ピーター・ボグダノヴィッチが死去、「ラスト・ショー」「ペーパー・ムーン」など監督
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ピーター・ボグダノヴィッチ(写真提供:Sthanlee Mirador / Sipa USA / Newscom / ゼータ イメージ)
「ペーパー・ムーン」などで知られる映画監督のピーター・ボグダノヴィッチが、アメリカ現地時間1月6日にロサンゼルスの自宅で自然死により死去したとIndieWireなどが報じた。82歳だった。
1939年に米ニューヨーク州で生まれたボグダノヴィッチ。1950年代から俳優として舞台やテレビに出演したのち、映画批評の執筆活動を経て、1968年に「殺人者はライフルを持っている!」で劇場映画監督デビューを果たす。1971年の「ラスト・ショー」は第44回アカデミー賞で作品賞、監督賞など6部門にノミネートされ、ベン・ジョンソンが助演男優賞、クロリス・リーチマンが助演女優賞を受賞。1973年には詐欺師の男と母親を亡くした少女の旅路を描く「ペーパー・ムーン」を発表し、第46回アカデミー賞で当時10歳のテータム・オニールに助演女優賞をもたらした。
そのほか1980年代にオードリー・ヘプバーンを主演に迎えた「ニューヨークの恋人たち」、実在した青年ロッキー・デニスの生涯を描いた「マスク」、2001年に未解決事件を題材としたミステリー「ブロンドと柩の謎」、2014年には自身最後の劇映画となった「マイ・ファニー・レディ」を監督。2018年にはバスター・キートンのドキュメンタリー「The Great Buster(原題)」を手がけた。
(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)