藤原季節×長尾卓磨のヒューマンドラマ「中村屋酒店の兄弟」劇場公開
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「中村屋酒店の兄弟」
藤原季節と長尾卓磨の共演作「中村屋酒店の兄弟」が、3月4日に東京・シネクイントでレイトショー先行公開。3月18日より全国で順次上映されることがわかった。
町の酒屋を舞台にした本作は、東京から実家に戻ってきた弟と親が経営していた酒屋を継いだ兄の姿を通じて、家族の距離が描かれるヒューマンドラマ。第13回田辺・弁慶映画祭のTBSラジオ賞、第30回東京学生映画祭のグランプリなど、数々の国内映画祭で賞に輝いた。
俳優としても活動しており、独学で脚本を執筆し初監督を務めた白磯大知は「今とは違うあの頃の感覚、あの頃のスタッフ、キャスト、映画という残り続けるものの良さを噛み締めながら、多くの方々に届くことを祈っております」と心境をつづる。藤原、長尾から届いたコメントは下記の通り。
藤原季節 コメント
監督の白磯大知は映画「中村屋酒店の兄弟」を撮り終えてから、ロケ地の中村屋酒店さんの閉店を追ったドキュメンタリーを撮った。中村屋酒店が無くなったとしても、決して無くならない“何か”を撮りたかったんだと思う。撮れたんだと思う。撮れたから、こうして劇場公開まで伝わったんだと思う。ここまで尽力してくださった皆様に感謝しかありません。僕は長尾卓磨さんと兄弟を演じましたが、今では白磯大知を含めて三兄弟だと思ってます。ウチの末っ子の大切な作品、よろしくお願いします。
長尾卓磨 コメント
「中村屋酒店の兄弟」は失われゆく古き良き酒屋さんの姿を残したいという監督の想いから始まった映画でした。実際、撮影で使わせていただいた中村屋酒店は撮影後閉店し更地になりました。今またこうして上映の機会をいただき、その佇まい、店の匂いがたちのぼってくることを、そして多くの皆様にご覧いただける機会をとてもうれしく思います。映画の佳さを体感していただける白磯大知初監督作品です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
白磯大知 コメント
初めて撮った映画「中村屋酒店の兄弟」が今改めてスクリーンで上映出来ること、とても光栄に思います。映像のない真っ暗な状態でのスピンオフラジオドラマから始まる、物語。映画館だからこそ、ここまで作品に没頭出来るのだと思います。
今とは違うあの頃の感覚、あの頃のスタッフ、キャスト、映画という残り続けるものの良さを噛み締めながら、多くの方々に届くことを祈っております。是非スクリーンでご覧ください。
(c)『中村屋酒店の兄弟』