シドニー・ポワチエが94歳で死去、黒人として初めてアカデミー賞主演男優賞を受賞
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シドニー・ポワチエ（写真提供：KENNELL KRISTA / SIPA / SIPA / Newscom / ゼータ イメージ）
俳優、映画監督のシドニー・ポワチエが死去したことをIndieWireなどが報じた。94歳だった。
1927年2月20日にアメリカ・フロリダ州マイアミで生まれたポワチエは1940年代にアメリカン・ニグロ・シアターに入団。1950年代から映画に出演し始め、1963年の「野のユリ」で黒人俳優として初めてアカデミー賞の主演男優賞を受賞した。プレゼンターの女優アン・バンクロフトはオスカー像贈呈の際、ポワチエの頬に軽くキスをしたが、これは公民権運動の真っただ中にあった当時のアメリカで保守派の怒りを買ったという。
そのほかの主な出演作は「暴力波止場」「手錠のまゝの脱獄」「いつか見た青い空」「砦の29人」「夜の大捜査線」「招かれざる客」「リトル★ニキータ」「影なき男」「ジャッカル」など。「ブラック・ライダー」「ハンキー・パンキー」「ゴースト・パパ」などで監督も務めた。
（情報提供：IndieWire / VM / ゼータ イメージ）