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「新聞記者」米倉涼子と綾野剛が若い世代へ助言、横浜流星も等身大のエール送る

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ナタリー

Netflixシリーズ「新聞記者」ワールドプレミアイベントにて、左から藤井道人、綾野剛、米倉涼子、横浜流星。

Netflixシリーズ「新聞記者」のワールドプレミアイベントが本日1月10日に東京・イイノホールで行われ、キャストの米倉涼子、綾野剛、横浜流星、監督の藤井道人が登壇した。

東都新聞社会部記者が政府の汚職疑惑に挑んでいくさまが描かれる本作。“新聞業界の異端児”と呼ばれる主人公・松田杏奈を米倉、理想を抱きつつ組織に翻弄されるエリート官僚・村上真一を綾野、新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮を横浜が演じる。

成人の日にちなみ、イベントでは“今何かに挑戦しようとしている”観客たちの質問に答えるコーナーを実施。学生から進路の悩みをぶつけられると、米倉は「私はこの仕事が天職なのか確信したことはないんです。それに隣の芝が青く見えるタイプ。自分に向いてないのかな?となっても、超えてやろう!と思いながら生きています」と答える。さらに「どんな居場所でも楽なことはきっとない。壁に当たって、泥まみれになったほうが大人になったときに楽になる気がする」と自身の経験を織り交ぜてアドバイスした。横浜も「自分の代わりなんていくらでもいるので、自分も10代の頃は(他人と)比べてしまうことがあって。でも時間はどんどん過ぎていくので、落ち込んでる暇も比べる暇もなくて、全力を尽くしているうちに、そういうことは考えなくなりました。応援しています!」と質問者の背中を押す。

綾野には、日々レッスンに励む“役者の卵”から「台本の読解で何を重要視しているか?」という質問が。綾野は「好きなふうに読むのがいいと思います。脚本は数学のように答えがあるものではないので、今日まで生きてきて体感してきたことだけで読んでいい。『僕はこう思った』という部分がより大事だと思います」と助言を贈る。そして本作に絡めて「村上から何かを発信していくというより、最終的には未来を生きる若者でもある亮に行き着くにはどうしたらいいかと考えて役を生きていました」と具体的なプランを明かした。

藤井組に初参加となった米倉は「どういう撮影スタイルかわからないまま飛び込んで、本当にドキドキしました。スタッフさんも若い方が多く、最年長に近いくらいの年齢なのに引っ張っていけない自分がいて。粘り強さでは右に出る者がいない藤井監督、つらいときもありました(笑)。けれどこの監督に委ねようと思ったのは、どんな質問にもすぐ返ってくる、意見がある。そんな監督に出会えて幸せでした」と新たな挑戦を振り返った。

映画「新聞記者」に引き続きメガホンを取った藤井は「コロナ禍で一丸となって作り上げ、1人の人間としてどう生きるのか真摯に向き合って、素晴らしい俳優とスタッフとともに妥協なく作り上げた作品です」と胸を張る。綾野は「本作にとって一番大切な部分を、僕たちはきっと横浜流星という役者に託したんだなと改めて思いました。それぞれいろいろな見方がありますが、楽しんでいただけたら幸いです」と若い世代へバトンを託した。

Netflixシリーズ「新聞記者」は、Netflixで1月13日に全世界同時独占配信。