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「hana-1970、コザが燃えた日-」に向け、松山ケンイチら沖縄取材の様子を公開

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ナタリー

「hana-1970、コザが燃えた日-」沖縄取材の様子。

1月9日に開幕する「hana-1970、コザが燃えた日-」より、ORANGE RANGEのRYOが脚本に寄せた感想と、キャストの松山ケンイチと岡山天音による沖縄取材の様子が公開された。

松山が主演を務める「hana-1970、コザが燃えた日-」は、返還直前の沖縄に生きる人々の姿を描く作品。松山と映画「天の茶助」で共演しているRYOは畑澤聖悟による脚本について、「作品の最初のところは知っている言葉、知っている街の名前がよく出て来て、何だか嬉しくなりました」と述べ、さらに「ストーリーが進むに連れて登場人物の心境や立場が分かってきて、僕はその時にはすっかり作品の世界に入り込んでいて、最後には涙が流れていました。地元の僕ですらこんなにも複雑な時代を、どう表現していいか分からないくらいなのに、しっかり作品として完成されている事に、驚きとリスペクトすら感じています。とても素晴らしい作品でした」と感想を語った。

また稽古に先立ち沖縄を訪れた松山は、取材を振り返り「僕自身は仕事でしか沖縄を訪れたことがありませんし、沖縄をリゾート地だと思ったことは一度もありません。学ぶほどにつらい歴史もある島々ですが、ちむぐくる(真心)といちゃりばーちょーでー(一度会ったらみな兄弟)を大事にする現地の方々は、僕が訪れたときも温かく迎えてくださいました。いろいろな感情を知っているからこそ、あの場所からは音楽をはじめ、いろいろな感情を伝える文化が生まれたのだと思います。この舞台もそうなるように努めます」と思いを語る。

岡山は「コザでは現地の方に説明していただきながら、コザ騒動があった場所などをめぐりました。あの騒動を実際に体験された方のお話を伺うことで、自分の中に重く残るものもありました。そこには今まで自分が知ることのなかった沖縄像がありましたし、この作品と根底でつながるものを感じます。それがどういうふうに芝居の中に流れ込んでいくのか、自分自身も楽しみにしています」と意気込みを述べた。

「hana-1970、コザが燃えた日-」は1月9日から30日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、2月5・6日に大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、10・11日に宮城・多賀城市民会館で行われ、演出を栗山民也が担当する。

「hana-1970、コザが燃えた日-」

2022年1月9日(日)~30日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

2022年2月5日(土)・6日(日)
大阪府 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

2022年2月10日(木)・11日(金・祝)
宮城県 多賀城市民会館

作:畑澤聖悟
演出:栗山民也
出演:松山ケンイチ、岡山天音、神尾佑、櫻井章喜、金子岳憲、玲央バルトナー、上原千果、余貴美子

(c)ホリプロ