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「ミナリ」と「パラサイト」は真逆?映画やドラマ通して韓国のリアルを考察する書籍

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「韓国カルチャー 隣人の素顔と現在」書影

書籍「韓国カルチャー 隣人の素顔と現在」が明日1月17日に発売される。

本書では、近年話題となった映画、ドラマ、小説などを通じて韓国のリアルな姿を考察。韓国人にとっての“パワーワード”である「ヒョン(兄)」の意味、一般富裕層とは違う財閥の役割、挨拶代わりの「ごはんを食べましたか?」という問いかけなど、さまざまな文化を掘り下げていく。

登場する作品は、映画化もされた小説「82年生まれ、キム・ジヨン」や、映画「南部軍~愛と幻想のパルチザン~」「ミナリ」「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」「パラサイト 半地下の家族」、ドラマ「サイコだけど大丈夫」「愛の不時着」「梨泰院クラス」「Mine」「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」「賢い医師生活」、小説「もう死んでいる十二人の女たちと」「こびとが打ち上げた小さなボール」「野蛮なアリスさん」など。「キム・ジヨンはなぜ秋夕の日に憑依したか?」「性的マイノリティと梨泰院」「『ミナリ』は『パラサイト』とは真逆の映画かもしれない」といったテーマを、著者の伊東順子が解説している。

思想家の内田樹は「映画やドラマを見て、そこそこ隣国のことをわかった気持ちになっていたけれど、この本は韓国のほんとうにわかりにくいところ、『字幕にできない』ことをていねいに教えてくれる」と推薦コメントを寄せた。