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映画監督の井上昭が93歳で死去、時代劇を中心に活躍

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井上昭

映画監督の井上昭が、脳梗塞と肺炎のため1月9日3時12分に京都・京都市内の病院で死去した。93歳だった。

1928年に京都府で生まれた井上は同志社大学卒業後、大映京都撮影所に入社。溝口健二や森一生のもとで助監督を務めたあと、1960年に映画「幽霊小判」で監督デビューを果たす。その後、「座頭市二段斬り」や「眠狂四郎 多情剣」などを監督。大映退社後はテレビドラマを中心に活動し、田村正和が主演を務めた「眠狂四郎」や藤田まこと主演の「剣客商売」などで演出を担当した。

2010年代には、時代劇専門チャンネルのオリジナル時代劇である「鬼平外伝」シリーズ4作品や「遅いしあわせ」「冬の日」「橋ものがたり 小ぬか雨」を監督。中村梅雀、柄本佑、安藤サクラをキャストに迎え2021年の夏に撮影した「殺すな」が最後の監督作となった。葬儀告別式は1月12日に家族のみで執り行われており、弔問、弔電、供花、香典等は辞退するとのこと。

なお「殺すな」は1月28日より全国のイオンシネマ89館で上映され、2月1日の19時から時代劇専門チャンネルでテレビ初放送される。