を同会場で上演する企画。いずれも、ゆうめいの池田亮が原作と美術、額田大志が音楽、スペースノットブランクの小野彩加と中澤陽が演出を担う。2作品とも同じ世界観を共有しており、「ウエア」では映像制作会社、「ハワワ」ではネットカジノを舞台にした物語が展開する。

池田は、まず“原作”としての自身の仕事について「スペースノットブランクからの依頼をきっかけに書いた小説や撮影編集した映像などを全てミックスして作り上げた容量3GBぐらいの物語でして、1年以上かけて描きました。この原作はスペースノットブランクのみに公開し、舞台作品に変換してくれています。『ウエア』は再演であり、『ハワワ』は新作です」と明かす。さらに「考えたくなくても考えてしまう、自分自身に大きく嫌悪感を感じながら嫌悪感の先を探る作品となったので、正直、あまり他の人には見せたくない原作をスペースノットブランクだけには見せることができました。それが舞台作品に変わるから平気と油断していましたが、よりぶちまけられている気もします。稽古や通しをみて先ず思ったのが『他人に見せたくない部分を、よくもこんなことにしてくれるな』という感動なのか羞恥なのか、自分が考えに考えて描いたものの先に連れて行かれた感覚でした。ゆうめいで描くものとは当然異なる、スペースノットブランクだからこそ描けるものをお楽しみください」と思いを述べた。

「ウエア」の上演時間は約1時間15分。「ウエア」は15日まで。15日に「ウエア」と「ハワワ」の通し上演が実施されたあと、「ハワワ」は23日まで上演される。

池田亮コメント

昨年12月29日までザ・スズナリにてゆうめい「娘」を上演しておりましたが、年末休む間も無く、1月7日からスペースノットブランク「ウエア」が、1月15日から「ハワワ」が始まります。自分は原作・美術という形で参加しておりまして「原作とは何か?」と思われる方もいらっしゃると思いますので説明します。

スペースノットブランクからの依頼をきっかけに書いた小説や撮影編集した映像などを全てミックスして作り上げた容量3GBぐらいの物語でして、1年以上かけて描きました。この原作はスペースノットブランクのみに公開し、舞台作品に変換してくれています。「ウエア」は再演であり、「ハワワ」は新作です。

スペースノットブランクによる演出により、物語をバラして編集した感じだと思われるかもしれませんが、実際の上演はかなり忠実かつイメージが拡張された内容となっております。「ウエア」「ハワワ」は自分が抑制していたものを曝け出す感覚で執筆と創作をしてきました。

考えたくなくても考えてしまう、自分自身に大きく嫌悪感を感じながら嫌悪感の先を探る作品となったので、正直、あまり他の人には見せたくない原作をスペースノットブランクだけには見せることができました。それが舞台作品に変わるから平気と油断していましたが、よりぶちまけられている気もします。稽古や通しをみて先ず思ったのが「他人に見せたくない部分を、よくもこんなことにしてくれるな」という感動なのか羞恥なのか、自分が考えに考えて描いたものの先に連れて行かれた感覚でした。

ゆうめいで描くものとは当然異なる、スペースノットブランクだからこそ描けるものをお楽しみください。

スペースノットブランク「ウエア」「ハワワ」

2022年1月7日(金)~23日(日)
東京都 こまばアゴラ劇場

原作・美術:池田亮
演出:小野彩加、中澤陽
音楽:額田大志

「ウエア」

2022年1月7日(金)~15日(土)

出演:荒木知佳、古賀友樹

「ハワワ」

2022年1月15日(土)~23日(日)

出演:大須みづほ、古賀友樹、鈴鹿通儀、奈良悠加